オリンピックの見逃し配信・未放送競技の配信を録画する!
本記事の想定読者
- 東京2020オリンピックの見たかった競技の放送を見逃してしまった・・・
- 見逃してしまった競技の放送を視聴する方法って?
- テレビでは放送されない競技を見ることってできる?
- 見逃した競技や未放送競技を録画する方法について知りたい

五輪のネット配信は「NHK特設サイト」がオススメ!
東京2020オリンピックのライブ配信をはじめ、見逃し配信やテレビ未放送の競技の配信など、包括的なオリンピックの動画を完全無料でウォッチするなら「NHK特設サイト」を利用するのがおすすめです。

動画のダウンロードができない
「NHK 東京2020オリンピックサイト」最大の欠点は、配信されているすべての動画のダウンロードが行えないことです。
4年に一度のスポーツの祭典、しかも日本人にとっては自国開催ということもあって、感動のシーンの数々を録画ダウンロードして永久保存しておきたいと思うのは自然な発想だと思います。
ただそれがNHK特設サイトでは叶わないのは、率直に言って残念です。

NHK東京2020オリンピックの動画を録画する裏ワザ
結論からお伝えすると、25年5月現在、NHK東京2020オリンピックサイトのすべての動画コンテンツは99.9%録画ダウンロード可能です。
その証拠として、実際にNHK東京2020オリンピックサイトを録画した動画サンプルをご覧ください。
今回ご紹介するテクニックを使えば、上の動画のようなクオリティでNHK東京2020オリンピックサイトの動画を録画することができます。

NHK東京2020五輪サイトの動画を録画する方法を解説
本記事では、東京2020オリンピックの競技内容を包括的に配信する「NHK東京2020オリンピックサイト」のすべての動画をパソコンで録画する方法について、詳しく解説します。
この方法はややトリッキーですが、それでもせっかくの東京五輪を記録に残しておきたいと願う方は、ぜひ参考にしてみてほしいと思います。
では早速、具体的な録画方法について見ていきましょう。
本記事の内容
オリンピックのライブ&見逃し配信を録画する方法|画面録画できない理由
ここでは東京五輪の動画配信サイト「NHK東京2020オリンピックサイト」の動画コンテンツを画面録画できない技術的な根拠について、見ていきます。
NHK特設サイトを録画することは、基本的に不可能
「NHK東京2020オリンピックサイト」の動画を録画することは、パソコン・スマホ・タブレット・HDDレコーダーなどあらゆる機器で行えません。
それは「HDCP」という不正に画面録画されないための防止技術が施されているためです。
HDCPとは?
HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)は、デジタルコンテンツの不正コピーを防ぐことを目的とした著作権保護技術です。
HDMI (HDCP対応) |
DVI-D (HDCP対応) |
DisplayPort (HDCP対応) |
VGA / D-sub (HDCP非対応) |
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〇 再生可能 |
〇 再生可能 |
〇 再生可能 |
× 再生不可能 |
これによりHDCP 対応のHDMI端子、DVI-D端子、DisplayPort端子から出力された映像や音声は暗号化されます。
そして暗号化された映像・音声を正しく再生するには、入力デバイス側もHDCP対応のHDMI、DVI-D、DisplayPortを搭載している必要があります。

NHK特設サイトを画面録画する裏ワザ
正攻法では太刀打ちできない「NHK東京2020オリンピックサイト」の不正コピーガードHDCPですが、実は特定のアイテムを用意すると、何の問題もなく画面録画できるようになるんです。
本記事ではこの特定のアイテムや、それらを使った動画の録画方法について、詳しくご紹介していきますよ。

