災害時の情報収集のためにスマホ充電用アイテムを揃えよう!
近年の日本では各地で自然災害に見舞われる事象が多発しています。
これまで経験したことのない災害は、今後もコンスタントに生じると考えた方が自然ではないかと思わされる今日この頃です。
北海道胆振東部地震が教えてくれたこと
私事で恐縮ですが、僕は2018年9月に発生した北海道胆振地方中東部を中心に発生した通称”北海道胆振東部地震”を通じて日本発となるブラックアウトを経験しました。
ブラックアウトとは、電力会社の管轄する全域で停電が起こる現象のことです。
つまりブラックアウトになってしまうと、一切電気の使用ができなくなる状況下に置かれるわけですね。
電話は通じなかったが、SNSは使うことができた
2011年3月に起こった東日本大震災の際にも囁かれたことですが、北海道胆振東部地震のブラックアウト下においても電話などのインフラが使いものにならない中、SNSだけは通信手段や情報収集手段として使うことができました。
この経験を通じてSNSの利用価値の高さを思い知らされたと同時に、スマートフォンのバッテリー容量の確保が災害時にはかなり重要性を帯びつつあるのだと確信しました(ブラックアウトで電気が一切使用できなかったこともあって、なおさら強く感じました)。例えば災害時、SNSを介して次のようなことが行える可能性があります。
災害時、SNSでできること
- 安否確認
- 自分がいる地域に関する情報(被害状況・災害関連情報)収集・発信
- 支援物資の配布場所の把握
- 避難所に関する情報の収集・発信
- 救援要請
特に自分がいるエリアに関する情報は、同じく被災した人々による情報発信によって広く拡散されているので収集しやすく便利です。
被災直後は何が起こったのか把握しにくいこともあって、最新ニュースをチェックする際にもスマホはかなり役立ちますね。
僕の場合、先のブラックアウトの際に電気が復旧していく状況をSNSを通じて情報収集できたことで、自分が住むエリアの電気供給の復旧が間近に迫っていることを知ることができました。これは心理的な負担軽減にかなり効果があったように思います。
災害時に使えるスマホ充電用アイテムのご用意を!
ブラックアウトという稀有な経験から、今回は有事下のスマホ充電対策として備えておきたいアイテムについてまとめてみました。
今やスマホ充電用のアイテムも立派な防災グッズ。ぜひこの機会にスマホ充電のための備えをしておくことをおすすめします。
本記事の内容
スマホ充電用防災グッズ|Ankerの防災バッグが大好評
皆さんはモバイルバッテリー業界のリーディングカンパニーAnker社をご存知でしょうか。モバイルバッテリーのコンシューマー向け製品にいち早く乗り出し、今や世界の売り上げシェアの多くの占める世界的メーカーですが、実はスマホ充電に絡んだ防災グッズを揃えたバッグを販売しています。
それが「Anker Power Bag」です。
「Anker Power Bag」に含まれるアイテムは次の通りです。
「Anker Power Bag」のセット内容
- 【モバイルバッテリー】PowerCore Lite 20000
- 【ソーラーチャージャー】PowerPort Sola
- 【急速充電器】PowerPort 2 Eco
- 【充電ケーブル】PowerLine Ⅱ 3-in-1 ケーブル
「Anker Power Bag」は地方自治体でも災害時の電源確保の一環として採用されていて、現在のところ福岡市、川崎市、川西市などと連携協定を結んで「Anker Power Bag」や同社のポータブル電源「PowerHouse」の提供を行っています。
この「Anker Power Bag」は150セット数量限定で市販されるも即完売。残念ながら現在このセット商品を購入することはできませんが、自前で揃えるには非常に参考になるセット内容になっています。
そこで今回はこれらのアイテムを参考にしつつ、スマホ充電のために揃えたいグッズをまとめてみました。
次の項目から一つずつ見ていきましょう。
スマホ充電用防災グッズ|備えるべきスマホ向け防災グッズ
結論から言うと、災害時のスマホ充電のために用意したいものは下記の通りです。
備えておきたいスマホ充電用防災グッズ
モバイルバッテリー:Anker PowerCore Speed 20000 PD(USB-C急速充電器付)
携帯性に優れ、時と場所に限らずスマホを充電できるモバイルバッテリーとしてはAnker「PowerCore Speed 20000 PD(USB-C急速充電器付)」が優秀です。
バッテリー本体も急速充電に対応!
