家族向けの格安SIMサービスを総まとめ!
携帯電話の月額料金って家計全体で考えると結構なシェアを占めてませんか?なかなか侮れない料金を毎月支払っている方が多いのではないかとお察しします。
大手キャリアから乗り換えただけで、年13万円の節約に成功
僕は約3年前にNTTドコモから格安SIMサービスに乗り換えたんですが、その際の事業者ごとの比較は骨が折れました。それでも「乗り換えた甲斐あり!」と断言できるほどの節約効果があって、この3年間で約39万円もスマホ料金を節約できました。大手キャリアに居続けたら失ったであろうこの数字には、ただただ驚くばかり。
今回は乗り換えるだけで年間何万円も節約できる格安SIMサービス、特に家族向けの格安SIMにフォーカスして厳選5社をご紹介します。僕は携帯電話会社に癒着など一切無いので、条件に合わないサービスは問答無用で除外していますw 厳選したサービスに対しても良くない点はビシバシ指摘して、本当に価値あるサービスをご紹介するので、ご期待ください。
なお今回は例として夫・妻・子の三人家族を想定しています。お子さんが二人以上いる場合は子ども分の月額料金を上乗せすれば概ね正しい料金になるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
本記事の内容
家族に最適な格安SIMサービス|そもそも格安SIMって?
「格安SIM」とはドコモやauなどの大手キャリアが所有する通信設備を借りて提供している通信サービスの総称で、このようなサービスを提供している事業者を「MVNO(仮想移動体通信事業者)」といいます。設備をレンタルすることで諸経費が抑えられるので、その分だけサービス料金を”格安”で提供できているわけですね。
大手キャリアの通信設備を間借りしているので必然的に大手キャリアよりも通信速度は落ちるものの、通信エリアは大手キャリアと変わりません。通信速度も日々向上していて、最近では「UQモバイル」のように格安SIMとは思えない高速通信サービスを提供している”サブブランド”が出現するなど、以前よりも遥かに安心して使えるようになっていますよ。
”サブブランド”とは大手携帯通信会社(大手キャリア)が運営している格安SIMサービスのことです。
現在2社が存在していて【UQモバイル】はau、【ワイモバイル】はSoftbankのサブブランドという位置づけになっています。
通信回線を間借りしている格安SIMと違って、料金は比較的割高ですが、通信速度が安定して高速であることなどに特徴があります。
家族に最適な格安SIMサービス|選び方
”家族向け格安SIM”の条件は?
今回家族向け格安SIMサービスを厳選するにあたって、次の項目を条件としました。
家族に最適な格安SIMの条件
- 月額料金が割安
(家族割引が提供されている or 割引に相当する月額料金であること) - 通信速度が極端に遅くない
- 音声通話機能が付いている
- データ通信量は一人あたり月3GBを割り当てられる
- フィルタリングサービスが提供されている
- 不通期間無し(即日乗り換え可能)
上記の中で特に重要な項目について、以下で説明を付け加えていきます。
月額料金が割安なこと
格安SIMサービスに家族割引の設定がある、又はそれに相当する月額料金が実現していることを条件にしています。
今回は家族(複数人)で契約することでお得になるサービスが提供されていることがファミリー向けプランを検討するうえでの肝だと考えているためです。
通信速度が極端に遅くないこと
いくら割安な月額料金で契約できても、日ごろデータ通信速度が遅すぎて使いものにならないのでは元も子もありません。
そのためデータ通信速度に難があると考えられる格安SIMサービスは除外しています。
音声通話機能が付いていること
格安SIMサービスは大きく「音声通話プラン」と「データ専用プラン」に分かれます。今回は電話機能を必須という前提でサービスの選定を行っていくので、前者の「音声通話プラン」に絞ってご紹介します。
なお、通話料定額オプションの付帯については、個々人でニーズが異なることから、あえて考慮していません。
データ通信量は一人あたり月3GBを割り当てられること
NTTコムリサーチの調べによると、スマホを利用する人の90%以上が月3GB未満(1日あたり約100MB)に留まるそうです。
一概に言えませんが、今回はこの調査結果に則って一人当たり月3GBを割り当てられる程度のデータ通信量が確保できることを条件としました。
フィルタリングサービスが提供されていること
「フィルタリングサービス」はインターネットに潜む危険から未成年者を守るためのサービスです。
