イヤーピース

【コンプライ おすすめイヤーピース徹底レビュー】コンプライ製イヤーピースの装着感と音質の違いを比較!対応イヤホンや付け方もご案内

完全ワイヤレス時代の流れに逆行するように、近ごろはめっきりワイヤードイヤホンに夢中のチャンス(@kachishare)です。

オーディオ機器って高いですよね。家電量販店でふと試聴してみて「いいなぁ、このサウンド。どれどれ値段は・・・5万円!!」みたいなことはザラで、即刻諦めますねw

そんな僕にとってイヤーピースの交換は、リーズナブルにイヤホンの音質を改良できる心強いアイテムです。その中でも特に重低音を効かせて音楽を楽しみたいときに使うのが、決まってコンプライ™製のイヤーピース。コンプライ™製を着けると手持ちのイヤホンが別のイヤホンに転生します。間違いありません。

とにかく手軽で気軽、そしてリーズナブルにイヤホンの音質を劇的変化させるならコンプライ™のイヤーピースは鉄板です。

そんなわけで今回はイヤーピース界のキング、コンプライ™製イヤーピースを徹底比較します!





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コンプライとは?

コンプライ公式サイト
出典:Hearing Components社

コンプライ™は1990年創立のHearing Components社を立ち上げたRobert Oliveira博士によって開発されました。

優れた技術力に裏打ちされた高性能な低反発ポリウレタンフォームチップがコンプライの魅力で、多くのイヤホンメーカーの製品の付属品に採用されています。米軍御用達でもあることからも、その品質の高さが窺い知れます。

 

コンプライのイヤーピース

コンプライ「低反発ポリウレタン」の性能についての図解出典:Comply™

定番イヤーピースといえば「コンプライ™」という認識がイヤーピース業界の共通認識です。その地位を確固たるものにしている理由は、独自開発の「低反発ポリウレタン」から作られるフォーム製イヤーピースのクオリティの高さにあります。

コンプライ™の低反発ポリウレタンの凹み具合

左が通常の状態で右が指でグッと潰した状態。ゆっくりと時間をかけて元に戻ります。

コンプライ™のイヤーピースは体温で柔らかくなって耳の穴にピタッとフィットするようになっていて、さらに雑音軽減技術が音漏れや騒音をシャットアウトするノイズキャンセル的な性能を発揮します。加えて吸水速乾性に優れているので、耳の穴の通気を邪魔せず汗をかいても蒸れないなど、多くの素晴らしい機能が備わっています。

その中でも特筆すべきはウレタン製にも関わらずシリコン製イヤーピースの性質も兼ね備えていること。つまりシリコン製の得意分野である中音域から高音域にかけての音質も良好ということで、良いとこ取りの音質無双感が半端ないイヤーピースということになります。多くの愛好家に支持されているのは、このためですね。

 

コンプライ イヤーピースのタイプごとの性能

コンプライ イヤーピースのタイプ別比較分布図

公式サイトの情報を参考に作成

「遮音性(低音)」と「快適性」に基づいてコンプライ™のイヤーピースラインナップを位置付けると、上のような感じになります。

一般的に遮音性が高いということは低音がより強調される傾向にあるので、ここでは「遮音性が高い=低音が強調されている」としました。

コンプライ™独自の「低反発ポリウレタン」によって遮音性が高く低音がパワフルであることは全製品に共通していますが、快適性の点でバラつきが見られますね。

 

コンプライ イヤーピース「X-type」について

コンプライの「Ts-type」と「Tsx-type」の比較

「X-type」とは「T-type」と「Ts-type」に用意されている「耳垢ガード」付きのイヤーピースで「Tx-type」や「Tsx-type」と表記されます。上の画像を見てもらうと分かるように左側のイヤーピースの中が白くなっていますが、これが「耳垢ガード」なんです。

実際に聴き比べてみましたが、音質や装着感といった性能面で差は感じませんでした。むしろ「耳垢ガード」が付くことで価格が800円も跳ね上がるので、「耳垢ガード」に必要性を感じなければあえて買う理由はないかなぁというのが僕の見解です。

 

イヤホンに合うノズルタイプの調べ方

コンプライ公式サイトの自分に合ったイヤーピースを見つけてくれるサービスの場所を指し示している

お手持ちのイヤホンがコンプライ™製イヤーピースの内、どのノズルタイプに合うか分からないときは便利なコンプライ™提供の検索ツールを使いましょう。

手順は簡単!コンプライ™の公式サイトにある「お持ちのイヤホンに合うComply™を見つける」という黄色ボタンがあるので、クリックしましょう。するとイヤホンのブランド選択画面に切り替わるので、あとは画面表示に従って「ブランド名」「お手持ちのモデル」を入力するだけです。

コンプライ™製イヤーピース購入の前には、一度チェックしておくことをおすすめします!

