本格的なコーヒーを淹れるために必要な器具とは?
本記事の想定読者
- 自宅で美味しいコーヒーを淹れてみたい
- ハンドドリップコーヒーを淹れるために必要な器具って?
- コーヒーの器具を見分けるポイントは?
- ハンドドリップコーヒーの淹れ方についても知りたい

専用の器具を揃えて、美味しいコーヒーを淹れましょう!
コーヒーは専用の器具を揃えれば、誰でも本格的なコーヒーを淹れることができます。
ただハンドドリップコーヒーを淹れることに慣れていない方にとっては、いざ器具を揃えようと思っても戸惑ってしまうかもしれません。
必要な器具を理解して、ハンドドリップコーヒーを淹れてみましょう!
本記事では自宅でハンドドリップコーヒーを淹れるために必要な器具やその特徴について一挙ご紹介していきます。

では早速、美味しいコーヒーを淹れるために必要なコーヒーサプライについて、詳しく見ていきましょう。
本記事の内容
コーヒー器具まとめ|自宅で淹れるならハンドドリップがおすすめ
手でコーヒー液を抽出するハンドドリップは、日本で最も親しまれている方法で、コーヒー専門店はもちろん、ご家庭でも馴染みのある抽出方法として知られています。
またドリップ法には「ペーパードリップ」と「ネルドリップ」の2タイプがあって、それぞれ異なるユニークさを持っています。
ここではそれらのドリップ法の特徴について解説していきましょう。
クリアなコーヒーが淹れられる「ペーパードリップ」
日本で主流となるペーパードリップは、ドリッパーに紙のフィルターをセットしてお湯を注ぎ、コーヒーを抽出するスタイルです。
ペーパーフィルターがコーヒー豆に含まれる雑味や油分を吸収してくれるため、クリアな味わいに仕上がるのが特徴です。
職人気質で上級者向けな「ネルドリップ」
コーヒー愛好家にも人気なネルドリップは、ネルという布のフィルターを使って抽出するスタイルになります。
抽出手順はペーパードリップと変わりませんが、ペーパーフィルターよりも布の目が粗いため油分や雑味も抽出されやすく、お湯の通過時間も長いので深みのある味わいが出るのが特徴です。
ネルが上級者向けとされる理由について
ネルドリップはペーパードリップのように固定されていないので、自らドリッパーを持って淹れる必要があります。
お湯を注ぐ際にはポットを固定してネルを動かす必要があり、淹れ方によって味わいも大きく変化するため、狙った味わいを再現するには相応の練習が必要です。
またネルそのものは消耗品なので、1日2〜3杯の頻度で淹れた場合は1〜2か月で交換が必要になります。
乾燥を嫌うネルは水を張った容器に入れて冷蔵庫保存をするなどの工夫が必要で、管理も煩雑な部分があることは否めません。
手軽に淹れるなら「ペーパードリップ」が最適
ペーパードリップは手軽な上、初心者から上級者まで幅広くコーヒーの奥深さを楽しめる抽出方法です。
またクリアな味わいになるという特徴も、比較的万人に親しまれるので、広くおすすめできるドリップ法と言えますね。
これからハンドドリップに挑戦する方であれば、まずはペーパードリップから始めてみてはいかがでしょうか。

コーヒー器具まとめ|ハンドドリップに必要な器具
ハンドドリップ法には「ペーパードリップ」と「ネルドリップ」があることが分かりましたが、いずれにしても特定の器具を揃えなければハンドドリップを始めることはできません。
ここではペーパードリップによってコーヒーを抽出する際に必要なサプライについてご紹介していきます。
ハンドドリップに必要な器具
コーヒー豆を挽くためのミル
店頭で事前に挽いてあるコーヒー粉を購入することも可能ですが、一度挽かれたコーヒー豆は急速に酸化が進み、コクや香りが失われてしまいます。
美味しいコーヒーを味わうのであれば、ミルは不可欠な器具と言っても過言ではないでしょう。
コンパクトでシンプルな手動タイプ
手動タイプの場合、自らハンドルを回して豆を挽く必要があるので、コーヒーを飲む回数が少なかったり、一度に淹れる量が1〜2人分で済む方に適しています。
構造がシンプルな分だけ掃除や管理の手間が掛からないメリットがあります。
またアウトドアシーンでも大いに活用できるので、キャンプの際にハンドドリップコーヒーを淹れたい方には特におすすめです。
一方で豆の挽き具合は手動で微調整しなければならなかったり、ハンドルの回し方にムラがあると挽き具合に差が生じて味わいがボヤけてしまうので、一定の速度で回さなければならないことが難点でしょう。
短時間でコーヒー豆が挽ける電動ミル
電動タイプの場合は、1日に何杯もコーヒーを飲んだり、複数人分を一気に淹れたい場合に適しています。
また豆の挽き具合についてもボタンやダイヤルで簡単に調節できますし、グラインドに掛かる時間も非常に短時間で済む利便性の高さが最大の利点でしょう。
一方で電動は手動に比べてコーヒー豆に熱を伝えやすかったり、電気が必要なので使える場所が限定されるというデメリットがあります。
手動・電動それぞれの特徴を考慮したうえで、望ましいタイプのコーヒーミルを選択しましょう。
抽出するためのドリッパー
ペーパードリップ用のドリッパーにはリブという名の溝と抽出する穴が付いていて、メーカーによって形や穴の数が異なっています。
その違いがそれぞれ個性となって、味わいに変化をもたらしてくれます。
【メーカー別】ドリッパーの特徴
ドリッパーはメーカーごとに特徴が異なります。
ドリッパーの種類 | ドリッパー形状と穴の数 | 味の特徴 |
カリタ式 | 台形・3つ穴 | 軽やか |
メリタ式 | 台形・1つ穴 | コク深い |
ハリオ式 | 円錐・1つ穴 | 淹れ方で調整可能 |

