Anker Slim 5000超えの超薄型5000mAhバッテリー現る!!
(僕の中で)一世を風靡した超薄型モバイルバッテリーの代表格、唯一無二のモバイル性を有したAnker「PowerCore Slim 5000」を超える軽さ・小ささ・薄さを実現させたニューカマー・モバイルバッテリーがついにその姿を現しました。
その名もTNTOR「WT-550」、Anker「PowerCore Slim 5000」を超える衝撃的モバイル性を持ったバッテリーモバイラー垂涎の逸品です。
本体サイズ123×66×6mm、本体重量112gのミニマム度の凄まじさは、モバイル性最強バッテリーと思われてきた「PowerCore Slim 5000」と比較することで明らかになります。
TNTOR WT-550 |
Anker PowerCore Slim 5000 |
|
本体長さ | 123mm | 126mm |
本体幅 | 66mm | 64mm |
本体厚さ | 6mm | 10mm |
本体重量 | 112g | 118g |
バッテリー容量 (mAh) | 5000mAh |
本体幅では2mm大きいものの全体的にスリムに、そしてさらに軽くなっているのがお分かりいただけると思います。
ただ如何せん「TNTOR」ってどこのメーカー!?って感じで不安感満点ですよね。僕も普通ならスルーしてAnkerとかAukeyの製品に手を出しちゃうところなんですが、知人でこのTNTOR「WT-550」を使っている人がいたんですよ。それをきっかけに試しに使ってみたら大当たり!これはAnkerに代わる新しいスタンダードモバイルバッテリーになりそうな気配がしますよ。
そんなわけで今回は一見するとかなり不安なメーカー(失礼)TNTORの超薄型軽量モバイルバッテリー「WT-550」の使用感レビューをお伝えしたいと思います。結論から言って使用に全く問題なし!軽さ・小ささ・薄さにこだわりたいバッテリーモバイラーなら満足度100%のおすすめモバイルバッテリーでしたよ!
競合モバイルバッテリーAnker「PowerCore Slim 5000」
軽量小型モバイルバッテリーの先駆的存在であるAnker「PowerCore Slim 5000」も秀逸な製品です。TNTOR「WT-550」が持っていない性能も備えているので、気になる方は下記の特集記事をチェックしてみてくださいね。
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【⚡Anker PowerCore Slim 5000レビュー】最薄最軽量で急速充電対応のモバイルバッテリーはスマホ充電しながら重ねて使える優れもので旅行に最適!
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本記事の内容
モバイルバッテリーTNTOR WT-550レビュー|製品スペック
まずはTNTOR「WT-550」のスペックをチェックしてみましょう。
バッテリー容量 | 5000mAh / 18.5Wh |
最大出力 | 5V/2A |
最大入力 | 5V/1.5A |
満充電所要時間 | 3時間20分 |
USBポート数 | 1口 |
サイズ | 123×66×6mm |
重量 | 112g |
バッテリー容量は5000mAh
バッテリー容量5000mAhはおよそiPhone XSを1.3回フル充電できるくらいの容量です。iPhone 8で約2回、AirPodsなら約9回のフル充電に対応。デバイスを2台持ちしている方なら心許ないかもしれませんが、最新スマホ1台だけなら日常はもちろん、旅行や出張先でも活躍すること請け合いです。
僕は5000mAhのバッテリー1個で京都旅行を敢行したことがありますが、数百枚の画像と十数個の動画を撮ってGoogleマップを多用してもスマホ1台分(iPhone X)なら5000mAhもあれば十分でしたよ。
飛行機への機内持ち込み可能です
国内線・国際線ともにバッテリー容量160Wh未満のモバイルバッテリー持ち込みが可能になっていて、TNTOR「WT-550」はバッテリー容量18.5Whなので飛行機への機内持ち込みはまったく問題ありません。
ちなみに国内線ではモバイルバッテリーの持込個数の制限は100Wh未満なら無制限、100~160Wh未満は最大2個と定められています。
国際線の持込個数は各社で規定が異なるので、ご利用になる航空会社の規定を確認してみてください。
モバイルバッテリーTNTOR WT-550レビュー|優れているポイント
ここでは「WT-550」が優れていると感じるポイントをご紹介します。
特に有力な対抗馬Anker「PowerCore Slim 5000」との比較もちょくちょく交えて見ていきましょう。
5000mAh級モバイルバッテリー最小最軽量
Anker「PowerCore Slim 5000」を上回る軽さ・小ささ・薄さを実現させています。下の比較表を見てみてください。
TNTOR WT-550 |
Anker PowerCore Slim 5000 |
|
サイズ | 123×66×6mm | 126×64×10mm |
重量 | 112g | 118g |
幅では2mm大きいものの全体的にはさらにコンパクトさに優れているのが分かりますね。
特に厚みは4mmも薄くなっています。4mmも違うとかなり劇的な違いが感じられますよ。
実測してみたところ、TNTORの公表値よりも約3gも軽い112gということが分かりました。軽い!
