満を持してAtom系のマルチプルポート急速充電器がキタ!!!!
事あるごとに引き合いに出しては紹介してきたAnker「PowerPort I PD - 1 PD & 4 PowerIQ」は、一家庭に一台は備えておくのに最適なマルチプルポート搭載の超おすすめ製品でした。
ただ当該製品は出先用としては少々大きく、気軽に持ち運ぼうと言える代物ではなかったという点がモバイラーにとっての難点でした。
それゆえ「PowerPort Atom III Slim」などの小型軽量化された高出力シングルポート充電器を持ち歩いていたわけですが・・・。
ついにモバイル用に最適なマルチプルポート搭載充電器が登場!
しかしこのほど、いよいよこれらの製品をフュージョンさせたようなマルチプルポート搭載急速充電器が登場しました!それがAnker「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」です(もうちょっと気の利いたネーミング無かったんでしょうか・・・w)。
Anker「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」
複数デバイスを持ち運ぶ方にとっては待望と言えるAnker「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」の特徴は下記の通りです。
「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」の特長
- 厚さ18mm&重さ150gの超薄型軽量ボディ
- USB-Cポート1つ・USB-Aポート3つの計4ポート搭載
- 複数ポート使用時の合計出力65W・シングルポート最大出力45Wの高出力性能
- PD対応だからスマホ・タブレット・MacBookなどを急速充電できる
最大の注目ポイントは急速充電器のサイズ感。厚さ18mm・重さ150gという薄型軽量化を実現させたことでマルチプルポート搭載急速充電器をモバイルライクな製品にブラッシュアップ!これほど携帯性に優れた多ポート搭載PD急速充電器はこれまで存在しませんでした。
本当に、本当に、本当に超待望な急速充電器のかたち。この点に関して複数デバイスモバイラーは満場一致でしょう。
出先でスマホ・タブレットに加えてMacBookなどを持ち歩いている方には最良の急速充電器。これ一つあればスタバがあなたのワークステーションに早変わりすること請け合いです。
では早速、モバイル向けに最適化された超軽量薄型なマルチプルポート搭載PD急速充電器Anker「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」について詳しく見ていきましょう。
本記事の内容
Anker PowerPort Atom III Slim (Four Ports)レビュー|製品スペック
まずはAnker「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」のスペックをチェックしてみましょう。
スペック
AC入力 | 100-240V=2A 50-60Hz |
USB-C出力 | 5V=2.4A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=2.25A 最大45W |
USB-A出力 | 5V=4A (各ポート最大2.4A) 最大12W |
合計出力 | 最大65W |
出力ポート数 | USB-C×1 USB-A×3 |
サイズ | 約89×86×18mm |
重量 | 150g (公式データ:約142g) |
保証 | メーカー18か月保証 |
持ち運びやすさに優れたサイズ感
モバイル性に優れたマルチプルポート搭載型のPD急速充電器である点が最大の持ち味です。
まだ性能を向上させる余地はあるにしても、現状でこれだけ複数ポート搭載で持ち運びやすい急速充電器はありません。
出先で複数台のデバイスを同時充電するニーズがある方なら、買って損はないでしょう。
Anker PowerPort Atom III Slim (Four Ports)レビュー|優れているポイント
ここでは特にAnker「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」が優れているポイントをご紹介します。
モバイル性最強の超軽量薄型デザイン
「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」最大の特徴といえば、やはり軽量薄型な本体サイズ。
PD急速充電に対応しつつ、合計4つの複数ポートを持つコンパクト充電器としては、現状で唯一無二の存在と言っていいでしょう。
上の公式画像でオレオと比較してるのはちょっと謎ですがw

