スマホ充電に最適化された携帯性抜群のPD対応急速充電器
昨今PD(Power Delivery)対応の急速充電器が隆盛を極めていて、多種多様な製品が登場しています。
ただ必要以上の性能を有するが故に、サイズが大きくなってしまったり重量感が出てしまったりとモバイル性を阻害している製品も少なからずあります。
「スマホ1台を急速充電できればいいんだけど・・・」
そんなシンプルなニーズに最適化されたPD対応急速充電器が、このほどAnkerから登場した「PowerPort III Nano」です。
主にスマートフォンの急速充電に特化させた「PowerPort III Nano」は、AnkerのPD対応急速充電器としては最軽量サイズを誇ります。
本製品には、下記のような特徴があります。
「PowerPort III Nano」の特徴
- わずか27mm角のコンパクトボディ
- 単三乾電池1本分に相当する超軽量30g
- PD対応の最大出力18W(iPhone付属充電アダプタの3倍超)
- 二千円を切るリーズナブル価格
無駄を省いてスマホの急速充電に特化したといっても過言ではない断捨離系スペックといえます。
価格がキャッシュレス決済による5%還元適用で二千円を切る価格も魅力的です。
では早速、スマホ充電に最適化されたAnker「PowerPort III Nano」について詳しく見ていきましょう。
本記事の内容
Anker PowerPort III Nanoレビュー|製品情報
まずはAnker「PowerPort III Nano」のスペックを見てみましょう。
入力 | 100-240V~0.6A 50-60Hz |
出力 | 5V=2.4A, 9V=2A 最大18W |
出力ポート | USB-C×1 |
サイズ | 約27×27×46mm (当サイト実測に基づく) |
重量 | 約31g (当サイト実測に基づく) |
対応機器 |
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対応機器を見ると一目瞭然ですが、やはりスマホの急速充電に特化していることが分かりますね。
ノートパソコンを充電したい方は要注意
MacBookなどのノートパソコンを急速充電するには本製品は出力不足なので、「PowerPort Atom PD1」などを検討した方がいいでしょう。
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Anker PowerPort III Nanoレビュー|優れているポイント
ここでは特に「PowerPort III Nano」が優れているポイントに注目してみましょう。
圧倒的にコンパクトなサイズ
わずか27mm角のボディ(筐体)は「PowerPort III Nano」最大の売りの一つです。
プラグ部分を含めた奥行きは46mmになりますが、それでもかなりコンパクト。正面から見て500円玉とほぼ同じ大きさというのは、ちょっとした衝撃でしょう。
またこのサイズ感はiPhoneの付属品である「5W USB電源アダプタ」とほぼ同じなんですが、3倍以上の高出力を実現させている点に高い優位性があると言えますね。
わずか単三乾電池1本分の重さ
単三乾電池1本分に等しい30gの超軽量ボディというのも、「PowerPort III Nano」最大の売りの一つに挙げられます。
従来のPD対応充電器とは一線を画す軽量さを実現させていますよ。
スマホに最適な最高出力18W
サイズ感・重量感に秀でた「PowerPort III Nano」ですが、最大出力数も18Wと大健闘しています。
現在販売されている最新スマホの急速充電に十分対応できる出力数で、例えばiPhoneの付属品「5W USB電源アダプタ」比で約2.4倍も速く充電できる優れものですよ。
確かな技術力と安全性
「PowerPort III Nano」はAnker独自の多重保護システムによって、電子回路のショートや発熱などを徹底管理しているので、安心して使用できます。
これって当たり前のことだと思うんですが、意外とこの”当たり前”ができていないメーカーが散見されます。
【要注意】市場には安全性の低い粗悪品が多く出回っています
よくニュースで「モバイルバッテリーが発火した」と耳にしませんか?