リーズナブルな価格
価格競争力に優れていることもTNTOR「WT-550」の魅力でしょう。
2019年7月現在、Anker「PowerCore Slim 5000」よりも600円以上安い価格設定。しっかり充電ができるのであれば、この価格差は無視できませんよね。
結論から言って使用にまったく不安はありませんが、使用感については後ほど紹介したいと思います。
ハンギングフックがなかなか便利
TNTOR「WT-550」の本体一角にはハンギングフックが搭載されています。これによりカラビナを引っ掛けてカバンなどに繋ぐことができるので、何かと重宝します。
Anker「PowerCore Slim 5000」はそのモバイル性の高さが秀逸でしたが、カラビナを通す穴などは一切搭載されていなかったので、この点は非常に魅力的です。
モバイルバッテリーTNTOR WT-550レビュー|外観・付属品
外観
ステンレス鋼材を用いたマットなビジュアルは品位を感じるキレイさがあります。サラッとした質感で触ったフィーリングも上々。
入力端子はmicro USB端子、出力端子はUSB-A端子のみという潔さ。
「WT-550」自体5000mAhという必要最小限のバッテリー容量に留まるので2台以上同時充電ニーズは満たせませんし、そもそも趣旨が異なるのでポート数に不満はないんじゃないかと思います。
実際に手に持って観た感じです。ん・・・やっぱりこれだけ軽くて薄いと持ちやすさ抜群ですね。
もう一回り小さかったら最高なんですけど(欲張り)
スマホとサイズを比べてみました
まずiPhoen Xと比べてみました。幅は大差ないんですが縦にかなり小さいのが分かります。
厚さを比べるとiPhone Xの7.7mmに対してTNTOR「WT-550」は6mmと1.7mmも薄い結果に。やっぱり1mmってすごい存在感に関わってきます。段違いの持ちやすさ。
続いて昔懐かしiPhone5sと比較。今見返せばiPhone 5sの小ささも大概ですが「WT-550」も同様に小さいですね。
これだけ小さいとカバンやポケットにスッポリ収まるし「WT-550」に至ってはハンギングフックが付いてるのでさらに持ち方にバリエーションが増えていいですよね。ワクワクします。
付属品
「WT-550」の付属品は次の通りです。
WT-550の付属品一覧
- micro USBケーブル
- 取扱説明書
特になんてことのない付属品ですが、ちゃんと日本語の説明書が付いているのは安心ですね。
モバイルバッテリーTNTOR WT-550レビュー|使ってみて感じたこと
一番気になっていた”メーカー名不安説”を払拭!
