出先でスマホのバッテリー切れに困ったらコンビニへ駆け込もう!
今やスマホは生活に欠かせないインフラのような地位を獲得するに至りました。
- お金を払う
- 電車乗る
- SNS投稿する
- ネットバンキングする
- 音楽・動画楽しむ
- スケジュール管理する
- ニュースを見る
挙げたらキリがないくらい、日常生活において何をするにも「スマホ・スマホ・スマホ・・・」のまさにスマホ一色。
充電器を忘れたら最後、社会的孤独を味わう恐怖
それだけ多くのシーンで活用されるスマホのバッテリーは、著しいスピードで消耗します。なので外出の際は「充電ケーブル」と「充電器」または「モバイルバッテリー」が欠かせません。
これを忘れてしまったら最後、あなたは突如として社会的機能不全に陥って、一人ポツンと置き去りにされたような気分になるでしょう。それは彼があのとき感じた恐怖の比ではありません。
出先におけるバッテリー切れの救世主「コンビニ」
そんな出先でのバッテリー切れという有事の際に重宝するのが「コンビニエンスストア」です。
実はコンビニには充電器や充電ケーブル、モバイルバッテリーなど充電関連アイテムが多数販売されています。コンビニは文字通りどこにでもあるのでホント便利。
ただ一方で商品ラインナップが充実し過ぎていて
「どれ買ったらいいのさ・・・」
と途方に暮れてしまうのも事実。
選ぶための基準を知らないと、確実にバッテリー売り場でフリーズすること必至です。
最適なモバイルバッテリーの見分け方を知りましょう!
そんなわけで今回は「コンビニで売っているモバイルバッテリーの選び方」と題して、いざという時に知っておくと安心なモバイルバッテリーを選ぶポイントについてご紹介します。
24年12月時点で売られているコンビニ各社のおすすめモバイルバッテリーについても併せて紹介していきますよ。
では早速、コンビニで売られているモバイルバッテリーの選び方と買って後悔しないコンビニのおすすめモバイルバッテリー製品について見ていきましょう。
本記事の内容
コンビニで買ってすぐ使えるモバイルバッテリー選びのポイント
早速、コンビニで販売されているモバイルバッテリーを選ぶ際のポイントについて解説していきます。
これさえ踏まえておけば、もうコンビニでモバイルバッテリー販売コーナーで途方に暮れることは無くなることを約束しましょう。
選ぶ際の注目ポイント
規格
規格とは、「Lightning」「Type-C(USB-C)」といったスマートフォンの充電ポートが対応している充電形式を指します。この規格が合致していなければ、そもそも充電そのものが行えないので、まず最初に規格をチェックしましょう。
パッケージにはよく「For 〇〇」と表記されていることが多いです。
主要スマホではiPhoneは「Lightning」(※iPhone15シリーズ以降はType-C=USB-C規格になっています)、androidは「Type-C(USB-C)」という規格にそれぞれ対応しているのが一般的ですね。
Lightning端子
これがiPhone独自の充電規格「Lightning」です。
Type-C(USB-C)端子
これが「Type-C(USB-C)」と言われる規格になります。
楕円形のようなフォルムで上下関係なくポートに挿せるのが特徴ですね。
micro USB端子
正面から見ると台形型のような端子を持っているのが「micro USB」という規格です。
スマホの充電ポートとしては一般的ではありません。
USB-A端子
ちなみに商品パッケージに記載がある「USB-A」とは、従来型のUSB規格で上のようなものを指します。
基本的に電気を受ける側ではなく、渡す側に挿し込むタイプの端子。
iPhoneを買うと付いてくる充電ケーブルは、この「USB-A」端子に対応したものですね。
