1万円未満でANC搭載の高コスパ完全ワイヤレスイヤホン
日本ではまだまだ認知度が高いとは言えないMpow(エムパウ)は、「M5」「M20」「Fly+」など秀逸なBluetoothイヤホンを世に輩出している隠れた優良イヤホンメーカーとして知る人ぞ知るメーカーです。
そのMpowがこのほど、1万円未満の価格でAirPods Proに代表されるアクティブノイズキャンセリング機能を搭載させた機種をリリースしました。それがMpow「X3 ANC」です。
まさかの1万円弱で購入できるアクティブノイキャン搭載TWS「X3 ANC」の特徴をまとめると、下記の通りです。
「X3 ANC」の特徴
- フィードフォーワード式アクティブノイズキャンセリング機能を搭載
- 大口径10mmのダイナミック型ドライバーを搭載
- イヤホン単独最長7時間・ケース併用最長27時間の高性能バッテリー
- 運動シーンでも気兼ねなく使用できる防水性能IPX4
- 高性能集音マイクとノイキャンでクリアなハンズフリーを実現
- 2タイプのイヤーピース同梱で快適な着け心地を追求
決して”最強スペック”とは言い難いですが、1万円未満でアクティブノイキャン搭載モデルが買えること自体、事件です。
押さえるべきスペックは押さえていますし、特徴をザッと見て気になるところが無いのであれば、間違いなく買いと言っていいでしょう。
では早速、Mpowが満を持してリリースしたアクティブノイズキャンセリング機能搭載の高コスパTWS「X3 ANC」について詳しく見ていきましょう。
本記事の内容
Mpow X3 ANCレビュー|製品情報
まずはMpow「X3 ANC」のスペックについてザッと見てみましょう。
スペック
サイズ | イヤホン(片耳):H39×W20×D24mm 充電ケース:H53×W48×D33mm |
重量 | イヤホン(片耳):約6g 充電ケース:約35g |
充電用ポート | Type-C |
Bluetooth規格 | Ver.5.0 |
対応プロファイル | HFP/HSP/A2DP/AVRCP |
ドライバー | φ10mmダイナミック型ドライバー |
連続再生時間 | 約7時間 (+充電ケースで約27時間) |
フル充電所要時間 | イヤホン本体:約60分 充電ケース:約120分 |
対応コーデック | SBC AAC |
防水性能 | IPX4等級 ※イヤホン本体のみ※ |
付属品 |
|
保証 | 12か月メーカー保証 |
やはり目玉はノイズキャンセリング機能
上記スペック表では分かりませんが、「X3 ANC」最大のセールスポイントはアクティブノイズキャンセリング機能が搭載されていることでしょう。
これが目当てで購入検討している方は多くいらっしゃるのでは?
ノイズキャンセリング性能については、後ほど「音質」についてお伝えする際にご紹介しましょう。
androidスマホをお使いの方は要注意
残念ながらandroid端末向けの高音質コーデック「APT-X」には対応していません。
より安定したBluetooth接続や低遅延を求めるのであれば、android端末ユーザーは本機の購入はよくよく考えた方がいいでしょう。
Mpow X3 ANCレビュー|優れているポイント
ここでは特にMpow「X3 ANC」が優れているポイントに注目してみましょう。
アクティブノイズキャンセリング機能を搭載
フィードフォーワード式ノイズキャンセリング機能が搭載されています。
一般的なノイズキャンセリング機能で感じられる耳への圧迫感を軽減させて、より自然で快適なノイズキャンセリング体験を実現させている点が秀逸です。
大口径ドライバーを搭載
大口径10mmダイナミック型ドライバーを搭載しています。
これによりBASSの効いた低音域、クリアかつ量感のある中高音域が絶妙なバランスで共存するハイサウンドが実現しています。
