動画配信サービス(VOD)の動画を録画する方法が知りたい!
月額1.000円前後を支払って最新映画やドラマ作品などを視聴できる動画配信サービス(VOD)は、レンタル店を使うよりも格段に使い勝手が良く、価格も比較的良心的なので映画・ドラマ好きには重宝するサービスです。最近利用者が増えているのも頷けますが、
観ても観なくても、毎月月額利用料を払わなければならない。
このことが少し気にかかっていました。
必ずしも月額料金の元が取れるだけの動画視聴をしない僕にとって、この点は動画配信サービス(VOD)を利用するうえでの悩みだったんですよね。
僕は基本的に特定の作品がリリースされたり、リアルタイム放送されるタイミングで動画視聴することが多いんです。つまりムラのある見方をするわけなんですが、それゆえ毎月コンスタントに定額料金を支払うことを重荷に感じることがあります。
このように考えているユーザーの方は、案外多いんじゃないかと思うんですが、どうでしょう?
動画配信サービスの動画は録画できる!
もし動画配信サービスの動画コンテンツを録画できれば、最高だと思いませんか?
不要な月額料金を支払い続ける必要もありませんし、レンタル期間が短いVODサービスの最新映画やドラマの動画を期限内に急いで観る必要もありません。
好きなタイミングで1か月から2か月分の利用料金を支払ってお目当てのタイトルを一気に録画、これでもういつでもどこでも自分の好きなタイミングで好きなだけ視聴することができます。
録画できるだけで動画配信サービス(VOD)の利便性は大きく改善されます。サービスとの付き合い方も大きく変わりますよ。
そんなわけで今回は動画配信サービス(VOD)の動画コンテンツの録画方法について、皆さんと共有できればと思います。
これさえ知っておけば、これまで得ることのできなかったさらに自由な動画視聴環境が手に入りますよ。
本記事の内容
動画配信サービス(VOD)の録画方法|録画するために必要なもの
まずは動画配信サービス(VOD)の動画コンテンツを録画するために必要なものを確認しましょう。
VOD動画の録画に必要なもの
Fire TV Stick
Amazonで販売されているメディアプレーヤー「Fire TV Stick」は今回解説する録画方法のキーアイテムで、これが無ければ動画は録画できません。
価格は4,980円ですが、動画配信サービス(VOD)の動画コンテンツが録画できるようになると考えたらお釣りが来るようなお得感があります。
付属のリモコン操作で動画配信サービス(VOD)をまるで地上波放送のように視聴できるので、便利ガジェットとしてもおすすめです。
ビデオキャプチャ装置
Fire TV Stickから流れる動画コンテンツをパソコンに引き込むために必要な「ビデオキャプチャ」も、デジタルコンテンツの不正コピー防止技術「HDCP」を回避するために欠かせないキーアイテムです。
今回記事を書くにあたって使用したBOSTINのビデオキャプチャは、
問題なく動画配信サービスの動画コンテンツを録画できるのでおすすめですが、通販サイトでの在庫が乏しいのが難点です。
当サイトで使用できることが確認済みの他社製品で、信頼性の高さで選ぶならアイ・オー・データのビデオキャプチャがおすすめです。
上で紹介したいずれのビデオキャプチャも品切れ中だけど、それでも欲しい方にはBasicolorのビデオキャプチャをおすすめします。
ネームバリューに乏しいことは気になりますが、こちらも動作確認済みなので使用する分には問題ありませんよ。
ご自身でビデオキャプチャ装置を探す場合は、ビデオキャプチャの対応ソフトに「PotPlayer」が入っていることを確認しておきましょう。
対応していないと今回ご紹介する方法で動画を録画することができません。
パソコン
ビデオキャプチャを用いて動画を録画するには、USB3.0の規格に対応しているパソコンが必要です。
手っ取り早く「Fire TV Stick」を直接パソコンに差して動画を表示できれば良いのですが、パソコンにはHDMI入力ポートが搭載されておらず、出力にしか対応していません。
そのためパソコンに動画配信サービスの動画を引き込むには、HDMIの代わりにUSB3.0を利用しなければならず、よってパソコンがUSB3.0に対応していることが求められます。
パソコンがUSB3.0に対応しているか確認する方法
