「UQモバイルに乗り換えたいんだけど、デメリットがよく分からないから契約に踏み切れない。メリットばかり目につくけど、完璧なサービスなんて有り得ないだろうし・・・。具体的にどんな部分が欠点なのか、分かりやすく教えてほしい。あとデメリットを和らげる対処法があれば、併せて知りたい」
このようなお悩みを抱える方に向けた記事になります。
本記事の内容
僕は数年前にソフトバンクからUQモバイルに乗り換えて以来、継続利用してますが、一片の後悔もないほど大満足のスマホライフを送れるようになりました。
ただUQモバイルは格安SIM最強のスペックを誇っている一方、当然デメリットも存在します。
今回はUQモバイル契約前に知っておいてほしいデメリットをまとめてご紹介します。
結論
いきなり結論から言いましょう。
UQモバイルのデメリットは、通話サービスが手厚くないこと。
以上の点に集約されます。
そのため電話をよくかける方にとっては一考の余地があるでしょう。
料金については賛否両論あると思いますが、めちゃくちゃ速いデータ通信という快適サービスへの必要経費と考えれば、僕は仕方ないかなと思ってます。ストレス溜めながらデータ通信するなんてホント苦行で、損した気分にすらなりますからね。
他のデメリットは些細だったり対処して解消できたりするので、実質デメリットというほどではないものばかり。
つまり通話を重視しない方にとって、UQモバイルは日本最強の格安SIMサービスってことですね。
いずれにせよデメリットについて詳しく知りたい方は、下記に目を通してほしいと思います。
UQモバイルの明らかなデメリット【対処が難しいもの】
UQモバイルにおいて、不可避で受け入れるより他ないデメリットは下記のとおりです。
明らかなデメリット【対処が難しいもの】
不可避デメリット1:料金は格安SIM最安じゃない
ワイモバイルを除く格安SIMサービス各社に比べて、UQモバイルの月額料金は安くありません。
2年目以降、基本料金が高くなる
UQモバイルは契約当初で月額1,980円から利用でき、割安なサービスと比べても月額500円くらいしか価格差がありません。
ただし契約2年目(14か月目以降)から基本料金+1,000円、3年目(26か月目以降)からは増量オプションが有料になります。
契約時 | 14か月目以降 | 26か月目以降 | |
イチキュッパ割 | ▲1,000円 | - | - |
スマトク割 | ▲1,000円 | ▲1,000円 | - |
長期利用割引 | - | - | ▲1,000円 |
増量オプション | 無料 | 無料 | △500円 ※任意加入 |
基本料金 (プランS) |
3,980円 | 3,980円 | 3,980円 |
月額料金 | 1,980円 | 2,980円 | 3,480円 ※増量オプションに加入した場合 |
「増量オプション」とはデータ容量が最大+7GB、無料通話が最大180分(ぴったりプラン)になるオプションです。
現在は新規契約・機種変更で増量オプションが最大2年間無料になるキャンペーンを期限なしで実施中。
上記のように、契約当初から基本料金が1,000円上がるのは避けられず、甘んじて受け入れるしかありません。
ただ僕はこの料金を適正だと思っていて、UQモバイルにしか提供できない快適な通信サービスを享受するための必要経費と捉えてます。
快適サービスを得るための必要経費と考えれば、むしろ割安
月額料金が上がってしまうのは残念ですが、実際は他社との価格差は快適さを得るための必要経費と考えた方がリアルで、むしろ契約1年目が安すぎるくらい。
価格差は割安な他社が月額1,500円、UQモバイルが月額3,480円(増量オプション加入を前提)とすると約2,000円。軽視できる金額じゃないですけど、他社の超低速通信を選ぶくらいなら喜んでペイしたくなりますよ。
その遅さはもはや異常で笑っちゃうレベル。YouTubeの低画質動画(360p)で固まったときは発狂しました笑
一方UQモバイルは有線接続よりも速いことがあるくらいだから、そんな心配は無用。超快適です。
安さに目がくらむと、結果的に損する
終日快適なインターネット通信を行える特権を月額2,000円で得られると考えると、そんなに悪い話じゃない気がしませんか?