保護者としては我が子がネットトラブルに巻き込まれないか心配ですから、このニーズに応えられる格安SIMサービスに絞りました(現在はほとんどの事業者で提供されています)。
不通期間なしで即日乗り換え可能なこと
格安SIMに乗り換える際に気になるのが電話が使えなくなる「不通期間」です。死活問題にもなりかねないので、今回は自宅・店舗で即日開通できるサービスを厳選しています。
不通期間のある格安SIMサービスもあるので、今回ご紹介する以外の事業者サービスをご検討の際は十分注意してください。
検討する前に知っておきたいこと
格安SIMサービスを検討するにあたって、あらかじめ次の3点について把握しておきましょう。
格安SIM検討前に把握しておきたいこと
- スマホが対応する通信回線
- スマホのSIMカードサイズ
- SIMロック解除はネット経由がお得なこと
スマホが対応する通信回線
契約の際に持ち込む予定のスマホ端末の対応キャリアを、格安SIMサービスが扱っているか確認しましょう。
SIMフリー端末ならあらゆるキャリアに対応可能なので気にする必要はありませんが、SIMロックがかかったスマホ端末の場合、どこの大手キャリア回線を利用できるか把握しておかなければ乗り換え後になって使用できないなどのトラブルになってしまいます。
スマホのSIMカードサイズ
SIMカードには「標準SIM」「micro SIM」「nano SIM」の3種類があります。スマホによってサイズが異なるので契約前までに確認しておきましょう。
契約時にSIMカードのサイズを間違えてしまうと、あとで変更手数料がかかってしまう恐れがあるので注意が必要です。
最近は”マルチSIM”といって「標準SIM」「micro SIM」「nano SIM」の3種類が一つになったタイプのSIMカードが主流です。
そのため格安SIMサービス申込の際にSIMカードのサイズ指定をせずに済むようになりました。それゆえトラブルも起こらなくなったので、安心ですよ。
SIMロック解除はネット経由で無料!
NTTドコモ・au・ソフトバンク端末をSIMロック解除する際は「My docomo」「My au」「My Softbank」経由で行うと無料になります。
店頭で手続きすると手数料3,000円がかかってしまうので、基本的にネット経由で申請することをおすすめします。
では次の項目から家族での契約に適したおすすめ格安SIMサービスをご紹介していきましょう!
家族に最適な格安SIMサービス|楽天モバイル 組み合わせプラン(3.1GB)
楽天モバイルとは
楽天モバイルは日本を代表するIT企業、楽天株式会社が提供する格安SIMサービスです。
株式会社MM総研の調査によると、2018年3月末時点で楽天モバイルは格安SIMサービスを提供するインターネットイニシアティブを抜いて市場シェア第1位に輝きました。月額基本料金1,480円~、データ通信・通話が使い放題、楽天ポイントが貯まる、安心のドコモ&au回線などなど楽天の強みを活かしたサービス内容が魅力で、契約数ナンバーワンになったのも頷けます。
また現在楽天モバイルは第4のキャリアとして4Gサービス開始を目指しており、その動向が注目されています。
楽天モバイルの対応キャリア・対応端末
楽天モバイルが対応しているキャリアはNTTドコモ・auです。
楽天モバイルの場合、iPhone6/6 Plus以前の端末の一部がサービス非対応になっていることに注意が必要です。詳しくは楽天モバイル公式サイトをチェックしてみましょう。
楽天モバイルの月額利用料金
楽天モバイルに家族3人で契約した場合の月額利用料金は4,800円になります。
内訳は下記の通りです。
組み合わせプラン(3.1GB) | 主回線(夫) | 副回線1(妻) | 副回線2(子) | 総合計 |
基本料金 | 1,600 | 1,600 | 1,600 | 4,800 |
非常にシンプルな料金体系で一人あたり1,600円はまずまずの割安感ですが、家族3人となると単純に3倍なのでちょっと割高感がありますね。
そこで考慮したいのが楽天モバイル独自の家族割サービスです。
楽天モバイルの家族割サービス
楽天モバイルの「プラス割」は2回線目以降の契約に適用されるので、家族ぐるみの契約にも適用可能です。
開通月を1か月目として3か月間の月額基本料金が0円、さらにSIMの契約なら5,000円がキャッシュバックされます。
UQモバイルのように恒常的に適用される割引だともっと嬉しいんですが、それでも一人当たり9,440円お得になるのはありがたいですね。
「プラス割」の詳細については、楽天モバイル公式サイトをチェック!