最長7時間連続再生の高性能バッテリー
イヤホン単独で最長7時間の連続再生に対応しています。
充電ケースを併用すると最長27時間にもなるので、バッテリー不足の心配は無用です。
IPX4等級の防水性能に対応
運動シーンなどでも気兼ねなく使用できる防水性能IPX4に対応しています。
濡れた手でも操作可能で、ちょっとした汗などにも耐性があるのでワークアウトの際なども安心して使用できます。
4つの集音マイク搭載で快適なハンズフリー通話
搭載された高性能マイクとノイズキャンセリング機能によって、良好なハンズフリー通話が可能です。
2タイプのイヤーピースを同梱
本機には2タイプのイヤーピースが同梱されています。
個々人で耳穴の構造は異なるので、こういった選択肢が多いのは嬉しいポイントですね。
Mpow X3 ANCレビュー|外観・付属品
外観
Mpow特有の丸み感と力強いフォルムの共存を感じる、ユニークな印象を受ける「X3 ANC」。
真横から見るとボディがツヤ&マットのツートンになっています。
デザインにメリハリが付いて、見栄えは悪くないですね。
イヤーピースを手掛けていることでも有名なfinalの「Type-E」を彷彿とさせるフォルムのイヤーピース。
これが実はなかなか良好な装着感を生み出してくれます。
ハウジングから伸びる軸部分にタッチセンサーが内蔵されています。
少し窪んでいる部分がタッチセンサーです。
軸の裏側には左右が分かりやすく印字されています。
充電ケースは、AirPodsの充電ケースを一回り大きくしたような印象。
ケースの両サイドに施された窪み加工がグリップ感の向上に一役買っています。
約35gと非常に軽量なこともあって、手に馴染みます。
Type-C充電ポートは、ケースの底面に配されています。
ケースの中身はこんな感じで、4点式LEDが搭載されていますよ。
付属品
「X3 ANC」の付属品は次の通りです。
付属品一覧
- 充電ケース
- イヤーピース(3種類:S/M/L)
- ソフトイヤーピース(3種類:S/M/L)
- USB-C & USB-A充電ケーブル
- 取扱説明書
- 保証書
- クイック操作ガイド
イヤーピースの選択肢が多いのは嬉しいポイント
いずれもシリコン製イヤーピースですが、より柔軟性のある「ソフトイヤーピース」が3サイズ同梱されています。
長時間装着していて耳穴への圧迫感が気になる方は、ソフトイヤーピースを選択するといいでしょう。
こういった選択肢が用意されているのは良心的ですね。
Mpow X3 ANCレビュー|ペアリング方法(接続方法)
ここではiPhoneを使った「X3 ANC」のペアリング登録方法を解説します。
製品購入後、イヤホン本体を充電ケースから取り出すと自動的にペアリングモードに移行してくれます。
そのためあらかじめ接続させるスマホのBluetooth設定画面を開いておくと作業がスムーズになりますよ。
ペアリング登録手順
- イヤホン本体を充電ケースから取り出す
- スマホの設定画面で「Mpow X3」を選択する
- 「接続済み」と表示されたらペアリング完了
イヤホン本体を充電ケースから取り出すと、イヤホン本体の電源が入って自動的にペアリングモードへ移行してくれます。
右イヤホンのLEDインジケーターがレッドに点滅しているのがペアリングモード中のサインです。
ペアリングモードに入るとBluetooth設定画面(「設定アプリ」→「Bluetooth」)に「Mpow X3」と表示されるので選択しましょう。
「connected」とアナウンスが入って、スマホのBluetooth登録デバイス一覧に「Mpow X3」が「接続済み」と表示されていればペアリング完了です。
右耳だけでも使えます!