むしろ契約当初から月500円ケチって、毎日異常なデータ通信の遅さにイラつかされてる方が損してると思います。
しかも大手キャリアと比べれば結局は安く、月2,000円以上は手堅く浮くことを考えれば、十分合格ライン。
とにかくお伝えしたいのは、料金の安さだけで格安SIMを選ぶと損するってことです。
「安物買いの銭失い」にならぬよう、ご注意を。
不可避デメリット2:24時間かけ放題に非対応
UQモバイル最大のデメリットは24時間かけ放題に対応できないことです。
おしゃべりプランなら「国内通話が何度でも5分以内かけ放題」ですが、通話をよくする方にとっては物足りないですよね。
この点では、国内通話が何度でも10分以内かけ放題で、オプション加入で「24時間完全定額かけ放題」にもできる競合ワイモバイルに分があります。
UQモバイルの「節約モード」でLINE無料通話を利用すれば、通話料無料でかけ放題になります。
音声通話ほどの品質は期待できませんが、かなり使える裏ワザです。
不可避デメリット3:データ通信量のシェアができない
データ通信量を分け合うことができないことも、対処法のないデメリット。
家族ぐるみで契約する場合や、1本の契約で複数デバイスのデータ通信量を共有したい方にとっては手痛いポイントですね。
不可避デメリット4:auスマートバリューを引き継げない
格安SIMサービスそのもののデメリットではありませんが、ネットとスマホのセット契約で受けられる割引サービスをauから引き継げません。
現在auスマートバリューが適用されている方は、この点を頭に入れておくべきでしょう。
UQモバイルのちょっとしたデメリット【対処法アリ】
ここで紹介するのはちょっとしたデメリットです。
対処法があるので、そこまで気にならないはず。
ちょっとしたデメリット【対処法アリ】
対処できるデメリット1:2年縛りがある
2年縛りがあるだけで「えっ・・・」って身構えがちですが、実は格安SIMサービス各社でも1年間は契約解除料がかかります。
サービスにもよりますが1万円は余裕で請求されるんですよ、不意打ちですよね。
だから「2年縛り」はそんなに気にしても仕方ないかなぁというのが、僕の見解です。
対処できるデメリット2:大容量プランが無い
例えばソフトバンクの「ウルトラギガモンスター50GB」のような大容量プランは、UQモバイルには存在しません。プランLでも最大21GBが関の山、あとはデータチャージで増やすしかありません。
ただUQモバイルには低速通信が無制限・無料の「節約モード」を活用すれば、データ通信量はかなり節約できるので、データ容量に対して不満に感じることは多くないと思いますよ。
対処できるデメリット3:使い過ぎると速度制限がかかる
直近3日間で6GB以上を使うと速度制限(200kbps)がかかる場合がありますが、通常の利用でこの条件に引っかかることは考えにくいです。そのためほとんどの方にとってはデメリットではないと考えて差し支えないでしょう。
100歩譲ってUQモバイルには「節約モード」という無料で無制限データ通信ができる強力な武器があるので安心です。
また他社の場合は3日間で366MB以上使うだけで速度制限がかかるので、UQモバイルはむしろ良心的ですよ。
対処できるデメリット4:SIMロック解除の必要な場合が多い
ドコモ・ソフトバンク端末は100%、au端末でも2017年7月以前に発売されたVolte規格の端末はSIMロック解除が必要です。
心配な方は契約前にUQモバイルに問い合わせてみましょう。
ちなみに通常SIMロック解除には手数料3,000円がかかりますが、My docomo、My au、My softbankから手続きすれば無料です。
対処できるデメリット5:LINEの「ID検索」が使えない
UQモバイルでは年齢認証が行えないので、LINEの「ID検索」が使えません。
ただ「ID検索」の代替手段はいくつかあるので、基本的に問題ないでしょう。
- 「ふるふる」機能で登録する
- 「QRコード」で登録する
- 自分専用のURLを発行して送信する
- 「友だち自動追加」機能を利用する
- パソコンから「ID検索」を行う
UQモバイルの大したことないデメリット【気にしなくてOK】
最後に紹介するデメリットは、完全に打ち消す対処法などがあるため、実際は気にする必要のないデメリットです。
害のないデメリットですが、巷でよくささやかれているので一応掲載しておきます。
大したことないデメリット【気にしなくてOK】
打ち消せるデメリット1:3G回線に非対応
auには3G回線がありませんが、4G回線が人口カバー率99%なので圏外になる心配は、大手キャリアの通信網同様、基本的にありません。
打ち消せるデメリット2:家族間の通話料金優遇が無い
UQモバイルには家族間の通話料金に対する優遇サービスがありませんが、これは「節約モード」で対処しましょう。
実は「節約モード」でLINE無料通話が使えるので、LINE経由であれば通話料無料で電話がかけ放題に。
