3種類の充電ケーブル内蔵のユニーク系モバイルバッテリー
モバイルバッテリーを出先で使う際に欠かせないのが充電ケーブルですが、充電したいデバイスによってLigntningだったり、micro USBだったり、Type-Cだったりしますよね。それゆえ最悪の場合、3種類の充電コードを持ち歩かなければならない煩わしさに苛まれることに・・・。
そんな煩わしさから解放してくれるメサイア的モバイルバッテリーが今回紹介するTSUNEO「Power Bank 8K」です。
これさえあれば充電ケーブル要らず!
TSUNEO「Power Bank 8K」最大の特徴はバッテリー本体にLightning・micro USB・Type-C充電ケーブルが内蔵されているオールインワンバッテリーということです。
だからこのモバイルバッテリーさえ持っていれば充電ケーブル要らず!内蔵された充電ケーブルを引き出して、ポートにインすればOK。これは痒い所に手が届きます。
なんとスマホスタンド内蔵!
他にもUSB-Aポートを搭載しているので最大4台のデバイスを同時充電可能だったり、必要十分な10000mAhのバッテリー容量を有していたり、意外とあると助かるスマホスタンド内蔵だったりとなかなか面白いモバイルバッテリーなんです。
「TSUNEO」というメーカーそのものに不安を感じてしまうかもしれませんが、一定の品質保証の証である「PSE認証済み」の製品ということに免じてここはグッと堪えて、まずは「Power Bank 8K」について詳しく見ていきましょう。
本記事の内容
TSUNEO Power Bank 8Kレビュー|製品スペック
まずはTSUNEO「Power Bank 8K」のスペックをチェックしてみましょう。
バッテリー容量 | 10000mAh / 37Wh |
入力ポート | micro USB |
出力ポート | Lightning×1 micro USB×1 Type-C×1 USB-A×1 |
入力 | 5V=2.0A |
出力 | 5V=2.4A 最大12W |
USB-A出力 (PowerIQ) |
5V=2.4A 最大12W |
サイズ | 139×68×19mm |
重量 | 210g |
飛行機への機内持ち込み可能です
現在のところ国内線・国際線ともにバッテリー容量160Wh未満のモバイルバッテリー持ち込みが可能です。TSUNEO「Power Bank 8K」はバッテリー容量37Whなので問題なく機内に持ち込むことができます。
ちなみに国内線ではモバイルバッテリーの持込個数の制限は100Wh未満なら無制限、100~160Wh未満は最大2個と定められています。
国際線の持込個数は各社で規定が異なるので、ご利用になる航空会社の規定を確認してみてください。
TSUNEO Power Bank 8Kレビュー|優れているポイント
ここでは特に「Power Bank 8K」が優れていると感じるポイントをご紹介します。
3種類の充電ケーブルを内蔵
「Power Bank 8K」にはLightning・micro USB・Type-C充電ケーブルが本体背部に内蔵されています。
充電したいデバイスに応じて充電ケーブルを引き出すだけで、充電することが可能。もう充電ケーブルを携帯する必要はありません。
USB-Aポート搭載で拡張性も確保
3種類の充電ケーブルの他にUSB-Aポートを搭載しているので、最大4台のデバイスを同時充電できます。
USB-Aは古い規格ですが、それだけ多くのデバイスが対応する規格なので意外と重宝します。
10000mAhの十分なバッテリー容量
iPhone XSを約2.5回フル充電できる10000mAhのバッテリー容量を備えています。
これだけ充電できる容量があれば、1日中バッテリー切れをあまり心配せずに済みますね。
スマホスタンドまで内蔵
「Power Bank 8K」にはスライド式のスマホスタンドが内蔵されています。
思いのほかしっかりと支えてくれるので、中長距離の電車や飛行機のテーブルに乗せて動画鑑賞する際などに重宝します。
それにしてもいろんなものが内蔵されていて忍者屋敷みたいなバッテリーですねw
TSUNEO Power Bank 8Kレビュー|外観・付属品
外観
ラバー素材で覆われているのでグリップ感がしっかり感じられます。
Anker製モバイルバッテリーのような上質さはありませんが、滑りにくさを考慮された表面加工が施されているので実用面で劣っている印象は受けません。
バッテリー本体の角も丸みを帯びたデザインになっていて、持ちやすさに配慮されている点は素晴らしいですね。
安価な価格帯としては上出来だと思います。
バッテリー本体の背部も前面と同じくラバー加工が施されていますよ。
それぞれの充電ケーブルは長さが違う点は注意が必要かもしれません。
充電ケーブルの長さ
- Lightning:103mm
- Type-C:71mm
- micro USB:41mm
充電ケーブルが配されたそばにはUSB-Aポートも搭載されていますよ。
バッテリー本体を充電する際に使用するmicro USBポートは電源スイッチの横にあります。
本体前面に配された4点LEDインジケーターは、濃いブルーに光ってバッテリー残量を知らせてくれます。
LEDインジケーターが示すバッテリー残量の目安は次のようになっていますよ。
LEDインジケーター表示とバッテリー残量の目安
- LED1個点滅:バッテリー残量5%以下
- LED1個点灯:バッテリー残量~25%
- LED2個点灯:バッテリー残量~50%
- LED3個点灯:バッテリー残量~75%
- LED4個点灯:バッテリー残量~100%
内蔵のスマホスタンドは背面に配されています。
指でスタンド部分を押し付けながら引き出す感じで、カチッと音がするまで本体から出していきます。
この部分に関してはかなり安っぽくて、ちょっとあんまり手荒く扱うと壊れてしまうかもしれません。ご注意を。
付属品
「Power Bank 8K」の付属品は次の通りです。
付属品一覧
- micro USB充電ケーブル(約24cm)
- 取扱説明書
そもそも充電ケーブルが3種類も内蔵されているので、不足はまったく感じません。
TSUNEO Power Bank 8Kレビュー|使ってみて感じたこと
充電ケーブル内蔵は使い勝手最高
充電ケーブルを別途持参する必要がないって、出先とかだとメチャ楽です。
まさにこれだけ持っていれば、いつでもどこでも充電できるっていう手軽さ・気軽さは実にストレスフリー。
充電ケーブルって意外と嵩張るんですよね。
表面のラバー加工が滑りにくくてナイス
全面が滑りにくくはなっていますが、特に前面と背面は摩擦係数の高いラバー加工が施されています。
細かい凹凸があってザラザラした触感。このおかげで非常に滑りにくくなっているので、持ち運ぶ際は安心です。
スマホスタンド、意外とアリかもしれません
案外伏兵的な機能だったのがスマホスタンド。まさかの本体内蔵で最初は面食らいましたがw
でもこれが意外と使えるんですよね。まったく無駄ではない気がします。
ちなみにスマホスタンドに立て掛けた状態で充電することも可能です。
移動中の長距離列車の中や航空機内のテーブルに置けば、動画などを見るのにちょうどいいです。充電しながら観れるから一石二鳥!