お湯を注ぐためのケトル
コーヒー粉にお湯を注ぐにはドリップ用のケトル、またはポットが必要です。
それぞれ注ぎ口が細く、注ぐ湯量をコントロールしやすいようにデザインされているのが特徴です。
扱いやすいポットの特徴
初心者に最もおすすめとされているのは、丈夫で錆びにくく、手入れが簡単なステンレス製のポットになります。
また手入れに手間はかかりますが、複数杯淹れるなら保温性能の高い銅製のポットもおすすめです。
コーヒー用の電気ケトルは、使い勝手が抜群
お湯を沸かす手間を省きたい方には、コーヒー用の電気ケトルという選択肢もあります。
値段は少々高くなりますが、保温性能があり、設定温度に応じた湯沸かし機能も搭載されていたりと、至れり尽くせりな使い勝手が得られますよ。
抽出液を受けるためのサーバー
1杯分のコーヒーを淹れる場合は、カップに直接ドリップしても良いのですが、2杯以上を淹れる場合には専用サーバーが必要になってきます。
サーバーには単体のタイプ、ドリッパーとサーバーがセットになっているタイプ、ドリッパーとサーバーが一体化しているカラフェタイプが存在します。
基本的にお好きなものをチョイスすれば良いと思いますが、初めてコーヒーサプライを揃える方はドリッパーとサーバーがセットになったものを買うのが無難かもしれません。
あると便利な器具
上記で紹介した器具に比べれば必須サプライとは言うほどではありませんが、持っていると便利な器具もあるのでご紹介しておきましょう。
デジタル温度計
コーヒーに注ぐお湯の温度は、コーヒーの味わいに大きく影響する重要要素です。
基本的に高温過ぎなければ問題なく抽出できますが、湯温にもこだわって淹れたい方はぜひ導入を検討してみてほしいと思います。
コーヒースケール
多くのコーヒーサーバーには「2杯ならここまで」というように印が明記されていて、基本的にその印を目安にしても問題はありません。
ただメーカーによって抽出量がマチマチなので、正確に計測したい場合はコーヒースケールを用いることをおすすめします。
案外数十ミリリットル違うだけで、抽出するコーヒー液の味わいは変化するので、こだわり派の方にはマストなアイテムと言っていいでしょう。
コーヒー器具まとめ|基本的な抽出方法について
メーカーのドリッパーによって工程に微妙な違いはありますが、抽出方法は概ね同様です。
ここでは基本的なコーヒーの抽出方法についてご紹介します。
お湯を沸かす
お湯は水道水で構いませんが、気になる方はミネラルウォーターや純水を使用しましょう。
お湯が沸いたら80度~85度くらいに冷ましましょう。
温度計がない場合は、沸騰してから火を止めて、2~3分置くといいでしょう。
お湯はいざ湯量が足りなかった場合に備えて、抽出量よりも多めに沸かしておきましょう。
コーヒー豆を挽く
お湯を沸かしている間にコーヒー豆を挽きましょう。
手動式ミルの場合は、ハンドルを一定速度で回すように気を付けます。
電動の場合は、挽き具合を調整して熱を伝えないように適切に挽きましょう。
豆の挽き具合が細かいほど味は濃厚になり、粗いほどスッキリした味わいになります。
ドリッパーにフィルターをつける
台形フィルターの場合は、底部分を外側に折ったら側面は内側に折るようにします。
同じ方向に折り目が付かないように注意しましょう。
円錐フィルターの場合は、側面のみ折りこめばOKです。
台形、円錐フィルター共に、ドリッパーの底に軽く抑えつける程度にセットすれば問題ありません。
コーヒーの抽出を始める前にフィルターにお湯を注いでおくと、フィルター特有の匂いをコーヒーに移さずに済みます。
同時にドリッパー・サーバーを温めることにもなって、抽出したてのコーヒー液の味を損ねずに済みますよ。
フィルターのサイズ違いに注意!
ドリッパーのサイズには1~2杯用や2~4杯用が存在しますが、ペーパーフィルターもそれに対応したサイズが販売されています。
大きい場合は自分でカットして使用できますが、小さい場合はドリッパーとサイズが合わずに使えない恐れがあるので、購入の際は必ずサイズを確認するようにしましょう。
コーヒーを抽出する
セットしたフィルターにコーヒー粉を入れて、平たく馴染ませたら早速抽出を始めましょう。
コーヒー粉を30秒ほど蒸らす
はじめに少量のお湯をそっとコーヒー粉に注ぎ、粉全体にお湯が馴染んだら30秒ほど蒸らしましょう。
注ぐ湯量はコーヒー粉と同じくらいと言われていますが、サーバーに数滴抽出液が落ちるくらいを目安にするといいでしょう。
蒸らしは長いほど味わいが濃くなりますので、軽やかにしたい場合は20秒ほど、濃くしたい場合には1分くらいかけてもOKです。

