ついに実用性に足る30000mAh搭載の大容量バッテリーが登場
10000mAhから20000mAhを大容量バッテリーと呼び、昨今では大容量バッテリーの中心容量として業界を席巻。
特に最近はバッテリーの小型化が進んで、実用性十分な20000mAhクラスが多く揃っている状況でした。
そんな中で待ちわびていたモバイルバッテリーの完成形とも言える大容量バッテリーが登場しました。それがRavPower「RP-PB055(新装版)」です。
何をそんなに”待ちわびた”のか?
それは「RP-PB055(新装版)」に備わるAC100W出力ポート・30000mAh大容量バッテリー・PD急速充電という3つのポイントにあります。
とりあえず「RP-PB055(新装版)」の特長を下記にまとめましょう。
「RP-PB055(新装版)」の特長
- パワフルなAC100W出力
- 30000mAhの大容量バッテリーを搭載
- 急速充電規格「Power Delivery」に対応
- USB-Aを含む計4つの出力ポートを搭載
- パススルー充電にも対応
- 本体バッテリーの充電も45W入力でスピード充電
- 高い互換性
特にAC100Wの出力に対応したことで、出先で自由にノートパソコンを充電できるようになったことが最大のポイントでしょう。
ノートパソコンを持ち運んでいる方が待ちに待ったモバイルバッテリーと断言していいでしょう。
もちろんスマホ・タブレットなどと同時並行でチャージすることができますし、パススルー充電にも対応しているので至れり尽くせり。
この使い勝手の良さとバッテリー容量の豊富さを知ってしまうと、20000mAhクラスにモバイルバッテリーでは心許なく感じてしまうでしょう。

では早速、多様な出力形式に対応する30000mAhのパワフルモバイルバッテリーRavPower「RP-PB055(新装版)」について見ていきましょう。
本記事の内容
RavPower RP-PB055(新装版)レビュー|製品スペック
まずは「RP-PB055(新装版)」のスペックを確認してみましょう。
スペック
バッテリー容量 | 30000mAh / 111Wh |
入力ポート | USB-C |
出力ポート | AC×1 USB-C×1 USB-A×2 |
USB-C入力 | 5V=3A / 9V=3A / 12V=3A / 15V=3A / 20V=2.25A 最大45W |
AC出力 | 110V~120V=60Hz 150W最大100W 定格 |
USB-C出力 (Power Delivery) |
5V=3A / 9V=3A / 12V=3A / 15V=3A / 20V=3A 最大60W |
USB-A出力 (iSmart1) |
QC3.0 5V=3A / 9V=2A / 12V=1.5A 最大18W |
USB-A出力 (iSmart2) |
5V=2.4A 最大12W |
サイズ | 約178×138×46mm |
重量 | 約1005g |
飛行機への機内持ち込み可能です
現在のところ国内線・国際線ともにバッテリー容量160Wh未満のモバイルバッテリー持ち込みが可能です。RavPower「RP-PB055(新装版)」はバッテリー容量111Whなので問題なく機内に持ち込むことができます。
ちなみに国内線ではモバイルバッテリーの持込個数の制限は100Wh未満なら無制限、100~160Wh未満は最大2個と定められています。
国際線の持込個数は各社で規定が異なるので、ご利用になる航空会社の規定を確認してみてください。
RavPower RP-PB055(新装版)レビュー|優れているポイント
ここでは特に「RP-PB055(新装版)」が優れていると感じるポイントをご紹介します。
消費電力100W以下の電気機器に対応するAC100W出力
「RP-PB055」はACコンセントを搭載していて、消費電力100W以下の電気機器に充電・給電を行うことができるAC100Wの高出力性能を有しています。
パソコンの充電はもちろん、小型扇風機や電気スタンドなども使えるので、キャンプや停電の際に活躍すること請け合いです。
災害時の備えとしても有用ですね。
超大容量30000mAhのバッテリー容量
モバイルバッテリーとしては超大容量な30000mAhものバッテリー容量を搭載しています。
15インチMacBook Proで最大1.1回、iPhone 11 Pro Maxで最大4.8回のフル充電が行えるので、出先でバッテリー不足に陥る心配はほぼ解消されると言っても過言ではありません。
Power Delivery急速充電対応
急速充電規格Power Delivery(PD)に対応していて、最大60Wの高出力チャージが可能です。
iPhoneであれば30分で約50%の充電が可能で、15インチMacBook Proも約4時間でフルチャージすることができます。
バッテリー本体の充電も急速充電可能
バッテリー本体の充電は、PD45Wの急速充電に対応しているので、スピーディーにフル充電できます。
45W以上の急速充電器を使用すると約3時間でフル充電させることが可能です。
非常に高い互換性
豊富な出力規格に対応しているので、スマホ・タブレットはもちろん、ノートPC・ドローン・カメラバッテリー・小型冷蔵庫・ニンテンドースイッチ・GoPro・電気スタンド・小型扇風機などなど多様なデバイスとの互換性を持っています。

