シリコン製ならイヤーピースの超定番メーカーfinal製が最適手!
皆さんは売られたままのイヤホンの音に満足して、それっきりになってはいませんか??
僕としては製品付属の純正イヤーピースに落ち着くことなく、サウンドチューニングのフロンティア精神をもってイヤーピース交換を積極的に行うことをおすすめします。これだけコスパ良く音質改善ができる方法は皆無です。やらないなんてモッタイナイ!
イヤホンごとに最適なイヤーピースは存在します
最近では「Powerbeats Pro」のイヤーピース交換を行ってみましたが、2万円台の比較的高価格帯Bluetoothイヤホンにもイヤピ交換でさらなる高みを目指せることを実感しました。イヤホンが高いとか安いとか関係ありません、それぞれに最適な他社製イヤーピースは必ず存在します。皆さん、イヤーピース交換を始めましょう!
超定番シリコン製イヤピ「final」を比較検討
というわけで今回はイヤホンの音質を格段に向上させるポテンシャルを秘めたアイテムであるイヤーピース、その中でも業界で根強い人気を誇るfinal(ファイナル)のイヤーピースを比較検討します。
記事の最後に改めて言及しますが、結論から言って「Eタイプ」が最もおすすめです。ただ趣味趣向によっては他の選択肢も十分あり得るので、ぜひこの機会に自分に合ったイヤーピースを見つけ出してほしいと思います。
では早速finalのイヤーピースをタイプごとに見ていきましょう。
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finalとは?
finalは1974年に創業し、現在は S'NEXT株式会社の自社ブランドとして展開している和製オーディオブランド。
『マツコの知らない世界』で脚光を浴び、あの羽生結弦さんもプライベートで愛用していることで話題のブランドです。
確かな技術力が生み出すサウンドや斬新性に定評がある実力派オーディオメーカーですね。
finalのイヤーピース
finalのイヤーピースはイヤホン・ヘッドホンに並んで業界では愛好家が多いことで知られます。
final独自のオーディオ技術がイヤーピースにも活かされている格好ですね。
特に巷では「Eタイプ」と「Aタイプ」を評価する声を多く聞きます。
これらはイヤーピース業界の雄・コンプライ社のイヤーピースと比較されることが多く、イヤーピースマニアの支持を二分していますが、その構図がfinalの確かな実力を物語っています。
finalイヤーピースのタイプごとの性能
finalのイヤーピースを紹介する前に「Aタイプ」「Bタイプ」「Cタイプ」「Eタイプ」それぞれの性能を表した分布図を掲載しておきましょう。
密閉度と低音を軸としてタイプごとの位置づけが大まかに把握できるので、とても参考になります。
ちなみに「Aたイプ」「Bタイプ」「Cタイプ」「Eタイプ」すべてがシリコン製です。
イヤーピースの取り外し方
念のためイヤーピースの取り換え方について、ザッと紹介しておきましょう。
上の動画のように、イヤーピースの交換はシンプルです。
イヤホンによって若干の違いはあっても、基本的な部分は概ね同じと考えて差し支えありません。
イヤーピース部分をキュッとつまんで捻るだけで、ポロッと取れますよ!
final イヤーピース「Aタイプ」
外観
まん丸なフォルムが愛らしいイヤーピースです。さすが定評のあるfinal製、丸いフォルムを形成しているシリコン部分が薄いながらも耐久性の高さを感じさせます。
イヤホンのノズルを差し込む部分である内軸はしっかりした作りになっているので、不慣れな方の場合はノズルを差し込む際に多少手間取るかもしれませんが、慣れればノープロブレムでしょう。
装着感
「Eタイプ」に比べると全体的にシリコンが厚めなので、これも多少装着感に影響を与えているようです。
装着した感じは分布図どおり「Eタイプ」よりも明らかにルーズ。
装着感自体に特筆すべき印象はありませんが、いたって良好ですよ。
音質
装着感が物語っているように、中音域から高音域にかけて鮮やかになる印象です。
低音域に力強さはありませんが、その分だけ華やかさ・軽やかさが前面に出ているように感じます。
特に低音がパワフルな「Eタイプ」と比べると、その違いは明らかですよ。
final イヤーピース「Bタイプ」
外観
「Aタイプ」と比べると寸胴なルックスが特徴ですね。
触った感じは「Aタイプ」と概ね同じ印象を受けます。
装着感
タイプごとの分布図が示しているように、「Aタイプ」よりもさらにルーズな感じです。
もちろんグラつくような不安定さはありませんが、音質が「Eタイプ」や「Aタイプ」と異なるだろうということを容易に想像できるフィット感になっていますね。
音質
「Eタイプ」や「Aタイプ」とは正反対、軽めな音質が特徴的です。
イヤホンの純正イヤーピースと比較すると音全体がフィルターにかけられたようなクリーンで安定感のあるサウンドに変化しているのは明らかです。