Windowsの場合ですが、USB3.0に対応しているかどうかは「Windows」キーを押しながら「X」キーを押して「デバイスマネージャー」を選択、開かれたウィンドウ内にある「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」という項目を展開して「USB3.0」と書かれた項目があるか確認しましょう。
上の画像のような記載があればOKです。
PotPlayer
「PotPlayer」とは、ネットで無料配布されているメディアプレイヤーソフトです。
「Fire TV Stick」から引き込んだ動画をパソコン上に表示させるために必要になります。
下記リンクから無料ダウンロードすることができますよ。
PotPlayerのインストール方法
まずは下記リンクからPotPlayer公式サイトにアクセスして、トップページにある「32bit DOWNLOAD」または「64bit DOWNLOAD」と書かれたボタンをクリックしてインストールに必要なファイルをダウンロードしましょう。
対応するbit(ビット)数の確認方法
Windows7/8/8.1/10の場合、パソコンが対応するbit(ビット)数は「32ビット」または「64ビット」に分かれます。
これを確認する方法は、まず「Windows」キーを押しながら「X」キーを押してメニューを表示させて「システム」をクリックします。
すると表示されるパソコンの仕様一覧に「システムの種類」という項目があって、ここに対応するビット数が記載されていますよ。

あとはダウンロードした「PotPlayerSetup.exe(32ビット版)」または「PotPlayerSetup64.exe(64ビット版)」というファイルを開いて、指示に従って手続きを進めるだけです。
基本的に「YES」とか「OK」とかを選択し続けるだけでインストールできるので安心ですよ。
なおPotPlayer公式サイトに記載がありませんでしたが、PotPlayerはWindows10でも使用可能なことは、僕の方で確認済みです。
VideoProc
動画配信サービスの動画コンテンツの不正コピー防止技術「HDCP」をかいくぐって録画する大役を担うアイテムが画面キャプチャソフト「VideoProc」です。
「VideoProc」の画面キャプチャは、コピー防止技術を突破できる!!
一般的な画面キャプチャソフトで動画配信サービスの動画を録画しても真っ黒な画面しか録れませんが、「VideoProc」の画面キャプチャ機能を使えば、Netflix・U-NEXT・Hulu・Amazonプライムビデオなどなど、あらゆる動画配信サービスの動画を録画することができます。
しかもパソコン初心者向けソフトなので、誰でも安心して動画を録画することができますよ。
「VideoProc」には、ビデオ編集機能も付いてます!!
僕が数多ある画面キャプチャソフトの中から「VideoProc」をオススメする理由は、VOD動画を録画できる画面キャプチャ機能に加えて、録画した動画を編集できる「ビデオ編集機能」まで搭載されているためです。
この機能によって動画の不要な部分を切り取る「トリミング」が行えるので、動画を録画しっぱなしで放置しておいて、あとでトリミングして動画データの内容を整えることができます。

関連記事【初心者向け動画編集・トリミングのやり方】無料ソフトで動画の切り取り可能!トリミング方法を解説|Windows&Mac対応の無料版「VideoProc」がおすすめ
無料体験版が提供されているので、まずはダウンロードしてソフトの利用価値を確認してみましょう。
インターネット環境
「Fire TV Stick」で動画配信サービスの動画コンテンツを再生するには、安定した高速インターネット環境も欠かせません。
「Fire TV Stick」はWi-Fi接続でデータ通信を行うのが基本なので、Wi-Fi環境が整っていることが求められますが、Amazonで販売されている「Amazonイーサネットアダプタ」を用意すれば、LANケーブルを用いた有線接続も可能ですよ。
通信がより安定したネット環境の方が滞りなく動画再生が可能なので、有線接続の方が録画に支障をきたしません。
そのため有線接続にできるのであれば、その方がベターです。

以上のものが揃ったら、あとは録画を実践するのみです。
早速、次の項目で具体的な録画方法についてチェックしてみましょう!