 

イヤーピースの取り外し方

イヤーピースの取り換え方についてもザッと紹介しておきましょう。

上の動画のように、イヤーピースの交換は非常にシンプルなんです。

製品によって多少の違いはあっても、基本的には同じなのでご安心を。

イヤーピース部分を軽くつまんで捻るだけでポロッと外せますよ!

 

コンプライ イヤーピース「T-Type」

コンプライ「Tシリーズ」商品パッケージ出典:Amazon.co.jp

装着感

イヤーピースをグッと潰して耳の穴に入れると徐々に広がって耳の穴にグッと密着しますが、しっかり固定されたようなグリップ感が得られます。耳からイヤホンがポロッと落ちてしまうような不安感から解放され、音楽鑑賞に集中できますよ、このグリップ力は。

お手持ちのイヤホンに対応しているか判断するにはノズルタイプを確認する必要があります。「T-type」のノズルタイプは100・130・150・160・167・200・400・500とコンプライ™製イヤーピースの中で最も幅広く対応しています。

 

音質

しっかりしたグリップ感と独自のウレタンのおかげで、音質は別のイヤホンで聴いているかの如く変化します。特に重低音の変わり様が凄まじく、「ヘッドホンか!?」と錯覚するような力強い重低音が生まれます。

イヤーピース交換でこれほど大きな変化を生み出せるのは、コンプライ™製の成せる業ですね。

 

 

コンプライ イヤーピース「Ts-Type」

コンプライ「Tsシリーズ」商品パッケージ出典:Amazon.co.jp

装着感

Ts-type」はアジア人向けのフィット感を謳っていて、形状も「T-type」のような筒状ではなく、コロッとした球状になっています。

フィット感は「T-type」同様、しっかりした印象で、心地よさは謳い文句通り「Ts-type」の方が良好に感じました。

ノズルタイプは100・200・400・500と大半のイヤホンに対応しています。

 

音質

ヘッドホン張りの重低音はコチラも健在です。確信的に重低音の違いを感じられるから言えますが、重低音を重視したいならコンプライ™の右に出るイヤーピースは存在しないと思います。それくらい強力に重低音が活きます。

遮音性が非常に高いので音量はいつもより小さめに設定するとちょうど良いでしょう。音漏れがかなり抑えられている証ですね。

 

 

コンプライ イヤーピース「P-Type」

コンプライ「Pシリーズ」商品パッケージ出典:Amazon.co.jp

装着感

先に掲載した分布図を見てもらうと分かるように「P-type」は他のイヤーピースに比べて快適性(着け心地)で劣ります。ちょっと窮屈な感じがする印象を受けました。痛みを伴うものではありませんが他のタイプに劣ることは否めません。

ノズルタイプは100にしか対応していないので注意が必要です。

 

音質

このイヤーピースはプロフェッショナルユースを想定していますが、それだけに「T-type」「Ts-type」をさらに上回る遮音性の高さが感じられます。装着感を犠牲にしただけありますよ。

残念ながらノズルタイプが100サイズしかないので対応イヤホンは限られてしまいますが、重低音好きには垂涎の一品に仕上がってます!