楽天モバイルの通話料金
今回はデータ通信量をベースに比較しているので、通話し放題がついていない「組み合わせプラン」を対象プランに挙げています。そのため通話料は専用アプリ「楽天でんわ」を介して10円/30秒です。
「スーパーホーダイ」はデータ通信量が少ない
通話し放題と通信制限がかかっても1Mbpsであることが魅力の「スーパーホーダイ」ですが、最安プランである「プランS」はデータ通信量が2GBしかありません。そのため今回は「スーパーホーダイ」ではなく「組み合わせプラン」で比較検討しました。
ただニーズによっては「スーパーホーダイ」の方が割安になる可能性も十分あります。詳しくは楽天モバイル公式サイトを確認してみてください。
楽天モバイルのデータ通信量シェア・繰り越し
現在のところドコモ回線に限定されていますが、「データシェア(月額100円)」というオプションサービスを使うことでデータ通信量を共有できます。
この仕組みは楽天モバイル特有で主契約者(オーナー)がシェアしたい相手に招待メールを送って「メンバー」に指定してグループを作り、そのグループ内でデータ通信量をシェアするシステムになっています。具体的なイメージは上の画像の通りですね。
楽天モバイルのフィルタリングサービス
楽天モバイルではオプションサービスとして「i-フィルター for マルチデバイス(月額300円)」を提供しています。
なおフィルタリングサービスでは利用できない端末やiOS(iPhone)では使えない機能が細かく定められているので注意が必要です。関心のある方は楽天モバイル公式サイトを直接ご覧になることをおすすめします。
楽天モバイルのメリット・デメリットまとめ
楽天モバイル「組み合わせプラン(3.1GB)」のメリット・デメリットをまとめると、次のようになります。
楽天モバイルのメリット
- 2回線目の契約以降は「プラス割」適用で月額基本料最大3か月間0円+5,000円還元が受けられる
- 楽天ポイントが貯まる
楽天モバイルのデメリット
- 専用アプリを使わないと通話料が安くならない
- 通話定額サービスがオプション扱い(月額850円)
- データ通信量のシェアサービスが有料オプション(月額100円)
- フィルタリングサービスも有料オプション(月額300円)
楽天モバイル「組み合わせプラン(3.1GB)」について詳しく見てみる
家族に最適な格安SIMサービス|ワイモバイル スマホプランS
ワイモバイル(Y!mobile)とは
ワイモバイルはソフトバンクが提供する格安SIMサービスで、自社の通信回線とソフトバンク回線の併用で安定した高速通信を実現させている点で高い評価を得ています。2つの通信回線を併用した格安SIMサービスはワイモバイルにしかできない芸当でしょう。
サポート体制も充実していて、全国に取扱店約4,000店・ワイモバイルショップ 約1,000店の実店舗を構えていることもワイモバイル独自の強みです。
「スマホの月額料金は下げたいけど、格安SIMはよく分からないから不安・・・」
そんな不安を持つ方に適した格安SIMサービスといえますね。
ワイモバイルの対応キャリア・対応端末
ワイモバイルは全キャリアでSIMロック解除が必要という特殊な格安SIMサービスです。つまりどのキャリアのスマホでもSIMロック解除は絶対に行わなければなりません。
なお、SIMフリー端末はそのまま持ち込んで利用することができますよ。
ワイモバイルの月額利用料金
ワイモバイルに家族3人で契約した場合の月額利用料金は3,740円で家族向け格安SIMサービスとしては最安値になります。
その内訳は下記の通りです。
スマホプランS | 主回線(夫) | 副回線1(妻) | 副回線2(子) | 総合計 |
基本料金 | 2980 | 2980 | 2980 | - |
ワンキュッパ割 | -1,000 | -1,000 | -1,000 | - |
SIM単体契約特別割引 | -400 | -400 | -400 | - |
家族割引サービス | - | -500 | -500 | - |
合計 | 1,580 | 1,080 | 1,080 | 3,740 |
月額料金3,740円は格安SIMサービスの中でも群を抜いた安さです。ワイモバイル独自の通信網による安定した高速通信、基本料金に含まれる1回あたり10分以内かけ放題の定額サービス、さらにフィルタリングサービスも無料でこの価格はかなり魅力的ですよね。
【注意】家族割引サービスは期間限定
契約当初は割安料金ですが家族割引サービスは1年間の期限付きのため、中長期的には「UQモバイル」や「IIJmio」に比べて割高になるので注意が必要です。
今なら期限なしのデータ増量キャンペーンが実施中なので、スマホプランSは1GBもらえて合計3GBのデータ通信量になります。それでも心許ない方はスマホプランM(6GB+3GB増量)、スマホプランL(14GB+7GB増量)へのプラン変更を検討するといいでしょう。スマホプランS/M/L間の契約変更は無料で行えますよ。
ワイモバイルの家族割サービス
ワイモバイルの家族割は2台目以降(副回線契約)の基本料金が月々500円割引(1年間の期間限定)になります(最大9回線まで適用可能)。
例えば主回線を夫が契約している場合、妻と子どもが副回線契約をするとそれぞれの基本料金が毎月500円割引になります。
割引対象となる”家族”の定義
ワイモバイルの家族割引サービスの対象となる”家族”とは、次のような定義になります。
ご家族(血縁・婚姻)、または同姓、もしくは同住所(生計を同じくしている)であることが確認できること。
出典:ワイモバイル公式サイト
以上の条件を満たした間柄で割引が適用されますが、そのためには家族確認書類が必要になるので契約の際は忘れずに持参しましょう。
詳細についてはワイモバイル公式サイトをチェック!
