抜群のフィット感を誇るスポーツ向け完全ワイヤレスイヤホン
Ankerがこれまでリリースしてきたスポーツ向け完全ワイヤレスイヤホンも、良好な装着感を提供できるものばかりでした。
特にここ1~2年のフィット感は他社と一線を画しつつあり、Ankerの特有で抜群のフィット感は抜きん出た優位性を感じるところです。
そんなAnkerが投入してきた新作「Soundcore Spirit Dot 2」は、さらに斜め上行く装着安定性を実現させてきました。
基本性能もさることながら、本機最大の特徴の一つに挙げるべきは、やはりフィット感。
運動時に不可欠な高い装着安定性を実現させているフィット感名機「Soundcore Spirit Dot 2」の特徴を下記にまとめてみました。
「Soundcore Spirit Dot 2」の特徴
- イヤホン単独5.5時間&充電ケース併用16時間のバッテリー性能
- 10分の充電で約1時間の音楽再生可能な急速充電機能
- IPX7&Swaat Guardで万全の防水性能
- 力強くクリアな低音を響かせる「BassUpテクノロジー」搭載
- 抜群のフィット感を生み出すスリム設計&シリコンイヤーウィング
- 高い接続安定性と低遅延性を実現させる「MCSyncテクノロジー」
「これでもか!」と言わんばかりに散りばめられた優れた機能群が満載の「Soundcore Spirit Dot 2」は、間違いなく採算度外視系の完全ワイヤレスイヤホン。
スポーツ時の利用目的に留まらず、普段使いとしてもおすすめできる逸品がまた一つ誕生した感があります。
では早速、Ankerが誇る抜群の装着安定性を備えた採算度外視な完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Spirit Dot 2」について詳しく見ていきましょう。
本記事の内容
Anker Soundcore Spirit Dot 2レビュー|製品情報
まずはAnker「Soundcore Spirit Dot 2」のスペックについてザッと見てみましょう。
スペック
サイズ | イヤホン(片耳):H21×W31×D23mm 充電ケース:H47×W79×D29mm |
重量 | イヤホン(片耳):約6g 充電ケース:約50g |
充電用ポート | Type-C |
Bluetooth規格 | Ver.5.0 |
対応プロファイル | HFP/HSP/A2DP/AVRCP |
ドライバー | φ8mm |
連続再生時間 | 約5.5時間 (+充電ケースで約16時間) |
フル充電所要時間 | イヤホン本体:約45分 ※急速充電:10分充電で1時間駆動※ 充電ケース:約90分 |
対応コーデック | SBC AAC |
防水性能 | IPX7等級(完全防水) Sweat Guardテクノロジー対応 ※イヤホン本体のみ※ |
付属品 |
|
保証 | 18か月メーカー保証 |
不足を感じさせないバランス構成のスペック
バッテリー性能、サイズ感、接続安定性、防水性能など押さえておいてほしいスペックは十分備わっているので、特に大きな欠点はありません。
ただandroid端末をお持ちの方は、高音質コーデック「APT-X」に対応していない点について注意する必要がありますね。
一方iPhoneユーザーは「AAC」対応なので、一切問題ありません。
Anker Soundcore Spirit Dot 2レビュー|優れているポイント
ここでは特に「Soundcore Spirit Dot 2」が優れているポイントに注目してみましょう。
イヤホン単独最大5.5時間のバッテリー性能
イヤホン単体で最大5.5時間の連続再生、充電ケース併用で最大16時間の音楽再生可能なバッテリー性能を誇っています。
フル充電もわずか45分とハイスピードなので、バッテリー不足に悩まされることは皆無でしょう。
急速充電機能も搭載
必要十分なバッテリー性能に加えて、10分間の充電で約1時間の音楽再生が可能になる急速充電機能も搭載しています。
完全防水&SweatGuardテクノロジーで万全の防水性
防水性能は、国際電気標準会議が定めた防滴・防水性能を示す規格「IPX7(完全防水)」に対応しています。
そのため運動時の汗や雨天時はもちろん、シャワーを浴びながらの使用も可能です。
故障の原因となる汗の浸食も防ぐ「Sweat Guardテクノロジー」
本機は汗をはじめとした腐食性の高い物質からイヤホンを守るテクノロジー「Sweat Guard」にも対応しています。