 

 

コンプライ イヤーピース「Tw-Type」

コンプライ「Twシリーズ」商品パッケージ出典:Amazon.co.jp

装着感

ワイヤレスイヤホン対応型のイヤーピースで、耳へのフィット感を強く意識した設計になっています。そのためイヤホンが外れにくく、快適な着け心地が実現していますよ。

ノズルタイプは200・400・500と思いのほか幅広く対応しています。

 

音質

装着感をワイヤレスイヤホン向けにしたことで、遮音性能が下がってしまっているのが残念なポイントです。もちろんコンプライ™らしいサウンドは感じられますが、他のイヤーピースの重低音と比較すると力不足ですね。

 

 

コンプライ イヤーピース「SPORT PRO」

コンプライ「SPORT PRO」商品パッケージ出典:Amazon.co.jp

装着感

先に掲載した分布図では快適性が「Ts-type」や「Tw-type」に劣るとありますが、実際にはそれほど差は感じません。スポーツ向けなので「汗ガード」が付いていますが装着感に悪影響は無く、むしろ運動時に最適です。コンプライ™自慢のグリップ感も健在なので、どんな状況にも対応できるスペックを誇っています。

Mサイズしか提供されていないことが欠点として挙げられますね。

ノズルタイプは200・400・500に対応しています。

 

音質

音質についても「T-type」「Ts-type」に引けを取らないダイナミックな低音域を感じられます。特に「SPORT PRO」はスポーツ時の利用を想定していますが、これだけの重低音が響けばアクティブに動いていてもしっかりと音を拾うことができます。

ちなみに僕はローイングマシーンを使用している際に使ってみましたが、遮音性能の高さのおかげで安定したダイナミックサウンドを楽しむことができました!

運動と音楽を愛する人は必携ですよ!

 

「SPORT PRO」がスポーツ向け最強イヤピである所以

「Powerbeats Pro」を使って「SPORT PRO」の良さについて検証した記事を公開中です。シリコン製イヤーピース、コンプライ定番モデル「Tsシリーズ」との比較で「SPORT PRO」がスポーツに最適なことが分かりました。運動中に音楽を聴いている方、必見です。

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コンプライ イヤーピース徹底比較|まとめ

「【コンプライ イヤーピース徹底レビュー】コンプライ製イヤーピースの装着感と音質の違いを比較!対応イヤホンや付け方もご案内」と題して、コンプライ™製イヤーピースを紹介してきました。

 

コンプライ製イヤーピースを総括

コンプライ イヤーピースのタイプ別比較分布図

スタンダードで最もバランスが取れているのは「T-type」と「Ts-typeでしょう。

ワイヤレスイヤホンを使用していてイヤホンの落下を不安視するなら「Tw-typeが適当になりますし、運動時に利用するニーズがあるなら「SPORT PROが最適でしょう。

P-type」は音質を最重要視するなら迷わず選ぶべきモデルです。

 

僕のおすすめ|「Ts-type」

それぞれ個性の光るイヤーピースでしたが、エントリーモデルとしてや全体的なバランスから「Ts-type」が一番気に入っています。

細かく見れば差はあるかもしれませんが、総じてコンプライ™製すべてが等しく全音域をさらなる次元に昇華させ、特に低音域には劇的な変化をもたらすことが確認できました。

これこそコンプライ™製イヤーピースに乗り換える最大の理由ですから、あとは装着感が最も日本人向けで、装着感と音質のバランスが最も取れている「Ts-type」こそイヤーピース初心者をはじめビギナー寄りのユーザーにとって最良の選択なんじゃないかなって思ってます。

 

1セットあたり1000円ほどで買えて、自前のイヤホンの音質が劇的に変化するカスタマイズ法は類を見ません。イヤーピース交換が「最も手軽で効果の高いイヤホンのカスタマイズ法」と称されるのも頷けます。

本当に気軽かつ手軽に手持ちイヤホンをより良いアイテムにブラッシュアップできるので、ぜひ機会があればチャレンジしてみてくださいね!

 

実力派イヤーピースは他にもあります!

コンプライ™がイヤーピースの全てじゃありません。final、SONY、クリスタルラインオーディオなど他にも実力派イヤーピースが存在します。

そうした選んでも損をしない実力派イヤーピースを一挙にご紹介する記事を公開しています!

コンプライ™「Ts-type」の購入に踏ん切りのつかなかったあなたは、他のブランドもチェックすると納得いく買物ができると思いますよ。

どれを取っても満足感が得られるラインナップになっているので、興味のある方はぜひ!

【2019年版】イヤーピース選びに迷ったらコレ!!初心者必見のおすすめイヤーピース6選

 

購入の際は、イヤホンのノズルタイプ(サイズ)を確認するよう注意してくださいね!

したっけ、チャンス(@kachishare)でした。

 

 

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