オリンピックのライブ&見逃し配信を録画する方法|必要なもの
ここでは東京五輪の動画配信サイト「NHK東京2020オリンピックサイト」の動画コンテンツを画面録画するために用意すべきものについて、解説していきます。
「NHK東京2020オリンピックサイト」を画面録画するには、下記のものを揃えましょう。
ビデオキャプチャ
まず今回ご紹介するテクニックで肝となるキーアイテムが「ビデオキャプチャ」です。
デジタルコンテンツの不正コピー防止技術「HDCP」を回避するうえで必要不可欠なアイテムになります。
なお今回記事を執筆するにあたって使用したデバイスは、BOSTIN製ビデオキャプチャです。
僕が実際に使用していることもあって、問題なくスクショ撮影したい場合はこちらをチョイスするのが無難ですが、通販サイトで在庫切れになっていることがよくあるのが難点です。
BOSTIN製以外に当サイトで動作確認済みのビデオキャプチャの中でも、信頼性の高さで選ぶならアイ・オー・データのビデオキャプチャがおすすめです。
上で紹介したいずれのビデオキャプチャも品切れ中だけど、それでも欲しい方にはBasicolorのビデオキャプチャをおすすめします。
ネームバリューに乏しいことは気になりますが、こちらも動作確認済みなので使用する分には問題ありませんよ。
ご自身でビデオキャプチャ装置を探す場合は、ビデオキャプチャの対応ソフトに「OBS Studio」が入っていることを確認しておきましょう。
対応していないと今回ご紹介する方法で動画を録画することができません。
パソコン(2台)
ビデオキャプチャを介して動画をパソコンに送るには、パソコンが2台必要になります。
その内1台はUSB3.0の規格に対応していることが必須です。
1台のパソコン(USB3.0非対応でもOK)でNHKの動画を再生して、その動画をHDMIケーブルを介してもう一台のパソコン(USB3.0対応)に引き込んで録画を行いますが、パソコンにはHDMI入力ポートが搭載されておらず、出力にしか対応していません。
そのためパソコンにNHKの動画を引き込むには、HDMIの代わりにUSB3.0を利用しなければならず、よって1台のパソコンがUSB3.0に対応していることが求められます。
なお動画を再生させるために使用するパソコン(USB3.0非対応でもOK)をスマホやタブレットで代用することはできませんでした。
実際に検証してみましたが、HDCPに引っかかって画面が真っ黒になってしまいました。
パソコンがUSB3.0に対応しているか確認する方法
Windowsの場合ですが、USB3.0に対応しているかどうかは「Windows」キーを押しながら「X」キーを押して「デバイスマネージャー」を選択、開かれたウィンドウ内にある「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」という項目を展開して「USB3.0」と書かれた項目があるか確認しましょう。
上の画像のような記載があればOKです。
OBS Studio
「OBS Studio」とはネットで無料配布されている知名度の高いライブ配信ソフトです(Win/Mac対応)。
ビデオキャプチャ経由で引き込んだNHKの動画をパソコン上で表示・録画するために必要になります。
「OBS Studio」は無料で入手可能なので、サクッとパソコンにインストールしておきましょう。
インストール方法
インストール方法は簡単で、まず下記リンクからOBS Studio公式サイトにアクセス、トップページにあるダウンロードボタンをクリックしましょう。
あとはダウンロードしたファイルを開いて、指示に従って手続きを進めるだけです。
HDMIケーブル
「HDMIケーブル」は、パソコンとビデオキャプチャを接続するために必要なケーブルで、音と映像を一本の線で送ることができます。
AmazonベーシックのHDMIケーブルがおすすめ
今回のような用途であれば、ケーブルの性能にこだわる必要はありませんが、耐久性や信頼性はある程度考慮した方がいいでしょう。
その点で、高い耐久性と信頼性を兼ね備えたAmazonのプライベートブランド製品「Amazonベーシック HDMIケーブル1.8m」は、コスパが高いのでオススメです。
使用して4年以上経つAmazonベーシックのHDMIケーブル
かくいう僕も「Amazonベーシック HDMIケーブル1.8m」を4年以上使い続けていますが、何の問題もなく使えています。
もう少し安いケーブルも存在しますが、ケーブル類は安価すぎると粗悪品の場合が多く、断線していたり映らなかったりといったトラブルが生じるリスクが高いです。
そのため性能と割安さのバランスが良いAmazonベーシックのケーブルを選ぶのが無難ですし、万が一の場合はアマゾンの保証があるので後悔せずに済みますよ。

早速、次の項目で具体的な方法についてチェックしてみましょう!

オリンピックのライブ&見逃し配信を録画する方法|録画方法
ここでは東京五輪の動画配信サイト「NHK東京2020オリンピックサイト」の動画コンテンツを画面録画する方法について、具体的に解説していきます。
機器を接続する
パソコン(USB3.0非対応でOK)・ビデオキャプチャ・パソコン(USB3.0対応)を図のような関係で接続させましょう。
パソコン(USB3.0非対応でOK)とビデオキャプチャを接続
まずパソコン(USB3.0非対応でOK)のHDMI出力ポートにHDMIケーブルを挿し込み、もう一方のHDMIケーブルをビデオキャプチャのHDMI入力ポートに挿し込みます。