(※iPhone15シリーズ以降は「Type-C(USB-C)」端子に変更されています)
バッテリー容量
「mAh(ミリ・アンペア・アワー)」という単位を伴って表記されているのがバッテリー容量で、要するにどれくらいの電気を蓄えておけるのかという目安になります。
スマホのフル充電1回=3000mAhを基準に
厳密には機種によってまちまちですが、一応の目安として「3000mAh=スマホのフル充電1回分」と考えると選びやすいです。
ちなみにiPhoneの具体的なバッテリー容量を例示すると、下記のような感じです。
機種 | バッテリー容量(mAh) |
iPhone 8 | 1821mAh |
iPhone 8 Plus | 2691mAh |
iPhone X | 2716mAh |
iPhone XS | 2658mAh |
iPhone XS Max | 3174mAh |
iPhone XR | 2942mAh |
iPhone 11 Pro | 3046mAh |
iPhone 11 Pro Max | 3969mAh |
iPhone 12 / iPhone 12 Pro | 2815mAh |
iPhone 12 Pro Max | 3687mAh |
iPhone 13 | 3227mAh |
iPhone 13 Pro | 3095mAh |
iPhone 13 Pro Max | 4352mAh |
iPhone 14 | 3279mAh |
iPhone 14 Pro | 3200mAh |
iPhone 14 Pro Max | 4323mAh |
iPhone 15 | 3349mAh |
iPhone 15 Pro | 3274mAh |
iPhone 15 Pro Max | 4422mAh |
iPhone 16 | 3561mAh |
iPhone 16 Pro | 3582mAh |
iPhone 16 Pro Max | 4685mAh |
昨今のProMax系端末になると4000mAhオーバーになってますが、大体3000mAh程度であることが分かりますね。
仮に「スマホフル充電1回分の充電ができれば十分」というのであれば、バッテリー容量3000mAh前後を目安に商品を絞り込みましょう。一気に商品数を絞ることができるので「バッテリー容量」も重要な判断材料です。
間違って”充電器”を買わないようにするために
「モバイルバッテリーだと思って買ったら、充電器だった」なんて一見冗談みたいなことを結構耳にします。
確かにパッと見た感じでは「モバイルバッテリー」と「充電器」が似通っていることって多いんですよね。この手の製品に頓着の無い方ならなおさら見誤るでしょう。
充電器の場合「mAh」と書かれていることはないので、間違って購入することを防ぐ意味でも「mAh」の表記を確認することは有意義です。
充電出力(電流値・アンペア値)
一般的に「充電出力」と呼ばれる項目が最後の判断材料で、この数値は充電スピードに関係します。
「電流値」や「アンペア値」などとも呼ばれますが同じ意味ですね。
スピーディーさを求めるなら「2A」以上
いち早く充電させたいなら充電出力は「2A」以上を選びましょう。
なお現状コンビニで販売されているモバイルバッテリーの最高値は「2.4A」で、USB-A規格による充電としてはモバイルバッテリーの大手メーカーと遜色のない出力になります。
逆に「1A」はかなり充電スピードが遅いので、急いで充電したい方は避けましょう。
充電が遅くても構わない方は「1A」モバイルバッテリーの方が安価なのでおすすめです。
単三電池を入れて使う「乾電池式」充電器を検討してもいいかもしれませんよ。
「合計最大〇〇A」とは?