RavPower RP-PB055(新装版)レビュー|外観・付属品
外観
30000mAhということで、流石な存在感を放つRavPower「RP-PB055(新装版)」。
寸法はご覧の通りです。
他社製20000mAhと比べると、圧倒的な大きさw
一方で思ったほどの重さは無く、約1005gに留まります。
本体表面にはシリコン加工が施されていて、シットリとしていて肌への当たりは良い感じ。
滑り止めの役割も見込めそうです。
ちなみに本体天面には8点式LEDライトが搭載されています。
側面にはUSB-C、USB-A×2、AC、そして電源ボタンが配されています。
AC出力ポートには、キャップが被せられています。
ちなみにバッテリーの熱を逃がすための通風口は、本体の角に設けられています。
冷却ファンも見えますね。
付属品
「RP-PB055(新装版)」の付属品は次の通りです。
付属品一覧
- USB-C & USB-Cケーブル
- キャリーポーチ
- キャリーケース
- 取扱説明書
セット内容に不足はありませんが、本体バッテリーを急速充電させる場合は、別途急速充電器を用意する必要がある点に気を付けましょう。
ちなみに急速充電器は、リーズナブルな価格で60Wの高出力性能を誇るAnker「PowerPort Atom III 60W」がおすすめですよ。
iPhoneを急速充電するには「PD対応充電ケーブル」が必要
iPhoneユーザーの場合、iPhone付属の充電ケーブルで通常充電することはできますが、PD急速充電は行えません。
そのため急速充電したい場合は「USB-C & Lightningケーブル」を別途購入しましょう。
僕は耐久性が高くてケーブルも比較的柔軟に作られていて使い勝手が良いAnker「PowerLine+ II USB-C & ライトニングケーブル」を使っています。
やはり充電関連アイテムは、重電分野のパイオニアAnker製が一番安心して使えるのでおすすめです。
RavPower RP-PB055(新装版)レビュー|使ってみて感じたこと
ここでは「RP-PB055(新装版)」を実際に使ってみて感じたことをお伝えしていきます。
大満足の大容量バッテリー
正直スマホ・タブレットの急速充電ニーズくらいなら「RP-PB055」は完全にオーバースペックでしょう。
ただノートPCを出先で自由にチャージしたい方にとっては、最良のモバイルバッテリーと言っていいと思います。
ノートPCはコンセントの無い環境で長時間働かせることができませんが、「RP-PB055」のAC出力ポートに接続していれば、数時間分の作業に必要な電力を賄うことが可能です。
このメリット、デカイです。

パススルー充電も可能
30000mAhの超大容量バッテリーのフル充電時間が約3時間と優れたチャージスピードを誇る「RP-PB055」ですが、さらにパススルー充電にも対応している点は見逃せません。
「パススルー充電」とは、要するにバッテリー本体充電中に出力ポートを通じて他のデバイスの充電も行える機能です。
例えば「PR-PB055」本体を充電している間にUSB-Aポートを使ってiPhoneの充電も行えるというわけです。
USB-Cポートは本体充電のために埋まってしまいますが、ついでにスマホなど最大3台同時充電できるのは嬉しいですよね。