ワイモバイルの通話料金
ワイモバイルのスマホプランには国内無料通話(1回10分以内)がついてくるので、やりくり次第で通話料はかかりません。専用アプリを使わずに無料通話できるのはシンプルでストレスがありませんよ。
ソフトバンクの傘下ということで音声通話の品質も折り紙付きです。
なお通話1回あたり10分を超えた場合は、20円/30秒の通話料が超過時間に対して別途掛かります。
ワイモバイルのデータ通信量シェア・繰り越し
残念ながら家族間でのデータ通信量シェアや余ったデータ通信量の翌月繰り越しには対応していません。
この部分はワイモバイルの弱点といえますね。
ワイモバイルのフィルタリングサービス
ワイモバイルでは無料でフィルタリングサービスを提供しています。ただし申込手続きが必要なので、契約の際に忘れずに申告しましょう。
ワイモバイルのメリット・デメリットまとめ
ワイモバイル「スマホプランS」のメリット・デメリットをまとめると、次のようになります。
ワイモバイルのメリット
- 家族割で2回線目以降、月額500円割引(最大9回線まで)
- 自社回線+ソフトバンク回線で安定した高速データ通信が可能
- 通話は1回10分かけ放題
- 専用の通話アプリを使わなくても”かけ放題”対象になる
- フィルタリングサービスが無料
- 全国に取扱店約4,000店、ワイモバイルショップ約1,000店の実店舗で対面サービスが受けられる
ワイモバイルのデメリット
- 格安SIMサービスの月額基本料金としては高め
- ワンキュッパ割(月額1,000円割引)・家族割(月額500円割引)ともに1年間しか適用されない
- 1回10分を超える通話は、超過分に対して20円/30秒かかる
- データ通信量の家族間シェアはできない
- 余ったデータ通信量の繰り越しもできない
- SIMフリー端末以外の端末はSIMロック解除が必須
家族に最適な格安SIMサービス|BIGLOBEモバイル 3ギガプラン
BIGLOBEモバイルとは
BIGLOBEとはビッグローブ株式会社が運営するインターネットプロバイダの一つで、1996年にサービスを開始。IT業界としては老舗サービスにあたります。
もともとNECが運営していましたが紆余曲折を経て2017年、KDDIが経営権を100%取得してKDDIグループ企業となり、現在に至っています。
現在の会員数は約240万人、非常に多くのユーザーに支持されている企業が運営する安心と信頼のおける格安SIMサービスが「BIGLOBEモバイル」です。
BIGLOBEモバイルの対応キャリア・対応端末
BIGLOBEモバイルが対応しているキャリアはNTTドコモ・auです。
利用可能な端末
利用可能な端末をまとめると、下記の通りです。
BIGLOBEモバイルで使える端末
- SIMフリー端末
- SIMロック未解除端末
- ドコモ端末
- VoLTE非対応のau端末
- SIMロック解除済み端末
- ソフトバンク端末
- VoLTE対応のau端末
BIGLOBEモバイルの月額利用料金
BIGLOBEモバイルに家族3人で契約した場合の月額利用料金は4,400円で、内訳は下記の通りです。
3ギガプラン | 主回線(夫) | 副回線1(妻) | 副回線2(子) | 総合計 |
基本料金 | 1,600 | 1,600 | 1,600 | - |
家族割 | - | -200 | -200 | - |
合計 | 1,600 | 1,400 | 1,400 | 4,400 |
※契約は「個別SIM」で契約した場合です。
BIGLOBEモバイルの家族割は契約中ずっと有効なので、月額4,400円はずっと変わりません。また実質的に家族向け格安SIMサービスで最安になります。
ワイモバイルのように1年後には基本料金がグッと引き上げられることがなく、契約当初の料金がずっと続くので安心感が違います。
プラン月額料金が0円!