PD対応最大45W+合計出力65Wの高出力性能
USB-C単独で使用した場合は最大45W、2ポート以上を同時使用した場合は合計最大65Wの出力性能を誇っています。
MacBook Proのような大電力を要するデバイスも急速充電できる出力性能なので、スマホやタブレットの充電は余裕しゃくしゃく。
USB-Cポートの出力数は「最強」とは評せませんが、必要十分です。
PowerIQ3.0 & PD対応で超高速充電が可能
USB-CポートならAnker独自の急速充電規格"PowerIQ3.0"や"PD(Power Delivery)"に対応しているので、iPhone・iPad・MacBookなどのUSB-C対応デバイスを急速充電できます。
PD対応充電器そのものに真新しさはありませんが、それでもiPhone付属品に代表される5W充電器比で約2.5倍も高速な充電性能は病みつきになる速さです。
最大4台の同時充電が可能
さらに3ポートのUSB-Aポートも搭載されているので最大4台の同時充電ニーズを満たしてくれます。
出先でスマホ+タブレット、スマホ+MacBook、なんならスマホ+タブレット+AirPods+MacBookなんて組み合わせもできちゃうのが「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」の良いところですね。
【比較】「PowerPort I PD - 1 PD & 4 PowerIQ」との違い
ちなみに本記事冒頭で言及済みですが、Ankerには「PowerPort I PD - 1 PD & 4 PowerIQ」という類似製品があります。
この製品は家庭用の急速充電器として非常におすすめですが、今回ご紹介している「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」は「PowerPort I PD - 1 PD & 4 PowerIQ」がモバイル向けに進化したものと言っていいでしょう。
念のためここでは、それとなく類似しているように思えるこれら2つの製品の違いについて、念のため確認しておきたいと思います。
PowerPort Atom III Slim (Four Ports) |
PowerPort I PD - 1 PD & 4 PowerIQ |
|
USB-C出力 | 最大45W | 最大30W |
USB-A出力 | 各ポート最大12W | |
ポート数 | USB-C×1 USB-A×3 |
USB-C×1 USB-A×4 |
複数ポート使用時 | 合計65W | 合計60W |
サイズ | 89×86×18mm | 103×78×28mm |
重量 | 150g | 213g |
これらの顕著な差は下記のポイントになります。
明らかな相違点
- サイズ感が大きく異なること(モバイル性)
- USB-Cポートの最大出力に差があること(出力性能)
持ち運ぶなら最良の製品、持ち運ばないならマストバイではないかも
いろんな所に持ち歩いてはチャージするというニーズがある方にとっては「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」が最良の製品である一方、家庭用のマルチプルポート搭載急速充電器として使うのであれば、(出力性能は落ちますが)必ずしも「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」ではなくてもいいんじゃないかなぁというのが、比較してみて僕が感じたところです。
Anker PowerPort Atom III Slim (Four Ports)レビュー|外観・付属品
外観
昨今のAnker製品を代表する表面加工であるメッシュ加工のリッチ感が際立つ、Anker「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」。
手のひらに乗せてみるとこんな感じで、大きさはまずまず悪くない印象ですね。
特筆すべきは、わずか18mmの薄さ。
重さも150gとマルチプルポート搭載としては劇的な軽さ。
この薄さと軽さが「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」最大の魅力です。
製品のサイズは89×86×18mm。やはり薄さが際立ってますね。
ちなみにこれまでに再三再四言及してきた「PowerPort I PD - 1 PD & 4 PowerIQ」と比べると、こんな感じ。
縦×横のサイズ感は大して違いは感じませんが、薄さは火を見るよりも明らかですね。
スーツの内ポケットにスッポリ入ってしまうほどの薄さ。
ちなみに重さは63gの差があります。あんまり変わらないように思えるかもしれませんが、持ってみると案外違うものですよ。