カナル型イヤホン故障原因の約50%を占めると言われる汗の浸食を最大限防ぐことができるので、まさに最強の防水性能を備えていると言っていいでしょう。
迫力の重低音
独自技術「BassUpテクノロジー」によって低音をリアルタイム分析で増幅させるので、力強さとクリアさを兼ね備えた低音を響かせることができます。
また本機は8mm口径のドライバーを搭載しているので、中高音域の音質も上々です。
スリムなデザインで快適な着け心地
従来のAnker製品比で約20%のスリム化に成功しているので、これまで以上に耳にピタッと収まるフィット感を実現させています。
また伸縮性の高いシリコンで作られているユニークな形状のイヤーウィングも、耳穴への絶妙なフィット感に貢献しています。
高い接続安定性・低遅延性
Anker独自の「MCSyncテクノロジー」によって、従来型のBluetooth接続で生じていた無線接続の途切れや音の遅延を約30%も改善させています。
また両耳使用から片耳使用に切り替えるスイッチング性能も向上しているので、非常に快適です。
Anker Soundcore Spirit Dot 2レビュー|外観・付属品
外観
勾玉のようにアールのきいたフォルムが可愛らしいAnker「Soundcore Spirit Dot 2」。
ゴールドに輝くSoundcoreのロゴがオシャレ。
ちなみにロゴが刻印された部分がタッチセンサーになっています。
フィット感に貢献するイヤーウィングのグレーが本体のブラックとのコントラストを生んでいて、単調な印象は受けません。
ハウジングの後ろから見ると、このような感じ。
左右が一目で分かるように左右の刻印もあります。
ニッチなポイントですが、イヤーピースを外すと垣間見える金属パーツが取り付けられたノズル先端部分が萌えます。
単純にカッコイイ。
それにしても「小さい」という印象が強い本体サイズです。
「スリム化に成功している」と謳っているだけのことはあります。
AirPods Proと並べても遜色のないミニマムさ。
このサイズ感から得られる装着感は、想像以上。フィット感については後ほど。
キラリと輝くロゴはオシャレ感ありますが、一見すると何の変哲もない充電ケース。
でもこの充電ケース、フタの開閉がスライド式なんです。
これがメチャ使いやすい。中毒性高しです。
ちなみに中身はシンプルです。
LEDインジケーターは、ケース前面に配されています。
相変わらずAnkerのLEDは発色が良くて見やすいです。
USB Type-Cの充電ポートは、ケース背部にあります。
付属品
「Soundcore Spirit Dot 2」の付属品は次の通りです。
付属品一覧
- 充電ケース
- イヤーチップ(5種類:XS/S/M/L/XL)
- イヤーウィング(3種類:S/M/L)
- USB-C & USB-A充電ケーブル
- クイックスタートガイド
- 安全マニュアル
相変わらず種類豊富なイヤーチップ
Ankerのイヤホンの装着感に対する姿勢は目を見張るものがありますが、その一面はサイズが豊富なイヤーチップからも垣間見えます。
他社が3種類を基本としているのに対して、Ankerは実に5種類から選択することができるラインナップは圧巻!
リーズナブルな価格を中心に展開しているイヤホンメーカーとしては、随一の豊富な付属品を同梱させている点はポイント高いですね。
Anker Soundcore Spirit Dot 2レビュー|ペアリング方法(接続方法)
ここではiPhoneを使った「Soundcore Spirit Dot 2」のペアリング登録方法を解説します。
ペアリング登録手順
- イヤホン本体を充電ケースから取り出す
- スマホの設定画面で「Soundcore Spirit Dot 2」を選択する
- 「接続済み」と表示されたらペアリング完了
まずはイヤホン本体を充電ケースに収納して、再度取り出しましょう。
するとイヤホン本体の電源が入って自動的にペアリングモードへ移行してくれます。
右イヤホンのLEDインジケーターが素早くホワイトに点滅しているのがペアリングモード中のサインです。
ペアリングモードに入るとBluetooth設定画面(「設定アプリ」→「Bluetooth」)に「Soundcore Spirit Dot 2」と表示されるので選択しましょう。
「ピロリッ」と音が鳴って、スマホのBluetooth登録デバイス一覧に「Soundcore Spirit Dot 2」が「接続済み」と表示されていればペアリング完了です。
片耳だけでも使えます!