数回に分けながら適量を抽出する
蒸らしの後は抽出したい分量のお湯を注いで完成となります。
お湯を注ぐ回数は蒸らしを含めて3回に分けて、適量に達したらドリッパーをサーバーから外す方法が一般的です。
近年では湯量を一定に保ちながら注ぎっぱなしにする方法や、適量を注いで落とし切る方法など、様々な抽出方法を実践しているプロのバリスタさんが多くいらっしゃいます。
基本的なやり方で慣れてきたら、自分でいろいろな抽出方法を調べて実践してみるのも面白いと思いますね。
コーヒー器具まとめ|ハンドドリップ以外のドリップ法について
本記事では、ハンドドリップによる淹れ方についてみてきましたが、それ以外にもユニークな抽出方法は存在します。
ハンドドリップに慣れてきたら、その他のドリップ法にチャレンジして、コーヒーの世界を広げてみると新たな地平が見えてきますよ。
初心者にも安心「フレンチプレス」
フランスで開発されてヨーロッパから世界へ広がったフレンチプレスは、コーヒー粉をお湯に浸して抽出するだけなので、誰が淹れても味のブレが少なく、初心者でも手軽に淹れられる抽出方法です。
フレンチプレスの特徴
金属フィルターを使用しているため、コーヒー豆の油分をしっかり抽出し、香り豊かで丸みのある味わいに仕上がります。
豆の成分がダイレクトに引き出されるので、コーヒー豆そのものの質が重要になるのが面白いポイントです。
最高級豆として知られるスペシャルティーコーヒーなどの抽出シーンで真価を発揮する抽出方法とも言えますね。
コーヒー通に人気「サイフォン」
医療用品に着想を得て発明されたとも言われているサイフォン。
フラスコやアルコールランプなど、化学実験を思わせる器具は見た目のインパクトの強さが印象的ですね。
サイフォンの抽出方法や特徴について
フラスコ内のお湯を沸かすことで水蒸気が発生し、沸騰したお湯が上部ロートへ移動しコーヒー粉に混ざります。
加熱をやめるとフラスコ内の水蒸気が冷えて、抽出液はフラスコに移動します。
高温かつ短時間で抽出する特徴から、香り高いコーヒーに仕上がるのが魅力です。
イタリアではメジャーな「マキネッタ」
エスプレッソの本場となるイタリアの家庭用コーヒー器具として使用されているマキネッタ。
直火式でエスプレッソ風のコーヒーを淹れることができる器具になっています。
マキネッタの抽出方法や特徴について
直火にかけて、本体下部のフラスコ内のお湯を沸騰させて水蒸気を発生させます。
押し上げられたお湯が中央にセットされた粉を通って上部ポットに移動することによってコーヒーが抽出されます。
火を止めるタイミングが音による判別になるなど、初心者にはやや扱いが難しい抽出方法になっています。
マキネッタで淹れられたコーヒーはモカコーヒーとも言われ、コクがあってエスプレッソにも近い濃厚な味わいに仕上がるのが特徴です。
ハンドドリップに必要なコーヒー器具|まとめ
「【コーヒー器具まとめ】コーヒーをハンドドリップする際に必要な器具は?本格的なハンドドリップコーヒーを自宅で淹れる際に揃えたいアイテムをご紹介」と題して、ハンドドリップコーヒーを自宅で淹れるために必要なコーヒーサプライについて、詳しく解説してきました。
自分の好ましい抽出方法を見つけましょう!
コーヒーの抽出方法は様々ですが、どれが正解であるかはあなたの趣向性次第です。
ハンドドリップだけに限定しても奥深い世界なので、十分好ましいコーヒーの味わいを探求することは可能ですが、ぜひこの機会にハンドドリップ以外の方法にも目を向けてみてほしいと思います。

