ついにAnkerから充電ケーブル内蔵型モバイルバッテリーが登場!!
あまり聞き覚えの無いメーカーからはボチボチ登場していた「充電ケーブル内蔵型モバイルバッテリー」ですが、やっぱりメーカー的に買い渋っていたところがありました。
しかしこのほど、いよいよモバイルバッテリー最大手のAnkerから充電ケーブルを内蔵したモバイルバッテリー「PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cable」がリリースされました。
Anker PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cable
バッテリーモバイラー待望の充電ケーブル内蔵型モバイルバッテリー「PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cable」の主な特徴は下記の通りです。
「PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cable」の特長
- 必要十分な10000mAhバッテリー容量
- USB-Cケーブルを本体に内蔵
- PD急速充電対応(最大18W)
iPhoneユーザーの方は「USB-Cかぁ~・・・」と落胆したかもしれませんが、ご安心ください。変換アダプタを使えば、iPhoneも急速充電できることは確認済みです。
詳細については後ほどご紹介していくのでお楽しみに。
では早速、満を持してAnkerから登場した充電ケーブル内蔵型モバイルバッテリー「PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cable」について見ていきましょう。
本記事の内容
- Anker PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cableレビュー|製品スペック
- Anker PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cableレビュー|優れているポイント
- Anker PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cableレビュー|外観・付属品
- Anker PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cableレビュー|使ってみて感じたこと
- Anker PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cableレビュー|まとめ
Anker PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cableレビュー|製品スペック
まずは「PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cable」のスペックをチェックしてみましょう。
バッテリー容量 | 10000mAh / 37Wh |
入力ポート | USB-C |
出力ケーブル | USB-C |
USB-C入力 | 5V=3A / 9V=2A |
USB-C出力 (Power Delivery) |
5V=3A, 9V=2A 最大18W |
サイズ | 約145×66.5×15mm |
重量 | 約218g |
飛行機への機内持ち込み可能です
現在のところ国内線・国際線ともにバッテリー容量160Wh未満のモバイルバッテリー持ち込みが可能です。Anker「PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cable」はバッテリー容量37Whなので問題なく機内に持ち込むことができます。
ちなみに国内線ではモバイルバッテリーの持込個数の制限は100Wh未満なら無制限、100~160Wh未満は最大2個と定められています。
国際線の持込個数は各社で規定が異なるので、ご利用になる航空会社の規定を確認してみてください。
Anker PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cableレビュー|優れているポイント
ここでは特に「PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cable」が優れていると感じるポイントをご紹介します。
充電ケーブルがバッテリー本体に内蔵
何といっても最大の特徴は充電ケーブルが内蔵されていることでしょう。
本製品ではUSB-Cケーブルが内蔵されていますよ。
変換アダプタがあれば、iPhoneも充電可能
ちなみにUSB-CからLithgning端子に変換させる変換アダプタを用意すれば、iPhoneを充電することも可能ですよ。
PD急速充電に対応
PD(Power Delivery)急速充電に対応しており、最大18Wの出力値でチャージできます。
Galaxy S10なら30分で最大50%充電できるほどの急速充電が可能ですよ。
携帯性に優れた軽量ボディ
厚み15mm、重さ218gと収まりの良い本体サイズなので、スマホを充電しながら重ね持ちも楽々行えます。
スマホ操作をしながら充電したい場合などには、かなり重宝しますよ。
Anker PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cableレビュー|外観・付属品
外観
最近リリースされているAnker製品の顔と言えるようになった独特の表面加工が美しい「PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cable」。
表面の美しさもさることながら、本体角の面取り加工もキレイに施されているので、とても持ちやすい印象を受けます。
今回の目玉機能である本体に内蔵された充電ケーブルは、LEDインジケーターボタンの横に搭載されています。
ケーブル格納部分には爪で引っ掛けてケーブルを取り出しやすくするための加工が見られます。
この辺りのディテールは、さすがAnkerですね。
LEDインジケーターは4点式が採用されています。
バッテリー本体充電用のUSB-Cポートは、LEDインジケーターボタンとは対称に位置しています。
付属品
「PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cable」の付属品は次の通りです。
付属品一覧
- 取扱説明書
バッテリー本体がパッケージに入れられているだけのような内容ですが、充電ケーブルが内蔵されているので使用するうえで不足は感じません。
変換アダプタがあれば、iPhoneも充電可能です!