Anker「Soundcore Spirit Dot 2」は片耳だけで使うことができます。
やり方は簡単で、ただ片側のイヤホン本体を取り出すだけ。途中で片側イヤホンだけの使用に切り替えたくなったら、使わない方のイヤホンをケースに仕舞うだけ。
また両耳で聴きたくなったら仕舞ったイヤホンを取り出して耳に装着するだけでOK。
音の途切れを一切生じさせることなく、シームレスにイヤホン側で自動切替してくれます。
まさに至れり尽くせりな使い心地ですね。
一度ペアリングすれば、以後は自動接続してくれます
ペアリング登録以後は、イヤホン本体を充電ケースから取り出すだけで前回接続したスマホに自動接続してくれます。
自動接続されるまで5~6秒とスピーディーなので、実用シーンで接続のもたつきに苛立つことはありません。
Anker Soundcore Spirit Dot 2レビュー|使ってみて感じたこと
操作感
「Soundcore Spirit Dot 2」のボタン操作は、下記の通りです。
ボタン操作
- 音楽再生時
- 右センサーを2回タップ:再生/一時停止
- 左センサーを2回タップ:曲送り(次の曲へ)
- 通話時
- 左or右センサーを2回タップ:着信応答/通話終了
- 左or右センサーを2秒間長押し:通話拒否
- 音声認識システム
- 左or右センサーを2秒間長押し:Siriなどの音声認識システムを呼び出す
- 電源
- 左or右センサーを2秒間長押し:電源オン
- 左or右センサーを8秒間長押し:電源オフ
- リセット
- イヤホンをケースに入れて左右センサーを5回タップ
タッチセンサーの感度はすこぶる良好!
ここ最近のAnker製品の中でもピカイチなくらい感度が良好な印象を受けるタッチセンサーです。
イヤホン本体がスリム化されていることも相まってタッチできる箇所(面積)が限られているのですが、それが功を奏しているのか、かなり忠実に反応してくれます。
これくらいのタッチセンサーが業界のベンチマークになったらいいのになぁ・・・と思わされましたね。
音楽再生時の操作が残念・・・
本機最大の欠点は、音楽再生時に可能な操作が非常に限られていることです。
音量調整ができないのも残念なんですが、それ以上に曲戻し(前の曲へ戻す)操作が行えないのが痛い!
ちなみに同じくスポーツユースで音楽操作にも優れている製品としては、Anker「Soundcore Spirit X2」がおすすめです。
リーズナブルな価格帯の製品としては、かなり秀逸な製品ですよ。
関連リンク【Anker Soundcore Spirit X2レビュー】12mm大口径ドライバーで迫力サウンド!Beatsを彷彿とさせるスポーツに最適な高コスパ完全ワイヤレスイヤホン
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イヤホン本体のバッテリー残量の確認方法
知る人ぞ知る方法ですが、念のためイヤホン本体のバッテリー残量の便利な確認方法について、iPhoneを例にご紹介しておきたいと思います。
まず「Soundcore Spirit Dot 2」をiPhoneに接続させましょう。
接続したらホーム画面から左フリックでウィジェット画面を表示させて、下にある「編集」と書かれたボタンをタップします。
ウィジェット追加画面に移るので、「バッテリー」と書かれた項目の左側にある「+」マークをタップして、画面右上の「完了」をタップします。
ウィジェット画面を見ると一番下に「バッテリー」という項目が追加されていて、「Soundcore Spirit Dot 2」のバッテリー残量がパーセント表示されているはずです。
イヤホン本体のバッテリー残量を確認するなら、このウィジェット表示が一番分かりやすいのでおすすめですよ。
装着感
謳い文句に嘘偽りのない極上のフィット感は、きっと度肝を抜かれるはず。
そんなフィット感が得られるイヤホンです。
「フィット感モンスター」
端的に表現すると「フィット感モンスター」を思わせる装着感。
イヤーピース・イヤーウィングと耳穴のサイズ感がバチッと合ったとき、冗談抜きで耳穴からイヤホンを外すのに手間取ります。