冷却ファンの音がやや気になるかも?
デバイスを充電しているときに時折「ウィーーーン・・・ウィーーーン・・・」と冷却ファンが回転して音を立てますが、この音を気にする方は一定数いるかもしれません。
43dBの大きさをどう捉えるか
音の大きさをスマホアプリで計測したところ、43dBほどでした。
これは会話にまったく支障の無いレベルで、図書館や昼間の閑静な住宅地に例えられます。
定義的には静かそうなイメージですが無音というわけではないので、音に敏感な方や多少でも音を出すことが許されない環境で使うことを想定している方は、買い控えた方が無難でしょう。
【実測】バッテリー本体の充電所要時間
本体バッテリーの充電所要時間を計測したところ、メーカー公式情報と同じ約3時間でフルチャージすることができました。
この充電スピードは、バッテリー容量の多さから言ってかなり満足感があります。
他社の20000mAhクラスと同じ所要時間でフル充電
例えばバッテリー容量20000mAhを搭載するAnker「PowerCore Speed 20000 PD」の場合、フル充電まで3時間ちょっと掛かります。
一方今回ご紹介している「RP-PB055」はさらに10000mAhプラスのバッテリー容量30000mAhで同じくらいの時間でフル充電できるので、かなり優秀です。

【実測】「RP-PB055(新装版)」の電流・電圧を計測してみました
「RP-PB055(新装版)」の充電性能を数値的に検証すべく、実際に「RP-PB055(新装版)」の充電時に流れる電流・電圧を計測してみました。
iPhoneを充電する場合
今回は家庭用コンセントに差して使うAnker「PowerPort Atom III 60W」と「USB-C & Lightningケーブル」を使った急速充電と比較して、「RP-PB055(新装版)」の電流・電圧を確認しました。
実測結果は次のようになりました。
iPhone充電時の電流・電圧実測結果
- 「PowerPort Atom III 60W」
- 電圧9.09V×電流2.54A=電力約23.1W
- 「RP-PB055(新装版)」
- 電圧8.93V×電流2.55A=電力約22.8W
結果的に両者の間には、供給する電力にほとんど差が無いことが分かりました。
コンセントから電気を引っ張ってくる場合と同様の充電が行える「RP-PB055(新装版)」のスマホ充電性能は、文句の付け所がないことが明らかになりましたね。
MacBook Proを充電する場合
ここではMacBook Pro(13インチ)を先ほども使用したAnker「PowerPort Atom III 60W」と「RP-PB055」それぞれで充電した場合の電流・電圧を確認しました。
なお使用した充電ケーブルはAnker「PowerLine+ USB-C & USB-C 2.0」です。
実測結果は次のようになりました。
13インチMacBook Pro充電時の電流・電圧実測結果
- 「PowerPort Atom III 60W」
- 電圧20.2V×電流1.84A=電力約37.2W
- 「RP-PB055(新装版)」
- 電圧20V×電流1.49A=電力約29.8W
スマホ以上の電力を必要とするMacBook Proの場合は、さすがに電力値に差が生じましたね。
7.4Wの差をどう考えるかによりますが、実用面から言って僕は特に遜色は感じないと思います。
その実用性を検証すべく、MacBook Proの充電テストを別途行ってみました。
結果はMacBook Proのバッテリー残量20%の状態から30分間チャージして、約40%のバッテリー充電を行うことができました。
わずか30分でバッテリー半分弱の充電が行えれば、出先ではかなり頼もしいですよね。
このテストから実用面で不満を感じるような電力供給量ではないことがお分かりいただけたと思います。

RavPower RP-PB055(新装版)レビュー|まとめ
「【RavPower RP-PB055新装版レビュー】超大容量30000mAh・AC100W&PD60W出力の最強性能を誇るモバイルバッテリーRavPower RP-PB055新装版」と題して、豊富な出力形式でスマホからパソコンまで幅広い電子機器に給電・充電が行える大容量モバイルバッテリーRavPower「RP-PB055(新装版)」について、詳しく見てきました。
出先で自由にノートPCを充電したい方におすすめ
RavPower「RP-PB055(新装版)」は30000mAhの大容量バッテリーを搭載していることや豊富な出力形式をフォローしていることから、一切不足を感じさせないモバイルバッテリーです。
特にAC出力によって消費電力100W以下の電気製品に電力供給が行える利点があるので、ノートパソコンを出先でかなり使用するヘビーユーザーには最適!
これ一台あれば、出先で電源不要で数時間は作業を行うことができるので、仕事がこれまで以上に捗ること請け合いですよ。

この記事があなたのニーズに合致したモバイルバッテリー獲得の一助になれば、嬉しく思います。
iPhoneを急速充電する方法とは?
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