バッテリー本体に2つ以上充電ケーブルを挿し込むポートがある場合に記載されるフレーズですね。
結論から言うと、通常1ポートを使うと100%の電力供給が得られるバッテリーの力が、2つ以上のポートに分散されてしまうことを意味します。つまり2つ以上を同時使用すると本来の充電出力が各ポートに振り分けられることで、充電スピードが落ちてしまうわけですね。
例えば「合計最大2.4A」と書かれているのであれば、仮に1つのポートを使用した際に2.4A出力が可能なバッテリーでも、複数のポートを同時に使うと各ポート1.2A程度の出力になるようなイメージです。
ちなみに現在のモバイルバッテリー性能の相場から言って「合計最大2.4A」は大手メーカー製品と変わらない最高クラスの性能になります。
【余談】充電ケーブル付属の有無
上に挙げた3つのポイントに比べれば、あくまで余談の域を出ませんが、商品に充電ケーブルが同梱されているかどうか、併せて確認しておくといいでしょう。
充電ケーブルがセットで販売されている場合もありますが、同梱されていない場合も多々あるので注意が必要です。
三大コンビニで買えるおすすめモバイルバッテリー
ここからは大手コンビニで販売されているモバイルバッテリーの中から、僕が実際に性能テストを行ったうえで確かな充電が行えると確信を得た、おすすめ製品を厳選してご紹介します。
大手コンビニごとにご紹介していきますよ。
なお僕がiPhoneユーザーという関係上、iPhoneで使用することを念頭に置いたモバイルバッテリーを取り上げていくので、ご了承くださいね。
なお各社3機種ほど試してみましたが、購入後すぐ使える状態で売られていました。
十分なバッテリー容量が販売時点でチャージされているので、開封後すぐに使えて安心です。
セブンイレブン
まずはコンビニ業界の巨人「セブンイレブン」で販売されているモバイルバッテリーから見ていきましょう。
僕がおすすめするセブンイレブンで購入できるモバイルバッテリーは、センチュリー「リチウム式充電器6000mAh(型番:CSPP-CA60W)」です。
コンビニで買えるベストモバイルバッテリー
いきなり結論のような見出しで恐縮ですが、今回僕が大手各社から購入してきた様々なバッテリーの中で性能・サイズ感・価格のバランスが最も優れていたのが本製品。
セブンイレブンのどの店舗に行っても置いてある製品ですね。
上の画像は「リチウム式充電器6000mAh」の充電出力を計測したものですが、USB-Cポート・USB-Aポートともに良好な出力値が認められました。
パッケージに記載された理論値2.4Aには及びませんが、バッテリー特有の性質上、誤差の範囲を出ないと言ってもいいレベル。モバイルバッテリーに特化したメーカーの製品にも劣らない性能といっていいでしょう。
充電ケーブルが同梱されていないことが残念なポイントですが、それ以外は上々のスペック。Type-C(USB-C)ポートも搭載されていることはコンビニとしては非常に珍しいですし、決して適当な製品ではないので、一時的にピンチを凌ぐだけのアイテムに留まらず、末永く使用できるのもナイスです。
扱いやすいサイズ感と値ごろ感も魅力
モバイルバッテリーの大手メーカーAnkerの製品を彷彿とさせる、非常に持ちやすいサイズ感。重さも約180gと軽量で、特に薄いのが持ち運びやすくていいですね。
価格も全国共通3,487円というのも納得。出先で困ったらセブンイレブンがベストチョイスだと感じさせられました。
セブンイレブンにはアップル純正アクセサリコーナーがある
実はセブンイレブンではアップル純正アクセサリーが取り扱われています。これは他社には無いセブンイレブンだけの圧倒的優位点です。
上の画像を見るとお分かりいただけるように純正の充電ケーブルや電源アダプタが揃っています。
最大18W出力による急速充電が行える充電ケーブルと電源アダプタも並べられていて、至れり尽くせり。
ファミリーマート
続いてはコンビニ業界シェア第2位のファミリーマート。
ファミマで買えるおすすめモバイルバッテリーは、多摩電子工業「リチウムチャージャー7800 2P microUSB用(品番:FL82SAW)」です。
コンビニ最大級のバッテリー容量
最大の特徴は、コンビニでは最大級となる7800mAhものバッテリー容量を誇っていることです。
例えばiPhone 8であれば約4.3回、ProMaxシリーズでも約2回のフル充電が行える容量に相当します。
さらにUSB-Aポートが2つ搭載されているので、同時に2台のスマホを充電することも可能。
そのため例えばスマホ&タブレットを同時充電したり、パートナーのスマホと同時充電なんて使い方もできる点がナイスですね。