スタンドだけ別途持参するのは充電ケーブル以上に嵩張って煩わしいので、こういうところに内蔵されていると助かります。
肝心の充電性能は心配無用
10000mAhのバッテリー容量を誇る「Power Bank 8K」の充電性能は、特に使っていて気になることはありません。いたって普通にチャージできます。
ただ見えないところに欠陥がある恐れもあるので、実際どれくらいのバッテリー容量を備えているのか実測テストを行ってみました。
【実測】「Power Bank 8K」のバッテリー容量を計測してみました
ここでは「Power Bank 8K」のバッテリー容量10000mAhに嘘偽りがないか、実際にiPhone Xを使ってテストを行ってみました。
今回はiPhone Xを充電できた総量をパーセントで計測して「Power Bank 8K」のバッテリー容量を推し量りました。
ちなみにiPhone Xのバッテリー容量はiPhone XSよりも大きい2716mAhになります。
結果はiPhone Xを約2.4回(241%)フル充電することができました。
モバイルバッテリーに関して信頼性の高いAnkerの公表値を参考にすると、10000mAhのバッテリー容量では約2.4~2.6回ほど充電できれば合格ラインと言えそうです。今回「Power Bank 8K」は約2.4回フル充電できたので、バッテリー容量は10000mAhに相当すると言えますね。嘘偽りはありませんでした。
これで怪しいメーカー名に不安がらずに使うことができます・・・w
ちなみに充電速度はApple純正の「5WUSB電源アダプタ」に相当することも分かりました。
ワット数は【5V × 1A = 5W】になります。
バッテリー本体の充電所要時間がちょっと長い・・・
Ankerの急速充電器で「Power Bank 8K」を充電している様子
「Power Bank 8K」本体をフル充電させるまでの時間がちょっと長いのは残念なポイントですね。
実際に本体付属のmicro USB充電ケーブルを使って充電所要時間を計測したので、下記を参照してみてください。
バッテリー充電量 | 所要時間 |
25% | 約40分 |
50% | 約2時間 |
75% | 約3時間45分 |
100% | 約5時間 |
同じバッテリー容量でもAnker「PowerCore 10000 PD Redux」のようにフル充電を2時間半で完了させる製品も存在するので、これと比べると見劣りは否めません。
バッテリー本体の充電スピードを考慮するなら、充電ケーブル内蔵の恩恵は受けられませんが、携帯性に優れPD対応USB-Cポート搭載で急速充電可能なAnker「PowerCore 10000 PD Redux」をおすすめします。
TSUNEO Power Bank 8Kレビュー|まとめ
「【⚡TSUNEO 10000mAhモバイルバッテリー「Power Bank 8K」レビュー】Lightning・micro USB・Type-C充電コード内蔵のユニーク系モバイルバッテリー」と題して、Lightning・Type-C・micro USB充電ケーブルを本体に内蔵し、スマホスタンドまで内蔵させた超個性派モバイルバッテリーTSUNEO「Power Bank 8K」について紹介してきました。
TSUNEO「Power Bank 8K」、実はAmazonの売れ筋商品!
本記事で思いつく限りの不安払拭を行ってきたので、ある程度はTSUNEO「Power Bank 8K」に対する信頼性が高まってくれていたら嬉しく思います。
ただ実はこの製品、Amazon売れ筋ランキングの上位圏をウロウロしている人気商品だったりするんですよ。これを知ったときは正直ビックリしました。
ただ今回の検証や日ごろの使用感を鑑みると、サクラによる偽装工作ではない気がします。純粋な口コミなんでしょうか、意外な伏兵でしたw
興味のある方はぜひAmazon売れ筋ランキングをチェックしてみてください。恐らく今日も居るはずですww
この記事があなたにとって最良のモバイルバッテリー探しの一助になれば嬉しいです。
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