ビデオキャプチャとパソコン(USB3.0対応)を接続
続いてビデオキャプチャとパソコン(USB3.0対応)をビデオキャプチャ付属のUSB3.0ケーブルで接続します。
これで機器の接続は完了です。
OBS Studioのセッティングをする
まずはOBS Studioを起動させましょう。
操作画面下部「ソース」という項目にある「+」マークをクリックしてメニューを展開したら、「映像キャプチャデバイス」を選択します。
新規作成ウィンドウが表示されるので、適当な名前を入力して「OK」を選択しましょう。
新たに表示されるウィンドウの「デバイス」の項目にはビデオキャプチャ(BOSTINE製の場合「ACASIS」)を指定して「OK」を選択します。
他の設定は基本的にノータッチでOKです。
再びOBS Studioの操作画面が表示されると、パソコン(USB3.0非対応でOK)の画面がOBS Studio越しに表示されているはずです。
この映像が確認できれば、設定は完了です。
OBS Studioで画面録画を開始する
「NHK東京2020オリンピックサイト」の動画を録画する準備は整ったので、早速パソコン(USB3.0非対応でOK)を操作して録画を始めましょう。
録画したい動画を再生する
まずはパソコン(USB3.0非対応でOK)で録画したい「NHK東京2020オリンピックサイト」の動画コンテンツを再生させましょう。
録画を開始する
あとはOBS Studioの操作画面右側にある「録画開始」をクリックして、録画を開始するだけです。
録画を終了する場合は「録画開始」ボタンに置き換わって表示される「録画終了」ボタンをクリックしましょう。

オリンピックのライブ&見逃し配信を録画する方法|録画した動画の視聴方法
ここでは東京五輪の動画配信サイト「NHK東京2020オリンピックサイト」の動画コンテンツを録画して作成した動画ファイルを再生させる方法について、解説していきます。
視聴方法としては、「パソコンで観る場合」と「スマホ・タブレットで観る場合」に大別できますが、以下ではパソコンを用いた最もオーソドックスな視聴方法についてご紹介します。
「VLCメディアプレーヤー」が使いやすいのでオススメ
パソコンで視聴する場合は、無料で使えるメディアプレーヤーを用いるのが便利です。
中でも定番フリーソフト「VLCメディアプレーヤー」は、初心者でも戸惑うことなく利用できる使いやすさに定評があるのでオススメです。
もちろんフリーソフトということで経済的負担がゼロなので、特定のメディアプレーヤーを持っていない方は、この機会にダウンロードしてみてはいかがでしょうか?
録画した動画ファイルの再生方法
「VLCメディアプレーヤー」を立ち上げたら、あとは再生したい動画データをクリック&ドラッグでプレーヤー内に放り込むだけです。
これで自動的に動画が再生されますよ。
基本操作も「再生ボタン」「停止ボタン」など直感的に理解できる作りになっているので、すぐに使えるようになると思いますよ。
なおVLCメディアプレーヤーの詳しい使い方については、下記の記事でも解説していますよ。
関連記事【DVD再生ソフト「VLCメディアプレーヤー」使い方】DVDコピーしたデータもパソコン再生可能なフリーソフト!Win&Mac対応のおすすめDVD再生ソフト
録画した動画ファイルをスマホ・タブレットに入れる方法
本記事でご紹介した方法で録画した動画ファイルは、iPhoneやiPadに入れて視聴することも可能です。
具体的な方法については、別に解説記事を公開しているので、気になる方はチェックしてみましょう。
関連記事【動画ファイルをiPhoneに同期する方法】DVD・動画配信サービスの動画コンテンツを変換したファイルをiPhoneやiPadに入れて視聴する方法
オリンピックのライブ&見逃し配信を録画する方法|まとめ
「【オリンピックのライブ配信&見逃し配信を録画する方法】東京2020オリンピックのライブ配信・見逃し配信をパソコンで録画する方法」と題して、東京2020オリンピックの動画配信サイト「NHK東京2020オリンピックサイト」の動画を録画する方法について、詳しく解説してきました。
NHK東京五輪の動画を録画して永久保存!
録画防止技術を施された「NHK東京2020オリンピックサイト」ですが、本記事を通じて、実際に東京五輪の動画を録画できることがお分かりいただけたと思います。
パソコンが2台必要というややトリッキーな方法ですが、「何が何でも東京2020オリンピックの録画がしたい!」という方は、ぜひ参照のうえ実践してみてほしいと思います。
せっかくのチャンスなので、ぜひこの機会に思い出のシーンを録画して永久保存しておきましょう!