なお、プラン月額料金が初月無料になるサービスが提供されている点は見逃せません。
これなら月初め・月末問わず気兼ねなく契約できますよね。
BIGLOBEモバイルの家族割サービス
公式サイトを見ると明確に記載している箇所がないので分かりにくいですが、BIGLOBEモバイルにも家族割サービスが存在し、料金プランから月額200円割引になります。
簡単に説明すると、プラン料金には元々【「ベーシック」コースの月額基本料金200円】が含まれているのですが、既に家族にBIGLOBEモバイルの契約者がいる場合、2回線目の契約以降はその月額基本料金200円を支払わなくて済むのだそうです。その200円がいわゆる”家族割サービス”として料金プランから割り引かれるという仕組みです。
いずれにしても、毎月200円が割り引かれるということは確かです。特にこの部分については気にしなくても問題ありませんよ。
BIGLOBEモバイルの通話料金
BIGLOBEモバイルの通話料金は、専用アプリを使うことで8円/30秒になります。
専用アプリを使う必要はありますが、業界最安クラスの通話料で音声通話をかけることができるのは魅力です。
音声通話オプションが豊富
通話定額オプションや通話パックオプションなど、BIGLOBEモバイルは音声通話に関するオプションが豊富に揃っています。
選択の幅があるので音声通話ニーズがある方には嬉しいポイントになりますね。
オプション名 | サービス内容 | 月額利用料 |
10分かけ放題 | BIGLOBEでんわで10分以内の 国内通話が何度でも可能 |
830円 |
通話パック90 | BIGLOBEでんわで1,620円分の 国内通話(最大90分)が利用可能 |
830円 |
3分かけ放題 | BIGLOBEでんわで3分以内の 国内通話が何度でも可能 |
600円 |
通話パック60 | BIGLOBEでんわで1,080円分の 国内通話(最大60分)が利用可能 |
600円 |
BIGLOBEモバイルデータ通信量シェア・繰り越し
データ通信量のシェアはSIMカードの種類によって異なります
BIGLOBEには「個別SIM」「シェアSIM」の2種類があり、後者の「シェアSIM」で契約するとデータ通信量の家族間シェアが可能です。
ただ「シェアSIM」は「個別SIM」よりも月額800円も割高になってしまうため、今回は「個別SIM」を契約した場合を想定しています。
そのためここでは「データ通信量の家族間シェアは行えない」とお伝えしておきます。
データ通信量の翌月繰り越しは可能
データ通信量の翌月繰り越しには対応しています。
月内に消化しきれなかったデータ通信量は翌月にすべて繰り越されるので、無駄なくデータ通信量を使うことができますね。
BIGLOBEモバイルのフィルタリングサービス
BIGLOBEモバイルのフィルタリングサービスはオプションとして月額200円で提供されています。
ささやかですが、契約した最初の月の利用料金が無料になるサービスが提供されていますよ。
BIGLOBEモバイルのエンタメフリーオプション
BIGLOBEモバイルは業界で初めて「エンタメフリーオプション」を開始しました格安SIMサービスで、現在も業界最高峰の「エンタメフリーオプション」を提供しています。
エンタメフリーオプションとは、YouTubeなどの動画コンテンツやApple Music・Amazon Musicなどの音楽ストリーミングサービスなど特定のエンターテインメント関連サービスに関係するデータ通信量がノーカウント、つまり0円で通信し放題になるオプションです。
月額480円で次のコンテンツが通信し放題になります。
これだけ豊富なラインナップが揃っている格安SIMサービスはありませんよ。
- 動画配信(動画視聴のみ)
YouTube / Abema TV / U-NEXT / YouTube Kids - 音楽・ラジオ配信(音楽再生/ラジオ聴取のみ)
Google Play Music / YouTube Music / Apple Music / Spotify / AWA / Amazon Music / LINE MUSIC / radiko.jp / らじる★らじる / dヒッツ / RecMusic - 電子書籍配信(閲覧・ダウンロードのみ)
dマガジン / dブック - その他のアプリ
Facebok Messenger
ちなみに音声通話SIMと同時に「エンタメフリーオプション」を申し込むと最大3か月無料になるキャンペーン中です。
BIGLOBEモバイルのメリット・デメリットまとめ
BIGLOBEモバイル「おしゃべりプランS」のメリット・デメリットをまとめると、次のようになります。