動画配信サービス(VOD)の録画方法|動画の録画方法
必要なものが揃ったら、早速動画配信サービス(VOD)の動画コンテンツを録画する方法について、解説していきます。
機器を接続する
Fire TV Stick・ビデオキャプチャ・パソコンを図のように接続します。
順を追って解説していきます。
「Fire TV Stick」とビデオキャプチャを接続する
まず「Fire TV Stick」をビデオキャプチャのHDMI入力ポートに接続しましょう。

ビデオキャプチャとパソコンを接続する
※撮影のためFire TV Stickは抜いた状態になります※
続いてビデオキャプチャとパソコンを接続しましょう。
こちらも簡単でビデオキャプチャ付属のUSBケーブルをパソコンのUSB3.0対応ポートに挿すだけです。
これで機器の接続は完了です。
PotPlayerのセッティングをする
続いて動画をパソコンの画面に映し出すためにPotPlayerの設定を行いましょう。
まずはPotPlayerを起動させます。
引き込む映像・音声を設定する
PotPlayerが立ち上がったら、まずはUSB接続された機器に関する設定を行います。
画面左上「PotPlayer」をクリックしてメニューを開き、「開く」から「デバイス設定」をクリックしましょう。
ショートカットキー「Alt+D」でも同様に「デバイス設定」を開くことができます。
「Webcam」タブ内の「映像キャプチャデバイス」欄にある「デバイス」を「ACASIS」に指定したら、「OK」をクリックしましょう。
続いて「音声キャプチャデバイス」欄にある「デバイス」を指定しましょう。
「WASAPI - マイク(ACASIS)」を選択するのが基本ですが、パソコン環境によって音質が悪い場合があるので、そのときは「マイク(ACASIS)」を選択するといいでしょう。
「ACASIS」は、「BOSTIN ビデオキャプチャ」を使用した場合の表示になります。
他のビデオキャプチャを接続した場合、異なる表記になる場合があるので注意しましょう。
映像を表示させる
設定を終えたら今度はFire TV Stickから流れている映像をPotPlayerに表示させましょう。
画面左上「PotPlayer」をクリックしてメニューを開き、「開く」から「Webcam/その他デバイスを開く」をクリックしましょう。
ショートカットキー「Ctrl+J」でも同様に「Webcam/その他デバイスを開く」を選択可能です。
するとPotPlayer上にFire TV Stickから流れている映像が表示されるはずです。
この映像が確認できたら、PotPlayerの設定は完了です。
VideoProcで動画を録画する
最後に「VideoProc」を起動させて、録画したい動画配信サービスの動画コンテンツを録画しましょう。
録画の準備をする
ソフトが立ち上がったら一番右にある「録画」をクリックします。
続いて操作画面上部にある「画面録画」をクリックしましょう。
すると操作画面に現在のデスクトップ上の様子が映し出されます。
2画面以上のマルチ画面でパソコンを使っている場合、操作画面左下にモニターが複数表示され、録画対象となる画面を選択する必要があります。
適宜クリックして対象ディスプレイを指定しましょう。
1画面のみ使用している方は、この操作は気にせずスキップしましょう。
操作画面下部にあるスピーカーマーク横のチェックボックスにチェックが入っていることを確認しましょう。
これで録画する動画に音声が入るようになります。
動画を録画する
あとは録画したい動画を再生して、その模様をVideoProcで録画するだけです。
まずはFire TV Stickで録画したい動画を探して一時停止状態にしておきましょう。
続いてPotPlayerを全画面表示に切り替えましょう。
全画面表示に切り替えるには、映像が表示されている部分をクリックしてから、キーボードの「Enter」キーを押すだけです。
全画面表示を解除するには、もう一度「Enter」キーを押すか、「ESC」キーを押します。
最後に「VideoProc」操作画面にある「REC」ボタンを押して、画面録画を始めるだけです。
「REC」ボタンを押すと5秒のカウントダウンが始まり、その後に録画がスタートするので、これに合わせてFire TV Stickで動画を再生させましょう。
あとは動画が終わるまで放置しておけばOKです。
録画を停止する
動画の録画を終わらせる際は、「VideoProc」操作画面に表示されている「STOP」ボタンをクリックするか、「Ctrl+Alt+Shift」キーを押しながら「R」キーを押して停止させましょう。
録画を停止させると、操作画面右側に処理当日の日付が入ったデータが表示されます。
これがたった今画面録画した動画データになります。
録画した動画データの保存先にアクセスしたい場合は、録画データ名の真横にあるフォルダアイコンをクリックすればOKです。
自動的に保存先フォルダが表示されるので、あとは適宜メディアプレイヤーを使って動画データが視聴できるかチェックするといいでしょう。
データの保存先に指定した場所を見てみると、上記のように動画データが出来上がっているのが確認できます。
実際この手法で録画した動画データをYouTubeにアップしたので、よかったらチェックしてみてくださいね。
残念ながらドラマ本編を録画したものはアップできませんが、下記の動画を観れば、どの程度の画質で録画できるかお分かりいただけるはず。
ご覧のように、全画面表示で視聴してもかなりキレイに録画できているのが分かりますね。
このクオリティで動画配信サービスの動画コンテンツを録画し放題って画期的だと思いませんか?