安価で粗悪な製品は最悪発火の恐れがあるので、充電関連アイテムは安全性に十分配慮して選ばなければなりません。万が一を想定するなら信頼の置けるメーカー製を選ぶべきなんです。
その点でAnkerは充電関連製品の世界的ブランドなので、業界では最も安心感があると思いますよ。
Anker PowerPort III Nanoレビュー|外観・付属品
外観
デジャヴ?どこかで見たことがあるようなデザイン。
そうです。iPhoneの純正アダプタ「5W USB電源アダプタ」と瓜二つなルックスですね。
実際に並べてみてもサイズ感はまったく同じ。実測してみてもほぼ同じでした。
(充電性能は段違いですよ)
画像では伝わりにくくて恐縮ですが、「PowerPort III Nano」のボディ表面の質感は少し粒感を感じるサラッとしたマット加工が施されています。
iPhone純正アダプタはツルッとしているので、質感は対照的。
趣向性の問題かもしれませんが「PowerPort III Nano」の方が概して洗練されていて高級感があるように思いますね。
充電ポートはUSB-Cポートが一つ搭載されています。
Anker独自の充電規格Power IQ 3.0対応なので、接続されたデバイスに最適な電力供給を自動的に行ってくれますよ。
もちろんPD対応だから充電は超速。
残念ながらプラグ部分は本体収納できません。
ちなみに筐体から飛び出たプラグは全長約16mmになります。
付属品
「PowerPort III Nano」の付属品は、下記の通りです。
付属品
- ユーザーマニュアル(取扱説明書)
PD対応USB-C充電ケーブルを用意しましょう
「PowerPort III Nano」にはUSB-C充電ケーブルが同梱されていません。
そのためスマホの急速充電を行うには「PD対応USB-C充電ケーブル」を別途用意する必要があります。
現時点で持っていない方は、下記の充電ケーブルを購入検討してみてはいかがでしょうか。
USB-C対応デバイス向けのおすすめ充電ケーブル
android端末・MacBook・タブレット端末・その他USB-Cに対応したデバイス向けには、Anker「PowerLine+ USB-C & USB-C 2.0 ケーブル」がおすすめです。
世界的ブランドAnker製ということで充電ケーブルの品質は高水準、信頼性も非常に高いので買って後悔しません。付属の専用ポーチも収納に便利で持ち運びに重宝します。
素材には高耐久ナイロンが使用されているので耐久性も折り紙付きの高コスパ充電ケーブルですよ。
iOSデバイス向けのおすすめ充電ケーブル
iPhone・iPadなどLigntning端子に対応したデバイス向けにはAnker「PowerLine+ II USB-C & ライトニング ケーブル」がイチオシです。
一般的なケーブルに比べて30倍以上も耐久性に優れていること、ケーブルが柔らかいので使い勝手が良いのがおすすめの理由。
安価な旧型「PowerLine II USB-C & ライトニング ケーブル」もありますが、耐久性が低いうえにケーブルが硬くて使いづらいので、使い勝手の観点からおすすめしません。
上の画像を見てもらうと分かるように、旧型の方は柔軟性が乏しいのでキレイに弧を描けません。これは実用性に大きく影響するので、やはり新型の「PowerLine+ II USB-C & ライトニング ケーブル」をおすすめします。
Anker PowerPort III Nanoレビュー|使ってみて感じたこと
持ち運ぶうえで27mm角のサイズ感は”正義”
「コンパクト・軽量=正義」
このサイズ感のモバイル性は想像するまでもなく最高。これだけ小さいと文字通り”どこにでも”入りますよ。
プラグは収納できませんが、これだけコンパクトだとさほど気になりません。
ポイントは”USB-Cポートが一つ”であること
これ以上ないと思わせるほどコンパクトな「PowerPort III Nano」故の欠点といえるのが、USB-Cポートが一つしか搭載されていないことです。
あくまでスマホの充電にフォーカスした製品なので、ニーズがマッチした方であれば気にするポイントでもないかもしれません。
ただ今一度「自分はどんな充電シーンを想定しているのか」を改めて考えて、そのシーンに本製品がマッチするか再確認する必要はあると思います。
コンパクトだから隣のコンセントに干渉しない
念のため確認しましたが、隣り合ったコンセント口に干渉することはありませんでした。
これだけ小さいのでコンセント挿し込み口に関して困ることは、ほぼ無いと思います。
【実測】充電性能を確認してみました
18Wの出力でスマホを急速充電できるという謳い文句に嘘偽りがないか確かめるため、実際に充電性能を計測してみました。
検証方法
iPhone Xをバッテリー残量20%まで低下させた状態で30分間に渡って充電を行った結果を、iPhone付属の「5W USB電源アダプタ」の結果と比較してみました。それぞれ5回ずつ検証してみましたよ。
テストに使用したアイテムは下記の通りです。
テストで使用したもの
- Apple「iPhoneX」
- Apple「5W USB電源アダプタ」
- Apple「Lightning - USB-Aケーブル」
- COOWOO「USB電流電圧テスター」
- Anker「PowerPort III Nano」
- Anker「PowerLine+ II USB-C & ライトニングケーブル」
- ルートアール「USB Type-C電圧・電流チェッカー」
検証結果
検証結果は下記のようになりました。
急速充電性能の検証結果
- Apple「5W USB電源アダプタ」と「Lightning-USB-Aケーブル」を使った充電【通常充電】
20%→平均40% (+20%) - Anker「PowerPort III Nano」と「PowerLine+ II USB-C & ライトニングケーブル」を使った充電【急速充電】
20%→平均70% (+50%)
「PowerPort III Nano」による充電は、Apple「5W USB電源アダプタ」を使った場合に比べて約2.4倍速く充電できることが確認できました。
多少の誤差はあると思いますが、少なくとも30分で約50%ほどの充電が行えるのは間違いなさそうです。
Anker PowerPort III Nanoレビュー|まとめ
「【⚡Anker PowerPort III Nanoレビュー】27mm角&30g軽量小型ボディで携帯性抜群!“サイズは子ども、パワーは大人”を実現させたスマホ向けPD対応急速充電器」と題して、これ以上ないくらい極小&軽量なサイズ感とスマホを急速充電させる高い性能を兼ね備えたモバイル性に優れたPD対応急速充電器Anker「PowerPort III Nano」について紹介してきました。
屋内外でスマホ1台の充電がメインの方への最適解
スマホを急速充電させられるPD対応充電器としては世界最小・最軽量クラスのサイズ感で、唯一無二の存在感。二千円を切る価格設定でコスパも良好。
ノートパソコンを充電するには心許ない出力数ですが、スマホを充電するには十分すぎる性能です。
必要最低限のギアで少しでも身軽でいたいと考える方には、ぜひおすすめしたい急速充電器ですよ。
この記事があなたのガジェットライフを少しでも豊かなものにする一助になれば、嬉しく思います。
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