BIGLOBEモバイルのメリット
- 家族割が契約中ずっと適用(毎月200円割引)
- 契約期間中ずっと割安な月額基本料金が変わらない
→中長期的に見れば、実質的に家族向け格安SIMサービス最安! - 余ったデータ通信量を翌月に繰り越せる
- 音声通話オプションが豊富
- エンタメフリーオプションで動画・音楽サービスが使い放題になる(月額480円)
BIGLOBEモバイルのデメリット
- 専用の通話アプリを使わないと通話料が安くならない
- 家族間でデータ通信量の共有はできない
- フィルタリングサービスが有料(月額200円)
BIGLOBEモバイル「3ギガプラン」について詳しく見てみる
家族に最適な格安SIMサービス|UQモバイル おしゃべりプランS
UQモバイルとは
UQモバイルはKDDIグループの電気通信事業者であるUQコミュニケーションズ株式会社が提供する格安SIMサービスです。
KDDIグループであることからUQモバイルはau 4G LTEを通信回線として使用していて、安定した高速通信に定評があります。通信速度は条件によって変動するため一概に言えませんが、各所で行われている実測テストにおいてUQモバイルは常に上位にランクインしているので「安定した高速通信」という謳い文句には説得力がありますね。
顧客満足度の高さに定評あり!
第三者機関からの評価も高く「J.D.パワー2019年格安スマートフォンサービス顧客満足度調査:第1位/格安SIMカードサービス顧客満足度調査:第1位」、「RBB TODAY 格安SIMアワード2018下半期・通信速度部門:最優秀賞」を獲得しています。
例年高評価を受けるUQモバイルは2019年も相変わらずの顧客満足度の高さを誇っています。これだけ第三者からお墨付きをもらえるのは確かな品質がある証拠に他ならないのでユーザーとしては安心して選べる格安SIMサービスといえますね。
またUQモバイルには実店舗が全国に2700店以上あるので、サポート体勢が万全であることも選ばれている大きな理由の一つでしょう。万が一の際に対面で相談できるのはとても心強いですよね。
UQモバイルの対応キャリア・対応端末
UQモバイルの対応キャリアはauになります。
ただしau端末の中でもVoLTE対応端末はドコモ・ソフトバンク端末同様、SIMロック解除が必要となるので注意しましょう。
利用可能な端末
利用可能な端末をまとめると、下記の通りです。
UQモバイルで使える端末
- SIMフリー端末
- SIMロック未解除端末
- VoLTE非対応のau端末
- SIMロック解除済み端末
- ドコモ端末
- ソフトバンク端末
- VoLTE対応のau端末
UQモバイルの月額利用料金
UQモバイルに家族3人で契約した場合の月額利用料金は4,940円で、内訳は下記の通りです。
おしゃべりプランS | 主回線(夫) | 副回線1(妻) | 副回線2(子) | 総合計 |
基本料金 | 2,980 | 2,980 | 2,980 | - |
イチキュッパ割 | -1,000 | -1,000 | -1,000 | - |
UQ家族割 | - | -500 | -500 | - |
合計 | 1980 | 1,480 | 1,480 | 4,940 |
他社に比べると決して低価格には見えませんが、実は長期的に見るとUQモバイルはワイモバイルを凌駕するほどの割安プライスになります。その秘密は家族割の仕組みにあります。
UQモバイルの家族割サービス
UQモバイルの家族割サービスは永続するので契約中はずっと月額500円割引が適用されます。
他社では1年間の期限があるなどが通常なので、1年以上継続して使う場合はUQモバイルの強みがボディブローのように効いてきますよ。
UQモバイルの通話料金
UQモバイルの「おしゃべりプラン」なら基本料金に国内通話かけ放題サービスが付いているので、1回あたり5分以内の国内通話なら何度でもかけ放題です。ワイモバイルの「スマホプラン」や楽天モバイルの「スーパーホーダイ」の10分以内のかけ放題には劣りますが、ほどほどに通話する方であれば十分でしょう。
なお1回の通話が5分を超えた場合は、20円/30秒の通話料が超過分に対して別途掛かります。
UQモバイルのデータ通信量シェア・繰り越し
余ったデータ通信量は翌月に繰り越すことが可能です。
ただし家族間でのデータ通信量のシェアには対応していないので、データ通信量については個別に考える必要があります。
UQモバイルのフィルタリングサービス
UQモバイルでは「あんしんフィルター for UQ mobile」というフィルタリングサービスが無料で提供されています。申し込みが必要なので契約の際は忘れずに申告しましょう。