ボーカルを重視した楽曲を聴くのに最適でしょう。
final イヤーピース「Cタイプ」
外観
スライムのような形をしているのが特徴のイヤーピースです。分布表にあるように「Cタイプ」は「Bタイプ」と性格がほぼ同じで、異なるのは主にその形状です。
装着感
フォルムが異なることから「Bタイプ」に比べてフィット感は若干違いますが、言い切れるほど顕著な違いはありませんでした。
この域になると玄人向けのフィーリングなので、違いは気になるレベルじゃないですね。
音質
音質についても分布図のとおり「Bタイプ」と同じような印象です。
スッキリした音質なので、楽器の音よりもボーカルの声が聴きたい場合に最適でしょう。
final イヤーピース「Eタイプ」
外観
「Aタイプ」のようなまん丸シェイプのイヤーピースですね。まん丸を形作っているシリコンが他のタイプよりも柔らかくなっていて、これが良質な装着感と音質に影響しています。
ちなみに内軸は見た目と裏腹に柔らかめなので、他のイヤーピースよりもノズルには装着させやすいです。
装着感
密封性が高いと分布図にあるように、全タイプで最もタイトなフィット感です。
ウレタン製のイヤーピースのようなギッシリ詰まった感じと違い、程よいフィット感が病みつきになります。
内軸に溝加工が施されていて、これが強度としなやかさを両立させ絶妙なフィット感を生み出しているそうですよ。
音質
他のイヤーピースとは一線を画す、活き活きした低音を実現させていることは明らかです。
分布図で見る以上の違いを低音域に感じますね。
かといって高音域が犠牲になっている印象も全く受けず、むしろ全音域に息を吹き返したような活力を感じます。
かなり個人的な印象ですが、「Eタイプ」が最もセンセーショナルに音全体を活性化させるように感じました!
final イヤーピース徹底比較|まとめ
「【final イヤーピースレビュー】おすすめはEタイプ!シリコン製で音質に定評のあるfinalのイヤーピースシリーズの良し悪しを徹底比較してみた」と題して、finalのイヤーピースについてご紹介してきました。
final製イヤーピースを総括
「Eタイプ」が最も密閉性が高くかつ低音がパワフルで、「Aタイプ」「Bタイプ・Cタイプ」になるに従って徐々に低音のパワフルさは影を潜め、中音域から高音域にかけて鮮やかさが映える印象を受けました。概ねこの図が示すような印象だったということになりますね。
全体的な音質を重視しつつ重低音を響かせたいなら「Eタイプ」、低音もそこそこに中音域から高音域にかけてもそれなりに映えさせたいなら「Aタイプ」が適当だと思います。
一方「Bタイプ」と「Cタイプ」については、特になんてことのないイヤホン付属のイヤーピースよりは高性能ですが、「Eタイプ」「Aタイプ」と並ぶと見劣り感があります。
final イヤーピースは「Eタイプ」がおすすめ!!
冒頭でもお伝えしたとおり、僕が皆さんにおすすめしたいfinalのイヤーピースは「Eタイプ」です。
素晴らしい音質とフィット感はもちろんですが、それ以上に5種類(SS/S/M/L/LL)のサイズが全部入ったオールインワンパックが売られていることがポイントなんです!
イヤーピースは個々人の耳の形状でフィット感が違うので製品を一つ一つ装着して確かめないといけない曲者アイテムなので、1セット買うことで全サイズを試着できるのは非常にありがたいんですよ。しかもfinalというイヤーピース業界で定評のある実力派メーカーの製品となると文句のつけようがありません。
コンプライに代表されるフォームタイプのイヤーピースじゃなくても問題なければ、まずは定番であるfinalのイヤーピースを試すべく「Eタイプ」を購入してみるのがベストなイヤーピース入門法と断言します!
1セットあたり800円足らずで買えて、自前のイヤホンの音質が劇的に変化するカスタマイズ法は類を見ません。イヤーピース交換が「最も手軽で効果の高いイヤホンのカスタマイズ法」と称されるのも頷けます。
本当に気軽かつ手軽にイヤホンをより良いアイテムにブラッシュアップさせられるので、機会があればぜひチャレンジしてみてくださいね!
実力派イヤーピースは他にもあります!
finalだけがイヤーピースの全てじゃありません。コンプライ、クリスタルラインオーディオ、SONYなど他にも実力派イヤーピースが存在しますよ。
そうした選んで損をしない実力派イヤーピースを一挙にご紹介する記事を公開しています!
finalの「Eタイプ」で購入に踏み切れなかったあなたは、他のブランドもチェックすると納得いく買物ができると思いますよ。
どれを取っても満足感が得られるラインナップになっているので、興味のある方はぜひ!
あなたのミュージックライフが少しでもより良いものになることを願っています。
したっけ、チャンス(@jdkachi)でした。
関連サイト
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