Mpow「X3 ANC」は右耳だけで使うことができます。
やり方は簡単で、ただ右側のイヤホン本体を取り出すだけ。途中で右側イヤホンだけの使用に切り替えたくなったら、左側イヤホンをケースに仕舞うだけ。
また両耳で聴きたくなったら左側イヤホンを取り出して耳に装着するだけでOK。
ただ接続の際に一瞬間があってシームレスとは言い難いのが残念なポイントですね。
とはいえイヤホン側で自動切替してくれるので、便利ではあります。
左側だけの使用には対応していないので、ご注意ください。
一度ペアリングすれば、以後は自動接続してくれます
ペアリング登録以後は、イヤホン本体が入った充電ケースのフタを開けるだけで前回接続したスマホに自動接続してくれます。
自動接続されるまで6~7秒ほど掛かるのでマズマズな速さでしょうか。
実用性は十分なので、日ごろ使っていてストレスを感じることはないと思いますよ。
Mpow X3 ANCレビュー|使ってみて感じたこと
操作感
「X3 ANC」のボタン操作は、下記の通りです。
ボタン操作
- 音楽再生時
- 右ボタンを1回タップ:音量を上げる
- 左ボタンを1回タップ:音量を下げる
- 右or左ボタンを2回タップ:再生/一時停止
- 右ボタンを3回タップ:曲送り(次の曲へ)
- 左ボタンを3回タップ:曲戻し(前の曲へ)
- 通話時
- 左or右ボタンを1回タップ:着信応答
- 左or右ボタンを2回タップ:通話終了
- 左or右ボタンを2秒間長押し:通話拒否
- 音声認識システム
- 左ボタンを2秒間長押し:Siriなどの音声認識システムを呼び出す
- ノイズキャンセリングモード
- 右ボタンを2秒間長押し:ANCモードのON/OFF
タッチセンサーの感度はマズマズ
左右に搭載されたタッチセンサーの操作感は、可もなく不可もないというのが正直な印象です。
センサー部分に窪み加工がされているのでノールックで問題なく位置は把握できます。
ただ反応そのものがやや微妙というか、慣れが必要です。
他社製イヤホンで感度良好な製品と比べると、やや見劣り感があるのは否めないですね。
充電ケースのLEDは、やっぱり外が良い・・・
ここは完全に個人的見解なのでスルーしてもらってOKなんですが、LEDインジケーターって充電ケースの外に付いてる方が何かと便利じゃないかなって思います。
特に充電状況を遠目に把握する際には必須なので、僕はケース前面ないし天面に搭載させてほしかったなぁ・・・と少し残念な気持ちになりました。
イヤホン本体のバッテリー残量の確認方法
知る人ぞ知る方法ですが、念のためイヤホン本体のバッテリー残量の便利な確認方法について、iPhoneを例にご紹介しておきたいと思います。
まず「Mpow X3」をiPhoneに接続させましょう。
接続したらホーム画面から左フリックでウィジェット画面を表示させて、下にある「編集」と書かれたボタンをタップします。
ウィジェット追加画面に移るので、「バッテリー」と書かれた項目の左側にある「+」マークをタップして、画面右上の「完了」をタップします。
ウィジェット画面を見ると一番下に「バッテリー」という項目が追加されていて、「Mpow X3」のバッテリー残量がパーセント表示されているはずです。
イヤホン本体のバッテリー残量を確認するなら、このウィジェット表示が一番分かりやすいのでおすすめですよ。
装着感
MpowのBluetoothイヤホンは数多く所有してきた経緯がありますが、いずれもイヤーピースの品質が上々なんです。
そのおかげでなかなか良好な着け心地を提供してくれるのは、Mpowの密かな特長だと思っています。
その例に本機も漏れませんでしたね。
イヤーピースが2種類・6サイズ用意されているのがナイス!