詳細についてはUQモバイル公式サイトを確認してみてくださいね。
UQモバイルのメリット・デメリットまとめ
UQモバイル「おしゃべりプランS」のメリット・デメリットをまとめると、次のようになります。
UQモバイルのメリット
- 家族割が契約中ずっと適用(毎月500円割引)
- 大手キャリアに匹敵する安定した高速データ通信でストレスフリー
- 余ったデータ通信量を翌月に繰り越せる
- 1回5分以内の国内通話がかけ放題
- 専用通話アプリを使わなくても”かけ放題”対象になる
- フィルタリングサービスが無料
- 全国2,700店の実店舗で対面サービスが受けられる
UQモバイルのデメリット
- 格安SIMサービスの月額基本料金としては高め
- 家族間でデータ通信量の共有はできない
- 1回5分を超える通話は、超過分に対して20円/30秒かかる
家族に最適な格安SIMサービス|IIJmio ファミリーシェアプラン
IIJmioとは
日本のインターネット黎明期からネット事業を展開し、常に先端のサービス提供に取り組んでいる株式会社インターネットイニシアティブが提供する格安SIMサービスです。実績と信頼を礎に多くの利用者に選ばれていて、つい先日楽天モバイルに抜かれるまでは格安SIM市場のシェア第1位でした。
第三者機関からの評価も高く、株式会社MM総研、MMD研究所、RBBTODAY、家電批評、ICT総研、Zimubaなどなど多くの受賞歴があります。20年以上のキャリアが積み重ねてきた信頼と実績が評価されている証明ですから、ユーザーとしても安心して利用することができますね。
IIJmioの対応キャリア・対応端末
IIJmioが対応しているキャリアはNTTドコモ・auですが、VoLTE対応のau端末はソフトバンク端末と同じくSIMロック解除が必要です。
利用可能な端末をまとめると、下記の通りです。
IIJmioで使える端末
- SIMフリー端末
- SIMロック未解除端末
- ドコモ端末
- VoLTE非対応のau端末
- SIMロック解除済み端末
- ソフトバンク端末
- VoLTE対応のau端末
IIJmioの月額利用料金
IIJmioに家族3人で契約した場合の月額利用料金は4,660円で、内訳は下記の通りです。
ファミリーシェアプラン | 主回線(夫) | 副回線1(妻) | 副回線(子) | 総合計 |
基本料金 | 2,560 | - | - | - |
音声通話機能 | 700 | 700 | 700 | - |
合計 | 3,260 | 700 | 700 | 4,660 |
IIJmio「ファミリーシェアプラン」最大の特長は月額基本料金が何年経っても変わらないことです。ずっと割安な価格が変わらないのは嬉しいですよね。
通信速度にそこまでこだわりが無く、それなりにネット検索できればOKという方にとっては最良の格安SIMサービスですよ。逆に速度にこだわるのであれば「UQモバイル」が高コスパでおすすめです。
IIJmio「ファミリーシェアプラン」は音声通話機能付きのSIM契約が最大5回線まで可能です(上記の例の場合はさらに2枚の追加契約が可能です)
SIMカードの追加は月額400円、音声通話機能は月額700円が4枚目以降の枚数に応じてかかります。
IIJmioの家族割サービス
IIJmioには家族間で通話料が割引になるサービスはあるものの、月額料金などを割り引くサービスは存在しません。
それでも「ファミリーシェアプラン」を利用することで副回線分の基本料金が0円になるのでかなり月額利用料金を抑えることができます。キャンペーン割引無しに常に割安な価格で利用できる点がIIJmioの魅力で、長期的な契約になればなるほどお得感が出てきますよ。
IIJmioの通話料金
IIJmioなら専用アプリを使えば業界最安の8円/30秒で通話できます。これだけ低価格なので、あまり通話しない方にとっては通話定額オプションは不要かもしれません。
選べる通話定額オプション
もし通話定額サービスが必要な場合は、2種類のかけ放題オプションから選択することも可能ですよ。2種類のかけ放題オプションが用意されています。
IIJmioのデータ通信量シェア・繰り越し
ファミリーシェアプランは12GBのデータ通信量をすべての回線で共有して使用するため、もともとデータ通信量はシェアされた状態になります。
その上でデータ通信量が余った場合は、翌月へ繰り越される仕組みです。
逆にデータ通信量が足りない場合は、パソコンの会員専用ページからデータオプションを契約するか、データ通信量をその都度追加購入することになります。
IIJmioのフィルタリングサービス
IIJmioのフィルタリングサービスはオプションとして月額360円で提供されています。