本製品に内蔵されているのはUSB-Cケーブルですが、Lightning変換アダプタがあればiPhoneを充電することが可能です。
アップル純正品やAnker製のアイテムが無いのが残念ですが、下のサードパーティ製は問題なく使用できたので参考までに。
Anker PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cableレビュー|使ってみて感じたこと
スマホと重ね持ちしやすい
充電ケーブルを内蔵させているだけあって、スマホと重ね持ちしやすい薄さ・軽さが実現しています。
充電ケーブルの長さも、長過ぎず短すぎず絶妙。
ちなみにサイズ感は、iPhone Xとほぼ同じ感じですよ。
iPhoneも充電できるから大満足
僕はiPhone使いなので、iPhoneが充電できなければ宝の持ち腐れになってしまいます。
意を決して本製品とLightning変換アダプタを購入してテストしてみましたが・・・無事充電できてよかったです。
僕はRoiCielのLightning変換アダプタを購入しましたが、特に問題なく使うことができていますよ。
充電が10000mAhクラスにしては遅い
この製品で唯一気掛かりなのがバッテリー本体の充電スピードです。
10000mAhのバッテリー容量を持つ本製品ですが、実は満充電に5時間ほどかかりました。
このバッテリー容量で5時間はちょっとかかり過ぎかなぁ・・・というのが正直な印象ですね。
この欠点を補うなら同じくAnkerからリリースされている「PowerCore 10000 PD Redux」がおすすめです。
「PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cable」と同じバッテリー容量にも関わらず、約半分の2時間半でフル充電が可能です。
僕的には10000mAhクラスで最もバランスよい高コスパモバイルバッテリーの筆頭に挙がる名機。
そもそも充電ケーブル内蔵型ではないので、今回の主旨を考えると本末転倒なのが玉に瑕ですが、自信を持ってオススメできる代物ですよ。
【実測】「PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cable」の電流・電圧を計測してみました
ここでは変換アダプタを介してiPhoneを充電する際にも18W級の急速充電を行えるか電流・電圧計測を行ってみました。
「PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cable」の急速充電性能を数値的に検証すべく、実際の充電時に流れる電流・電圧を計測してみました。
なお正常なPD対応急速充電が行える比較対象製品には、モバイルバッテリー「PowerCore 10000 PD Redux」と「Anker PowerLine+ II USB-C & ライトニング ケーブル」を採用しました。
実測結果は次のようになりました。
PD急速充電時の電流・電圧実測結果
- 「PowerCore 10000 PD Redux」
- 電圧9.24V×電流1.85A=電力約17.1W
- 「PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cable」
- 電圧4.91V×電流2.05A=電力約10.1W
結果は驚いたことに想定していた半分程度の出力値しか確認できませんでした。
「PDにしては多少遅いかな?」くらいの実感だったんですが、実測してみたら驚きましたね・・・。
18WのPD急速充電であれば、比較対象機「PowerCore 10000 PD Redux」くらいの出力は欲しいところ。
その意味で「PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cable」は力不足であることは否めません。

Anker PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cableレビュー|まとめ
「【⚡Anker PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cableレビュー】USB-Cケーブル内蔵&PD急速充電対応!充電ケーブル要らずのモバイルバッテリー」と題して、USB-C充電ケーブルを内蔵し最大18WのPD急速充電も行える待望のオールインワン・モバイルバッテリー、Anker「PowerCore+ 10000 with built-in USB-C Cable」について紹介してきました。
まだまだ改善の余地がある充電ケーブル内蔵バッテリー
Ankerからの待望の充電ケーブル内蔵型モバイルバッテリーは、必要十分なバッテリー容量を備え、android端末であれば直接、iPhoneであれば変換アダプタをかませることで充電できるようになり、使用感自体は良好です。
ただPDを謳うには心許ない充電性能やバッテリー本体の充電速度の遅さなど、改良の余地が散見されることは否めず、まだまだマストバイの筆頭になるには課題が多いように感じています。
僕なら「PowerCore 10000 PD Redux」を買います
僕個人としては、充電ケーブル内蔵型ではないので本末転倒ですが、同じバッテリー容量ならAnkerの10000mAhクラスの定番バッテリー「PowerCore 10000 PD Redux」をおすすめします。
バッテリー容量・本体サイズ感&軽量感・充電性能・価格とすべてのバランスが高い次元で押さえられている秀逸モバイルバッテリーですよ。
詳しくは下記の記事を参照してみるといいでしょう。
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【⚡Anker PowerCore 10000 PD Reduxレビュー】前作よりパワフル&軽量!iPhone急速充電可能なPD対応USB Type-C搭載おすすめモバイルバッテリー【slim 10000 PD比較も】
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iPhoneを急速充電する方法とは?
iPhoneはiPhone8から急速充電に対応していますが、付属品では急速充電を行うことはかないません。iPhoneを急速充電するには「高出力充電器」と「USB-C - Lightningケーブル」を用意する必要があります。
具体的な充電方法やおすすめの充電器・ケーブルについては、下記の記事にまとめているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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