最新スマホ5回前後フル充電できるバッテリー容量が最大の魅力ですが、このモバイルバッテリーは本体充電も急速充電に対応しているのがポイントです。
避難所やその他の場所で電源が一般に開放されている場合があって、その際にコンセントから充電が行えますが、その際にモバイルバッテリーも併せて急速充電させれば短い時間でかなりチャージすることができ、あとでモバイルバッテリーから再充電を行えるのでかなり助かります。最大で2倍以上も充電スピードが違ってくるので、有事の備えとしては急速充電に対応したモデルを購入することをおすすめします。
USB-C急速充電器がオマケで付いてくる
ちなみにこのモバイルバッテリーはUSB-C急速充電器付きとお買い得製品で、この急速充電器さえあればスマホの急速充電も行えますよ。
急速充電器:Anker PowerPort ll PD - 1 PD and 1 PowerIQ 2.0
豊富な電力供給量でスマホなどを素早く充電してくれる急速充電器としてはAnker「PowerPort ll PD - 1 PD and 1 PowerIQ 2.0」がおすすめ。
先に紹介したモバイルバッテリー「PowerCore Speed 20000 PD(USB-C急速充電器付)」に付属する急速充電器もUSB-C対応ということで急速充電が可能ではありますが、ポート数が一口しかない欠点があります。そのためモバイルバッテリーとともに少なくとも一台のスマホを急速充電できる充電器として、こちらの商品をおすすめします。
USB-C/USB-Aポート搭載であらゆるデバイスの充電をサポート
近ごろ発売されたものに関してはUSB-C対応である可能性は低くありませんが、未だメインストリームとはいえず、従来型のUSB-Aポートの需要は多いのが現状です。
そのためあらゆるデバイスの充電に対応するためにもUSB-Aポートは必須。そのため有事を想定して充電器を購入するならUSB-CだけでなくUSB-Aポートも搭載したモデルを選択した方がいいでしょう。
2種類のポートが搭載されていればUSB-C急速充電対応モバイルバッテリー&スマホを同時急速充電させたり、スマホ2台を同時急速充電させることが可能なので効率的です。
本体重量も約130gと軽量なので持ち運びも苦ではないので重宝します。
充電ケーブル:Anker PowerLine II 3-in-1 ケーブル (0.9m)
有事の際に備えておく充電ケーブルとしてはAnekr「PowerLine II 3-in-1 ケーブル (0.9m)」が最適です。
USB-C/micro USB/ライトニングの3種類が一本に集約
この充電ケーブル最大の特徴は1本で3種類の充電ポートに対応できることです。
有事の際、いつ何時どんなタイプの充電ケーブルが必要になるかわかりません。そのためあらかじめ3種類のケーブルの役割を担える「PowerLine II 3-in-1 ケーブル (0.9m)」は災害時に非常に重宝します。
2台同時充電のニーズを予測するなら、念のためこの充電ケーブルを余分に1本多く備えておくといいと思いますよ。
ソーラーチャージャー:Anker PowerPort Solar (21W)
さらにあると安心なのが太陽光発電によってスマホをチャージできるソーラーチャージャーAnker「Anker PowerPort Solar (21W)」。
太陽光で充電できる安心感は格別
モバイルバッテリーや急速充電器のように急速充電は行えませんが、尽きることのない太陽光でスマホ充電が行えるメリットは災害時にはかなり大きな安心感につながります。
またモバイルバッテリーほど期待できないとはいえ、スマホ程度のバッテリー容量であれば十分な電力供給を得られるので、ソーラーチャージャーは備えておいて損は決してないと思いますよ。
防水バッグ(ドライバッグ)
最後に紹介するのは、防水加工が施された防水バッグ(ドライバッグ)です。
今回紹介した数々のアイテムは濡れてしまうと使い物にならなくなる恐れがあるものばかり。そのため雨天や水害の場合を想定して防水性能の高いバッグに入れて備えておくのが無難です。
防水バッグに関しては、ここで紹介しているものでなくても全く構いません。サイズは20L~30Lほどがちょうど良いように思いますが、他にも何かしら入れておきたい場合はもう少し大きな防水バッグにするといいでしょう。
スマホ充電用防災グッズ|まとめ
「【⚠2019年スマホ防災グッズまとめ】災害時の情報確保にスマホ必須!備えておくべきスマホ充電用モバイルバッテリー・充電器など【北海道胆振東部地震の教訓】」と題して、災害時の唯一ともいえる情報収集&発信手段であるSNSの活用に欠かせないスマホの充電に備えておきたいアイテム(防災グッズ)について紹介してきました。
備えあれば憂いなし、何かが起こる前にまず行動を!
これは脅かしているわけではなく、実際に起こり得る危機に直面したときに間違いなく必要になる備えの話です。
僕はブラックアウトで電気が一切使えない状況を体験しましたが、最低限モバイルバッテリーなどの備えは不可欠だと痛感しました(それ以後、僕は速攻でポータブル電源を購入し備えています)。
この記事に出会ったのが良いきっかけです。ぜひこの機会にモバイルバッテリーなどの備えについて検討し、十分な備えをしておきましょう。
一人ひとりの備えが、地域の備えに繋がります。まずは行動あるのみ!大切な人のためにも、早速動き始めましょう!
この記事があなたの防災環境の改善に一役買うことができれば、嬉しく思います。