TNTOR「WT-550」を買う際から気になっていた最大の懸念点、それは”TNTOR”ってどこのメーカーやねん!という不安です笑
実際に購入から3か月間ほぼ毎日1回以上のチャージを行ってテストしてきましたが、おかげでメーカーに対する不安は完全に杞憂ということが分かりました。
TNTORはAnkerに比べればノーブランド同然ですが、3か月間一度も不具合や故障などは生じず、バッテリー容量が突然減ったりするような不安定さもありませんでした。
極度な発熱もなく極めて良好。Ankerと何ら遜色なく快適な使い心地を維持できたので、”メーカー名”に不安を感じる必要はないでしょう。
高い堅牢性と多重回路保護で安心
「WT-550」は高度な耐久性テストを経て作られた製品で、バッテリーの耐久性は400回以上の充電を保証し、USB端子も5千回以上、電源ボタンも2万回以上の使用に耐えうる性能を実現しています。
また多重回路保護が施されているので極度の発熱や電気の過充電・過放電など様々な事象を防いでくれます。
「WT-550」が備える回路保護機能
- 耐温度性
- 出力過電流の防止
- 出力過電圧保護
- 短絡防止
- 入力過電圧保護
- 過充電および過放電の防止
- 入力逆方向保護
- バッテリーPTC保護回路
他にもiPhoneと同じサプライヤーのバッテリーを使用してiPhoneの内蔵バッテリーと同じ技術を用いて作られていることや、独自の電流コントロール技術「Smart IC」によって最適な電流の送電を可能にしているなど、使用していて感じた高い安全性を裏付ける企業努力も垣間見えますね。
5段階のLEDインジケーターが分かりやすい
最近はLEDインジケーターでバッテリー残量を知らせるモデルが増えてきていますが、ライバル機Anker「PowerCore Slim 5000」には非搭載。この部分ではTNTOR「WT-550」は圧倒的優位です。
このインジケーターが有ると無いとでは大違い。特にバッテリー本体の充電中の進捗状況が分かるのが重宝します。
【要チェック】Ankerとの最大の違いは充電スピード
これまで絶賛してきたTNTOR「WT-550」ですが、一つ明らかに性能面で劣る部分がありました。それは充電スピードが遅いことです。
実際に充電時の電流・電圧をチェックしてみました。
画像を拡大してもらうと見えると思いますが、「WT-550」は電流が1.00A(アンペア)、「PowerCore Slim 5000」は1.79Aになっています。実に1.79倍の差が電流に現れていますが、これが充電スピードにモロに関わってきます。
バッテリー残量20%の状態から30分間チャージした場合の総充電量は、TNTOR「WT-550」が+21%に対してAnker「PowerCore Slim 5000」は+32%と約10%の差がありました。この差を価格差600円と併せてどう考えるかが分かれ目になりますね。
ただ仮に充電スピードは特に気にしないのであれば、完全にTNTOR「WT-550」の方がより小型軽量なので買いだと思います。
モバイルバッテリーTNTOR WT-550レビュー|まとめ
「【⚡超薄型6mmモバイルバッテリーTNTOR WT-550レビュー】軽量小型5000mAhモバイルバッテリー|軽い・小さい・薄いから旅行などにも最適」と題して、Anker「PowerCore Slim 5000」を超えた超軽量薄型モバイルバッテリー、TNTOR「WT-550」を紹介してきました。
急速充電性能を度外視すれば現状最強の軽量小型バッテリー
本体サイズ123×66×6mmのミニマムボディ、5000mAhの必要十分なバッテリー容量、LEDインジケーター内蔵で持ち運びに便利なハンギングフック搭載。Anker「PowerCore Slim 5000」には無かったちょっとした便利さが嬉しいTNTOR「WT-550」はバッテリーモバイラー必携の軽量小型特化型モバイルバッテリーといえます。
価格もAnkerより600円も安く手が出しやすいのも特長。軽くて持ち運びやすいモバイルバッテリーを探している方は、ぜひこの機会にTNTOR「WT-550」を購入リストに加えて検討してみてほしいと思います。
短い充電ケーブルは何気に利便性高いです
TNTOR「WT-550」と併せて使うと結構便利なのが長さ20~30cmほどの短い充電ケーブル。「WT-550」くらい薄いと充電しながらスマホと重ね持ちできるのがメリットなんですが、その時に長い充電ケーブルは邪魔くさいんです。そんな時は短い充電ケーブルを使うとモバイル性が格段に向上しますよ。デスク上でチャージする際やカバンの中でチャージする際など、普段でもかなり使い勝手いいです。
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