充電出力はセブンには及びませんでしたが「1A」クラスのバッテリーに比べれば約2倍のスピードで充電できる出力が確認できました。
安定して電気を供給することもできたので、安心して使用できるモバイルバッテリーと言えます。
欠点は充電ケーブルが付いていないこと
一方で「リチウムチャージャー7800 2P microUSB用」にはスマホ向けの充電ケーブルが付属していない点に注意が必要です。
付属するのはあくまでバッテリー本体充電用ケーブルのみ。手元に充電ケーブルがない場合は別途購入する必要があります。
ただ不幸中の幸いでファミマは他社に比べてバッテリー関連製品のラインナップが豊富な傾向にあるので、必要な充電ケーブルも併せて購入できます。
取扱商品数は多い傾向がある
お伝えしたように、ファミマは他社よりも店頭に置いてあるバッテリー関連のアイテム数が多い傾向があります。
店舗にもよりますが、他社の1.5倍以上の品揃えがある印象ですね。
ローソン
最後はコンビニ御三家最後の一社、ローソン。
ローソンで買えるおすすめモバイルバッテリーは、多摩電子工業「リチウム式充電器5200 C変換付(品番:LL86SCK)」です。
Type-C変換アダプタ付き
今回紹介するモバイルバッテリーの中では最もバッテリー容量の小さい商品になりますが、それを補って余りあるメリットが「Type-C変換アダプタ」が付いている点です。
このアダプタをモバイルバッテリー本体充電用ケーブルに取り付けることで、androidスマホを含むType-C対応デバイスの充電に使用することができます。
5200mAhの豊富なバッテリー容量と充電ケーブルが付属していることを両立させたレアな製品と言えますね。
充電出力の結果はファミマとほぼ同じ値の1.67Aでした。
使っていて電気の供給が不安定な印象も無く、いたって普通に使用できるモバイルバッテリーでしたよ。
ただ充電速度に関しては、やはりセブンが一歩リードしている印象は拭えませんね。
他社に比べると割高?
「Type-C変換アダプタ」が付いているとはいえ、バッテリー容量や充電性能を考えると3,168円(税込)というのは、比較的割高感があるかもしれません。
正直僕ならセブンかファミマのバッテリーを選びますねw
【買ってすぐ使える】コンビニのモバイルバッテリー|まとめ
「【買ってすぐ使える】コンビニのモバイルバッテリーまとめ」と題して、出先でバッテリー切れに困った際の駆け込み寺として最適なコンビニで買えるモバイルバッテリーの選び方、そして各社それぞれのおすすめモバイルバッテリーについてご紹介してきました。
モバイルバッテリー買うならセブンイレブンがおすすめ
今回コンビニ大手三社のモバイルバッテリー販売状況と商品の品質などをチェックして感じたのは、セブンイレブンが最も魅力的だということ。
性能・価格ともに納得のモバイルバッテリーが売られていますし、何といってもアップル純正のアクセサリーコーナーが設けられているのが最大の利点でしょう。
正直モバイルバッテリーに同梱されているケーブルは信頼性に乏しく、未来永劫使うことははばかられるので、万が一の際でも純正ケーブルが手に入るセブンは圧倒的な優位性を持っていると言えます。
「出先でバッテリー切れに困ったらセブンイレブンへ駈け込むのがベスト」
やっぱり買うなら大手メーカーのモバイルバッテリー
これ言っちゃうと元も子もないんですが、やっぱりコンビニのモバイルバッテリーは品質に限界があります。
緊急時には非常に役立ちますが、それでもAmazonなどで購入できる信頼性の高いモバイルバッテリー製品に比べると、コスパは決して良くありません。
モバイルバッテリーと言えばAnkerという世界的メーカーが有名で定評があるので、ぜひこの機会にチェックしてみてほしいと思います。
なお最近ではセブンイレブンでAnker社製品が手に入るようになりましたが、モバイルバッテリー製品については一切取り扱われていないので注意が必要です。
ちなみに信頼性の高いメーカーAnker製品の中で、今回ご紹介した価格よりも安くて高性能なモバイルバッテリーとしては「Anker PowerCore 10000 PD Redux」がオススメです。
バッテリー容量はセブンイレブンのバッテリーの約1.6倍に相当する大容量。
しかもコンビニで買うより安いから断然コスパ良いです。
せっかく買うならもっと高性能で利便性の高いバッテリーが欲しいという方には「Anker Power Bank」もオススメです。
このバッテリーはモバイルバッテリー機能に加えて、高速充電器としての機能も備えていて、
さらにUSB-C充電ケーブルも備え付けられている逸品です。
約200gと軽量&コンパクトだから、外出の際のお供にピッタリなこと請け合いですよ。