4K対応のFire TV Stickならもっとキレイに録画が可能
ちなみに今回使用した「Fire TV Stick」は4K非対応版ですが、4Kに対応した「Fire TV Stick 4K」を使えば、さらに美しい画質で動画を録画することが可能ですよ。
動画配信サービス(VOD)の録画方法|録画した動画の視聴方法
今回紹介した方法で録画した動画データの視聴方法について、解説していきます。
視聴方法としては、次の2つがオーソドックスな方法でしょう。
動画データの視聴方法
無料のメディアプレーヤーで再生する
パソコンで視聴する場合は、無料で使えるメディアプレーヤーを使います。
定番中の定番フリーソフトといえば「VLCメディアプレーヤー」でしょう。
もちろん無料で使えるので、特定のメディアプレーヤーをお持ちではない方は、この機会に無料ダウンロードしてみましょう。
ソフトを立ち上げたら再生したい動画データをクリック&ドラッグで「VLCメディアプレーヤー」内に放り込めば自動再生されますよ。
基本操作も「再生ボタン」「停止ボタン」など直感的に理解できる作りになっているので、すぐに使えるようになると思います。
VLCメディアプレーヤーの使い方については、下記の解説記事もチェックしてみましょう。
関連記事【DVD再生ソフト「VLCメディアプレーヤー」使い方】DVDコピーしたデータもパソコン再生可能なフリーソフト!Win&Mac対応のおすすめDVD再生ソフト
スマホ・タブレットで再生する
録画した動画はスマホやタブレットでも再生することが可能です。
今回はiPhoneを例に動画の取り込み方について解説していきます。
録画した動画をiTunes経由でiPhoneに同期する場合、動画のデータ形式は下記のいずれかにする必要があります。
- MPEG-4形式(.mp4)
- QuickTime形式(.mov)
- H.264(.m4v)
- 3GPP(.3gp)
- 3GPP2(.3g2)
少なくともiPhone・iPadで視聴するのであれば、MPEG-4形式(.mp4)に統一して変換すればOKですよ。
まずiTunesを起動して「ムービー」の項目を表示させましょう。
そこにiPhoneに入れたい録画した動画データをクリック&ドラッグでiTunesに登録します。
登録されると「ホームビデオ」という項目が増えます。
「ホームビデオ」をクリックしてみると、録画した動画データが登録されているのが分かります。
あとは動画データを入れたいiPhoneを接続させて、「設定→ムービー」から同期したい動画データにチェックを入れて「同期」ボタンをクリック。同期完了まで待ちましょう。
iPhoneの公式アプリ「TV」を開いて「ホームビデオ」の項目を見てみると、録画した動画が登録されているのが確認できるはずです。
これでスマホで出先でも自由に録画した動画を視聴することができますよ。
動画配信サービス(VOD)の録画方法|まとめ
「【動画配信サービス(VOD)の録画方法】アプリ内ダウンロードと違って視聴無期限!VOD配信動画を録画する方法|お試しトライアル中なら無料で録り放題」と題して、動画配信サービス(VOD)の動画コンテンツを録画する方法について解説してきました。
VODサービスで配信中の動画はすべて録画可能!
1か月1,000円足らず、無料トライアル期間中なら0円で数百タイトルの映画・ドラマが録画し放題。
リアルタイム配信の作品や有料作品も同様に録画できるので、映画・ドラマ好きにはたまらない録画テクニックでしょう。
「Fire TV Stick」とビデオキャプチャを買い揃える必要こそありますが、得られるリターンを考えると余裕で元は取れると思いますよ。
パソコンのストレージ不足に注意
録画した動画データは大きいので、録画本数を重ねるとパソコンのハードディスクを圧迫する恐れがあります。
そんなときは外付けハードディスクを購入して、サクッと問題解決しましょう。
コンパクトさで選ぶ
容量とサイズ感を両取りするならBuffalo(バッファロー)のポータブルハードディスク「HD-PCFS1.0U3-BBA」がおすすめです。
画面キャプチャーしたMP4データなら(映画1本2GBと仮定して)500本分の保存が可能です。
手のひらサイズで150gと軽量小型なのでモバイル性が高く、置き場所にも困らない点もナイスです。
コスパで選ぶ
ストレージ容量と価格の兼ね合いで選ぶなら、置き型外付けハードディスクBuffalo「HD-AD2U3」が断然おすすめです。
Amazon限定の高コスパ外付けハードディスクで、ストレージ容量は2TBもあります。
同じく画面キャプチャーしたMP4データの映画作品なら約1000本分の保存が可能。これくらい保存できると満足感がありますね。

目的別に最適な動画配信サービスをまとめました!
年々注目度が高まっている動画配信サービスは、基本的にDVDを買ったりレンタルするよりも圧倒的にお得です。
自分のニーズに最適なサービスを選ぶことができれば、きっとその魅力や使い勝手の良さに驚くはず!
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