電気が供給されると天面のLEDライトがブルーに点灯します。
ポートは左端にUSB-Cポート、続いてUSB-Aポートが3つ続いています。
何気に底面に配された4点の滑り止めがグリップ感抜群で、充電器がずれるのを防いでくれます。
充電コードを挿し込むときに充電器本体が奥へ押されてしまうことがないので、この滑り止め加工は嬉しい配慮です。
付属品
「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」の付属品は下記の通りです。
付属品一覧
- 電源ケーブル(1.5m)
- 結束バンド
- 取扱説明書
急速充電には対応するUSB-C充電ケーブルが必須
スマホやタブレットを急速充電する場合、対応するUSB-C充電ケーブルが必要になります。
念のため以下に僕がおすすめする急速充電ケーブルを掲載しておきましょう。
購入予定のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
USB-C対応デバイス向けのおすすめ充電ケーブル
android端末やMacbook、タブレット端末、その他USB-C対応デバイス向けにおすすめの充電ケーブルは、Anker「PowerLine+ USB-C & USB-C 2.0 ケーブル」です。
充電ケーブルの品質が良く信頼性も高いので末永く使えますし、付属の専用ポーチが収納に便利で持ち運びに重宝します。
高耐久ナイロンを採用しているので耐久性も折り紙付きの高コスパ充電ケーブルですよ。
iOSデバイス向けのおすすめ充電ケーブル
iPhone・iPadなどLigntning端子に対応したデバイス向けには、Anker「PowerLine+ II USB-C & ライトニング ケーブル」をおすすめします。
おすすめする理由
- 一般的なケーブルに比べて30倍も耐久性に優れている
- ケーブルが柔らかいので使い勝手が良い
安価な旧型「PowerLine II USB-C & ライトニング ケーブル」は、耐久性が高くないことやケーブルが硬くて使いづらいので、実用性の観点からおすすめしません。
上の画像を見てもらうと分かるように、旧型の方は柔軟性が乏しいのでキレイに弧を描けていません。これは実用性にもろに影響してくるので、やはり新型の「PowerLine+ II USB-C & ライトニング ケーブル」をおすすめします。
Anker PowerPort Atom III Slim (Four Ports)レビュー|使ってみて感じたこと
ここではAnker「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」を実際に使ってみた感想についてお伝えします。
とにかく薄くて軽いから、持ち運びが楽すぎ
18mmの薄さと150gの軽さは、モバイルシーンでは最高のメリットを発揮してくれますよ。
これだけ小さいとどんなに小さなカバンにも収納することができます。
このモバイル性の高さや充電性能の良好さを考えると、出張が多いビジネスマンの方に重宝がられる気がします。
複数デバイスを一気に充電できるパワフルさ
一つのコンセントで最大4台のデバイスを同時充電できるパワフルさは、マルチプルポート搭載充電器ならではのメリット。
スマホに加えてタブレット・MacBook・Bluetoothイヤホン・スマートウォッチなどを複数台持ち歩いている方は、この恩恵がどれほどのものかお分かりいただけると思います。
「デバイスを複数台持ち歩いてるけど、出先では充電ポートが十分に確保できないから困ってる・・・」
そんな方にこそ「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」はおすすめしたいですね。
かく言う僕は基本的にiPhone 11 Pro Max、iPhone X、AirPods Pro、iPad Pro、MacBook Pro 13inchを持ち歩いているので、出先ではかなり重宝していますね。
特にカフェでちょっと作業したいときは助かります。ホテルに宿泊する際になども重宝するでしょうね。
とにかく出先では引っ張りだこな急速充電器になることは間違いありません。
電源コードは短いものを用意すると良きかも
製品のスペック自体に大きな不満はないんですが、強いて苦言を呈させてもらえるなら「電源コードが長げぇ!!」とお伝えしたいww
コンセントまで距離がある場合はいいんですけど、カフェユースが多い僕にとっては「これだけ製品がコンパクトなのに電源コードが長いわぁ・・・」って感じてます。結束バンドで縛っておくのは妥当だと思いますが、そもそも1.5mもあるから束ねると充電器以上にかさばるんですよね・・・。
なので僕はサンワサプライの0.2m電源コード(僕はL型コネクタをチョイス)を買って対処することに。これでさらに快適!