家族や友人など親しい間柄ならLINEで通話しても問題ないでしょうから、むしろ他社の通話料優遇よりもお得ですよ。
打ち消せるデメリット3:データ通信量のチャージが手間
契約から2年間無料で加入できる増量オプション特典であるデータ通信量の増量分は、専用アプリを使って自分でチャージしなければなりません。
2018年3月以前はかなり煩雑な作業でしたが、今では「まとめてチャージ」機能のおかげで1回の手続きですべての増量分をチャージできるので、僅かな手間で済むようになりました。
打ち消せるデメリット4:最新iPhoneが取り扱われていない
UQモバイルから直接的に最新iPhoneを購入することはできませんが、アップルストア(実店舗・オンラインショップ)で購入すれば、UQモバイルに持ち込めます。
ショッピングローンも利用できて、24回まで分割金利0%のキャンペーンも頻繁に行っているので助かります。
打ち消せるデメリット5:キャリアメールが有料
競合ワイモバイルが無料なのでデメリットとして掲載しましたが、実はUQモバイルのキャリアメールは暗号化通信に対応しているのでセキュリティレベルが高く、信頼性が高いことで定評があります。
社会的信頼性の高いメールアドレスが月額200円で手に入ると考えると、逆にメリットかもしれません。
例えば銀行など高い信頼性を求められるサービスを利用する際、パスワード再設定や2段階認証に使えるので案外メリットは大きいです。
ちなみに無料が望ましければ「Gmail」のようなフリーメールを作成する解決法も。
打ち消せるデメリット6:契約時に初期費用3,000円がかかる
UQモバイルでは初期費用として少なくともSIMパッケージ代金3,000円がかかりますが、Web限定キャンペーンを活用すれば初期費用は無料になります。
しかも1万円を超えるキャッシュバックも受けられるので、初期費用は気にする必要ありませんね。
UQモバイルのテザリングについて【ネット上に誤報散見】
UQモバイルではiPhone7以降のテザリングができないとする誤った情報が他のサイトで散見されます。
正しい情報をここに記載しておくと、2018年10月31日にiPhoneのテザリング問題は解消されていて、現在ではiPhone7以降の端末でもテザリング可能です。
UQモバイルの超高速データ通信を用いたテザリングは爽快感あふれるスピードが持ち味で、非常にサクサク通信できるのでおすすめですよ。
UQモバイルで考慮すべきデメリットは通話サービス【まとめ】
「【UQモバイル・デメリットまとめ】後悔したくないなら必読|事前に把握すべきUQモバイルの欠点」と題して、UQモバイルを契約する前に知っておいてほしいデメリットについてざっとご紹介してきました。
ポイントは通話サービスがどの程度の痛手になるか?
ここで今一度、ご紹介したデメリットをまとめておきましょう。
明らかなデメリット【対処が難しいもの】
ちょっとしたデメリット【対処法アリ】
大したことないデメリット【気にしなくてOK】
デメリットは様々ですが冒頭でお伝えしたように、UQモバイル的には通話サービス関連がネックです。
24時間完全かけ放題に非対応、通話は5分以内かけ放題に留まることが、自分にとってどの程度の痛手になるか。これを天秤にかけて「UQモバイル or Not」を導くのがポイントですね。
逆に通話を頻繁に行わない方にとっては、UQモバイルが最も適した格安SIMサービスである可能性が高いです。
さらに節約モード+LINE無料通話の「24時間完全かけ放題」が自分の中でアリなら、UQモバイルがあなたにとってのベストな格安SIMサービス確定です。
今なら初期費用が無料になったり1万円以上のキャッシュバックがもらえるWeb限定のお得なキャンペーンも実施しています。
この機会にデメリットを吟味して、UQモバイルへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
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※このキャンペーンは予告なく終了してしまう可能性があるので、申込はお早めに!
格安SIM選びで後悔したくないなら評判上々のUQモバイルへ
結論から言って、下記に該当しない方であれば、自信を持ってUQモバイルが2019年1月現在、最高の格安SIMサービスであると断言します。
- 通話をかなり頻繁にされる方
ワイモバイルは「スーパーだれとでも定額(1,000円)」で完全通話し放題になります。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
ワイモバイル公式サイト - 料金が安くなるなら、通信速度が犠牲になっても構わない方
UQモバイル・ワイモバイル以外の格安SIMサービスの方が確実にお得になります。
なぜそこまで自信を持って言えるのか。その根拠は下記の記事で余すところなく解説しています。
格安SIM選びで後悔したくない方は、一度目を通してみてくださいね。
後悔したくないなら評判上々なUQモバイルが吉|要点を分かりやすくレビュー