「美味しいハンドドリップコーヒーの入れ方」まとめ
クリーンで味わい深い本格ハンドドリップコーヒーを、自分自身で入れて飲みたいと思いませんか?
ポイントは、雑味を最大限抑えつつ、うま味だけを抽出すること。
一見難しそうですが、ご紹介する方法を用いれば、誰でも簡単にプロ級の美味しいコーヒーが入れることができるんです!
プロ直伝の美味しいハンドドリップコーヒーの入れ方については、下記の記事を要チェック!

関連リンク【美味しいコーヒーの入れ方】プロ直伝のコーヒーの入れ方を伝授!クリーンな味わいがクセになるハンドドリップ法|バリスタ級のコーヒーをご自宅で!
プロの味を手軽に楽しむならフレシャス「Slat+Cafe」
フレシャス「Slat+Cafe(スラット+カフェ)」とは、プロが入れるハンドドリップコーヒーを再現することができるコーヒーメーカー機能が搭載されたウォーターサーバーです。
グッドデザイン賞・キッズデザインアワードなどを受賞したウォーターサーバー「Slat」に、UCCと共同開発されたハンドドリップ機能が追加された「Slat+Café」は、冷水・温水・常温水に加えて、富士山の天然水で入れる本格コーヒーが味わえる特徴があります。
フレシャス「Slat+Cafe」の3大メリット
カフェ機能が搭載されたウォーターサーバー「Slat+Cafe」には、コーヒー好きが羨む次の3つのメリットがあります。
「Slat+Cafe」の3大メリット
- プロが入れたような本格コーヒーがボタン一つで味わえる
- 富士山の天然水で入れるコーヒーは格別!
- コーヒー器具の用意が不要だから、カンタン手間無し!
1.プロが入れたような本格コーヒーがボタン一つで味わえる
コーヒー豆をセットしてボタンを押すだけで、まるでプロが入れたような本格コーヒーを飲むことができます。
もちろんハンドドリップで重要な「温度調整」や「蒸らし」なども自動で行ってくれるので、まさにバリスタが淹れたような深みのある1杯を味わうことができます。
2.富士山の天然水で入れるコーヒーは格別!
富士山の恵みであるバナジウム天然水で入れるコーヒーは、水道水やペットボトル入りのミネラルウォーターでは味わえない円やかさ、軟水ならではの柔らかい飲み口が得られます。
コーヒーの旨味を最大限に引き出してくれる富士山の恩恵は、病みつきになること必至ですよ。
3.コーヒー器具の用意が不要だから、カンタン手間無し!
コーヒーをドリップする際に必要な器具のうち、コーヒーメーカー、ポット(ケトル)、フィルター、ドリッパー、サーバーなどが「Slat+Café」のカフェ機能で補われるので、器具の用意・後片付けをせずに本格ドリップコーヒーを楽しめます。
まるでカフェに居るような至福のひと時を過ごせますよ。
またコーヒー器具が不要になるので、キッチン周りがスッキリして見栄えも良くなるのも隠れたメリットでしょう。
フレシャス「Slat+Cafe」には、他にもメリット盛りだくさん!
ご紹介した3大メリットの他にも、フレシャス「Slat+Cafe」には数多くのメリットがあります。
「Slat+Cafe」のメリット
- サーバーレンタル代・配送料が無料
- 富士山の天然水が割安な81円/500mlで飲める
- 天然水は消費税率8%でお得(軽減税率対象品目のため)
- スマホで各種手続きが行える
- UCCドリップポット24杯分が無料でもらえる!
- 【期間限定】天然水1箱が無料プレゼント!
さすがにスーパーのペットボトル入りミネラルウォーターよりは若干高くなりますが、それでもフレシャスの天然水は500mlあたり約81円と実は割安なんです。
これで富士山の天然水で入れる本格コーヒーがボタン一つで飲めたり、玄関先までお水の運んでくれることを考えたら、なかなか魅力的な話だと思いませんか?
「Slat+Cafe」の魅力についてもっと知りたい方は、下記のフレシャス公式サイトをチェックしてみましょう!