利用開始月を含めて2か月分の利用料金が無料になりますよ。
IIJmioのメリット・デメリットまとめ
IIJmio「ファミリーシェアプラン」のメリット・デメリットをまとめると、次のようになります。
IIJmioのメリット
- 2回線目以降の基本料金が0円
- 契約期間中ずっと割安な月額基本料金が変わらない
→中長期的に見れば、実質的に家族向け格安SIMサービス最安! - データ通信量のシェアができる
- 余ったデータ通信量の繰り越しも可能
- 通話料が業界最安クラスの8円/30秒
IIJmioのデメリット
- 専用の通話アプリを使わないと通話料が安くならない
- 通話定額サービスがオプション扱い(月額600円~)
- フィルタリングサービスが有料(月額360円)
IIJmio「ファミリーシェアプラン」について詳しく見てみる
格安SIMサービス「IIJmio ファミリーシェアプラン」レビュー記事はコチラ
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【IIJmio「ファミリーシェアプラン」レビュー】家族契約で最安の格安SIM|ずっと変わらない割安料金が嬉しいMVNOならIIJmioが最適解!
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家族に最適な格安SIMサービス|まとめ
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家族に最適な格安SIMの条件
- 月額料金が割安
(家族割引が提供されている or 割引に相当する月額料金であること) - 通信速度が極端に遅くない
- 音声通話機能が付いている
- データ通信量は一人あたり月3GBを割り当てられる
- フィルタリングサービスが提供されている
- 不通期間無しで即日乗り換え可能
冒頭でもお伝えした上記項目は、今回ご紹介した5社すべてが満たしています。
そのうえで料金面・性能面それぞれで特におすすめしたい格安SIMサービスを紹介しましょう。
月額料金の割安さで選ぶなら「BIGLOBEモバイル」
長く利用し続けるほど他社よりもお得!安心感と割安さが両立された格安SIMサービスを利用したいご家族にはBIGLOBEモバイルが最適です。
プラン内容のバランスが良く、ニーズに合わせて内容をカスタマイズできる柔軟性の高さも魅力ですね。
フィルタリングサービスは有料ですがデータ通信量の繰り越しができて、通話料は業界最安クラス。契約から1年で割引サービスが無くなるといった心配が無いので、途中で月額料金が上がることもなく良心的。しかも中長期的に見れば家族向け格安SIMサービス最安!事業者であるビッグローブ株式会社も日本のネット黎明期から第一線で活躍し続けている名実ともに確かな企業だから、安心して利用できます。
現在UQモバイルを家族で契約している僕も、実は家族ぐるみでBIGLOBEモバイルに乗り換えようか検討中なんです。もともとエンタメフリーオプションの魅力に惹かれて僕だけ契約しているんですが、懸念材料だった通信速度が想像以上に速くて驚きました。UQモバイルほどではありませんが体感的には結構ストレスフリーな通信速度が確保されています。通話オプションも柔軟にチョイスできますし、エンタメフリーオプションの選択肢もあって・・・これはかなり至れり尽くせりな格安SIMサービスだと思いますよ。使っていて特にトラブルもなく、通話・データ通信ともに快適。気になることがあれば年中無休のサポートセンターや問い合わせフォームなどが用意されているので安心です。
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大手に匹敵する高速データ通信で選ぶなら「UQモバイル」
UQモバイルは月額料金が多少上がっても通信速度に妥協したくない方におすすめです。
初めての格安SIMサービスであれば分からないことだらけで不安ですよね。そんな時はお店のスタッフさんに身を任せるのも一手。しっかりサービス内容を理解したうえで契約を結ぶことができます。
家族割(月額500円割引)が契約中ずっと続くことや専用の通話アプリを使わなくても1回5分以内の通話定額サービスが利用できる利便性の高さ、第三者機関お墨付きの高速通信、困ったときに駆け込める全国2,700店の実店舗などなど多くのメリットを享受できる格安SIMサービスになっていますよ。
15日間無料で試せるキャンペーンも実施しているので、とりあえず試してみてもいいかもしれませんよ。
この記事をきっかけに、あなたとあなたのご家族にとって最適な格安SIMサービスが見つかれば嬉しく思います。