イヤーピースの同梱数が多いに越したことはありません。
人それぞれ耳穴の形状は違うので、そこにねじ込むイヤーピースは種類が豊富な方がより良いフィット感が得られるからです。
その意味で良質なイヤーピースが2種類・6サイズ同梱されていることは歓迎すべきでしょう。
音質
真っ先に感じた印象は「高音域の粒立ちがイイ!」、これです。
中音域から高音域にかけての爽快感が強くて、全体的にクリアな印象。
低音域の存在感もシッカリ
一方でサウンドそのものが”軽い”わけでもなく、低音域もしっかりとズンズン感じます。
伊達に10mmダイナミック型ドライバーを搭載してないなぁという、パワフルさは持ち合わせていますね。
解像度は称賛に値するレベルではない
難しいところですが、個人的に解像度はそれほど高い印象は受けませんでした。
それゆえ伸びていく音の端々で粗さがやや目立ちます。
これを”ラウド感”と表現するならアドバンテージな気もしますが・・・w
ノイズキャンセリング性能は、”程よい”という印象
Apple「AirPods Pro」に代表される高性能ノイズキャンセリングにあえて”欠点”としてお伝えするなら、ノイキャンがやや耳に違和感を与えるという点です。
圧力のようなものを感じることができ、これがどうにも苦手という方が一定数いらっしゃるようです。
その意味で「X3 ANC」のノイズキャンセリング性能は、それよりも自然な形で音を打ち消してくれるので、違和感は感じにくいと思います。
なお肝心の音の打ち消し効果はAirPods Proなどのハイエンド機には及びませんが、やんわり低減させてくれるので一定の利用価値はあると思います。
名機ではないが、総合評価は及第点
総じてキレ感とラウド感が絶妙な形で共存したようなサウンドを体感することのできる一品と言えるでしょう。
Mpow X3 ANCレビュー|まとめ
「【Mpow X3 ANCレビュー】1万円未満でノイズキャンセリング機能搭載!最長7時間連続再生や10mmドライバーなど基本性能も高い完全ワイヤレスイヤホン」と題して、アンダー1万円でアクティブノイズキャンセリング機能を搭載した前代未聞の完全ワイヤレスイヤホンMpow「X3 ANC」について、詳しくご紹介してきました。
アクティブノイキャン入門機に最適なTWS
踏まえるべきポイントをしっかり押さえた基本スペックに、実用性十分なアクティブノイズキャンセリング機能を搭載。
そして何より価格が1万円を切るというコスパ感を実現させている「X3 ANC」は、ノイズキャンセリングイヤホン界隈のゲームチェンジャーとなり得る可能性を大いに秘めています。
お手軽価格でアクティブノイズキャンセリング機能を搭載した無線イヤホンが欲しい方には、オススメできる一台と言えるでしょう。
CDを購入・レンタルして、お金と時間を無駄にしてませんか?
CDを買ったりレンタルしたりするのは割に合わないし、何より面倒臭い!
たった1枚のCDに2,000円も払うとか、経済的に痛すぎると思いませんか?
レンタルする場合も。店に行ったものの借りたいCDが全部借りられていて時間を無駄にしたり、借りられたとしても返却するために店頭に行かなきゃならないのはダルいですよね。
良心価格で手軽に利用できる音楽配信サービス
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コミュニケーションアプリ「LINE」でお馴染みのLINE株式会社が提供する「ラインミュージック」は、LINEと強力な連携が行えるただ一つの音楽配信サービスになります。
【24年12月現在】「ラインミュージック」で聴けるアーティスト
24年12月現在、「ラインミュージック」で聴ける代表的な音楽アーティストをほんの一部ですが掲載してみました。
洋楽アーティストに関しては、ほとんど網羅されていると言ってよいので、下記は邦楽アーティストに限定して掲載しています。
楽曲聴き放題のアーティストの例示
- 米津玄師
- BTS
- BLACKPINK
- LiSA
- 安室奈美恵
- 嵐
- [ALEXANDROS]
- いきものがかり
- 宇多田ヒカル
- AKB48
- Aimer
- 欅坂46
- コブクロ
- サザンオールスターズ
- スピッツ
- TWICE
- DREAMS COME TRUE
- 乃木坂46
- Perfume
- 浜崎あゆみ
- BUMP OF CHICKEN
- 星野源
- Mr.Children
- ももいろクローバーZ
- ゆず
- L'Arc~en~Ciel
音楽配信サービス全体で権利が解禁されていないジャニーズ系アーティストなどは流石に聴けませんが、これだけ押さえておきたいアーティストが数多く名を連ねているので、ラインナップに不満を感じることはありません。
最近はアーティスト側で音楽配信サービスへの意識が変化していて、続々と音楽配信サービスへの楽曲提供が発表されています。なので現状聴くことのできないアーティストが聴けるようになる日もそう遠くないでしょう!
「ラインミュージック」の特長
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