それくらいしっかりフィットして耳から離れないんです。
まさに「フィット感モンスター」。装着安定性でイヤホン選びをするなら筆頭になること請け合いな製品であることは、間違いありません。
音質
一言で言うと、スポーツ向けに限定するには惜しいくらい良いサウンドを奏でます。
販売価格を考慮すると、間違いなく音質のコスパは良いですよ。
重低音の力強さは文句なし
「BassUpテクノロジー」を掲げているだけあって、確かに低音域のサウンドはかなり力強いです。
ズンズン鼓膜に来る感じは、低音域の良質さに定評のあるBeatsの製品に引けを取らないパワフルさです。
中高音域も上々の仕上がり
やや高音域にシャリシャリ感がありますが、中音域から高音域にかけて伸びやかで明瞭なサウンドが感じられます。
全体的にかなり調和の取れた良い音を響かせますね。
驚きの音場感
何よりも驚いたのは、空気感の秒差力の高さです。
音が奥の方に遠のいていく表現力が素晴らしく、それによる音場感・空気感の描写は価格からは想像できない良質さ。
Anker製イヤホンの上位機種で培ってきたサウンド技術を下位機種にも持ち込んでいるのでしょう。
一昔前のAnker製イヤホンの最上位機種に匹敵するような音を思い起こさせます
Anker Soundcore Spirit Dot 2レビュー|まとめ
「【Anker Soundcore Spirit Dot 2レビュー】スポーツ向けワイヤレスイヤホンの最適解!?完全防水で最大5.5時間連続再生&急速充電可能な完全ワイヤレスイヤホン」と題して、スポーツ向け完全ワイヤレスイヤホンの中でもひと際優れた基本性能と抜群のフィット感を持つ完全ワイヤレスイヤホンAnker「Soundcore Spirit Dot 2」について、詳しくご紹介してきました。
音楽操作性を度外視すれば、最高のスポーツ向け完全ワイヤレス!
本記事の中でお伝えしたように、本機の欠点は「音楽操作の制限」と「高音質コーデックAPT-X非対応」の2点です。
逆にこの2つの欠点を許容できるのであれば、スポーツ向けとしては最強のコスパ感を誇る名機。
完全ワイヤレスイヤホンとしても優れた部類に入る素晴らしい機種であることが、今回のレビューを通して理解することができました。
価格と性能が高い次元で共生している数少ない一品、間違いなくオススメです。
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【24年11月現在】「ラインミュージック」で聴けるアーティスト
24年11月現在、「ラインミュージック」で聴ける代表的な音楽アーティストをほんの一部ですが掲載してみました。
洋楽アーティストに関しては、ほとんど網羅されていると言ってよいので、下記は邦楽アーティストに限定して掲載しています。
楽曲聴き放題のアーティストの例示
- 米津玄師
- BTS
- BLACKPINK
- LiSA
- 安室奈美恵
- 嵐
- [ALEXANDROS]
- いきものがかり
- 宇多田ヒカル
- AKB48
- Aimer
- 欅坂46
- コブクロ
- サザンオールスターズ
- スピッツ
- TWICE
- DREAMS COME TRUE
- 乃木坂46
- Perfume
- 浜崎あゆみ
- BUMP OF CHICKEN
- 星野源
- Mr.Children
- ももいろクローバーZ
- ゆず
- L'Arc~en~Ciel
音楽配信サービス全体で権利が解禁されていないジャニーズ系アーティストなどは流石に聴けませんが、これだけ押さえておきたいアーティストが数多く名を連ねているので、ラインナップに不満を感じることはありません。
最近はアーティスト側で音楽配信サービスへの意識が変化していて、続々と音楽配信サービスへの楽曲提供が発表されています。なので現状聴くことのできないアーティストが聴けるようになる日もそう遠くないでしょう!
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