【実測】充電性能を確認してみました
充電性能に嘘偽りがないか確かめるべく、実際に充電性能を計測してみました。
検証方法
iPhone Xをバッテリー残量20%まで低下させた状態で30分間に渡って充電を行った結果を、iPhone付属の5WUSB電源アダプタの結果と比較してみました。それぞれ5回ずつ検証してみましたよ。
テストにあたって使用したものは次の通りです。
テストで使用したもの
- Apple「iPhoneX」
- Apple「5W USB電源アダプタ」
- Apple「Lightning - USB-Aケーブル」
- Anker「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」
- Anker「PowerLine+ II USB-C & ライトニングケーブル」
- COOWOO「USB電流電圧テスター」
- ルートアール「USB Type-C電圧・電流チェッカー」
検証結果
そして検証結果は下記のようになりました。
急速充電性能の検証結果
- Apple「5W USB電源アダプタ」及び「Lightning-USB-Aケーブル」を使った充電【通常充電】
20%→平均40% (+20%) - Anker「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」及び「PowerLine+ II USB-C & ライトニングケーブル」を使った充電【急速充電】
20%→平均70% (+50%)
「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」を使った充電はApple「5W USB電源アダプタ」を使った場合に比べて約2.5倍速く充電できることが確認できました。
さすがAnkerと言うべきか、やっぱり業界のリーディングカンパニーということもあって技術面では安心感がありますね。今回もその例に漏れず、信頼性に足る結果が導かれました。
Anker PowerPort Atom III Slim (Four Ports)レビュー|まとめ
「【⚡Anker PowerPort Atom III Slim(Four Ports)レビュー】超軽量薄型のモバイル向け多ポート急速充電器!持ち運び最強の合計65W高出力を誇るPD急速充電器」と題して、これまでのようなマルチプルポート搭載PD急速充電器とは一線を画すサイズ感とさらに向上した出力性能が魅力のPD対応急速充電器、Anker「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」についてご紹介してきました。
複数デバイスを持ち歩く方におすすめしたい充電器
これだけ軽量薄型でPD対応マルチプルポート搭載の急速充電器は、かつて存在しませんでした。
これは複数デバイスを持ち歩くノマドのようなモバイラーにとっては神器のような便利アイテム!
「PowerPort Atom III Slim (Four Ports)」一つ持って外出すれば、もう複数デバイスのバッテリー残量を気にする日々とはオサラバできること請け合いです!

この記事があなたに最良な急速充電器をゲットする何らかの助けになれば、嬉しいです。
iPhoneを急速充電する方法とは?
iPhoneはiPhone8から急速充電に対応していますが、付属品では急速充電を行うことはかないません。iPhoneを急速充電するには「高出力充電器」と「USB-C - Lightningケーブル」を用意する必要があります。
具体的な充電方法やおすすめの充電器・ケーブルについては、下記の記事にまとめているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
-
-
【⚡iPhone充電速度が2倍以上早くなる!!】遅い原因は充電器・ケーブル!iPhoneを急速充電させて時間を節約する方法
続きを見る
2019年ニーズ別おすすめPD対応急速充電器まとめ【公開中】
携帯性・高出力・複数同時充電などなど、今急速充電器に求められている様々な要望ごとに優れた急速充電器を厳選したまとめ記事を公開しています。
「製品数が多すぎてどれを選んだらいいか分からない・・・」
そんな悩みを抱えている方にこそ読んでもらいたい内容になっています。まず買って損をしない急速充電器を超厳選したので、興味のある方はぜひ一読してみてくださいね。
-
-
【⚡2019年最新おすすめタイプC急速充電器まとめ】iPhone・androidスマホ共通!携帯性・高出力・複数台同時充電・車載などニーズ別にPD対応充電器をご紹介
続きを見る
この記事で紹介したアイテム
Amazonで欲しいものを安く買うなら「Amazonチャージ」
Amazonギフト券「チャージタイプ」というギフト券を現金チャージすると、いつでも最大2.5%のポイント還元が受けられます。
コンビニなどであらかじめチャージしておくだけでお得に買い物できるサービスなので、Amazonを日ごろ使っている方は「Amazonチャージ」を利用しない手はありません。
僕は先日Amazonのセールで20万円超のMacBook Proを買ったので、5,000円もお金が浮きました。浮いたお金でポートを増設する周辺機器を購入したんですが、これってお得だと思いませんか?
どう転がってもお得でしかない「Amazonチャージ」が気になる方は、ぜひ下の記事をチェックしてみてくださいね。
関連リンク【Amazonギフト券で高額商品を安く買う】Amazonギフト券(チャージタイプ)+現金払いで最大2.5%ポイント還元|コンビニ払いのチャージ方法を解説