挽きたてコーヒーを飲むには欠かせない「コーヒーミル」
本記事の想定読者
- コーヒーミルの必要性について知りたい
- 手動ミルと電動ミルの違いとは?
- コーヒーミルの種類による違いも詳しく知りたい
- 失敗しないコーヒーミルの選び方は?

コーヒーミルを使えば、自宅でも新鮮な挽きたてコーヒーが楽しめる
自分の手でコーヒー豆を挽くと、コーヒーの香りが部屋中に広がって、この上ない至福のリラックス感を味わうことができます。
ただコーヒーミルを用意して自分で豆を挽くことに、敷居の高さを感じる方は少なくないのではないでしょうか。
自分に合ったコーヒーミルを理解しよう!
そんなわけで今回は自分のニーズに適ったコーヒーミルを見つけるために、コーヒーミルの必要性から概要、選び方について解説していきます。
本記事に目を通せば、自分がどのようなコーヒーミルとの相性が良いかが分かるはず。

では早速、新鮮なドリップコーヒーを淹れるのに不可欠なコーヒーミルについて、詳しく見ていきましょう。
本記事の内容
コーヒーミルについて|コーヒーミルの必要性とは?
コーヒー豆をお店で買うとき、店員さんに「豆は挽きますか?」と聞かれることがありますね。
「挽いてもらえるなら、その方が手間も省けていいのではないか」と挽くことをお願いする方も少なくないと思いますが、実はコーヒー豆は挽いた瞬間が一番新鮮なコーヒー粉として香りや味わいを楽しめるんです。
ここではそうした豆の鮮度に関わるコーヒーミルの必要性について解説していきます。
挽きたての方が新鮮なコーヒーが淹れられる
コーヒー豆は農作物の一種のため、空気に触れることで少しずつ酸化していきます。
空気に触れる面が多いほど酸化スピードも早くなることから、コーヒー豆は一度挽いてしまうと急速に酸化が進んでしまいます。
挽いたコーヒー豆は、鮮度や香りが急速に失われていく
挽いた状態のコーヒー粉からは、とてもいい香りがしますが、ほんの2〜3日ほど経つと「あんまり香りがしなくなったような・・・」と感じたことはありませんか。
コーヒー粉は空気に触れる面積が大きくなるため酸化スピードが早いうえに、香りもどんどん失われていきます。
この酸化現象を最大限抑えるには、コーヒーを淹れる直前にコーヒー豆を挽くという対策が有効です。
その意味でコーヒーミルが手元にあると有意義と言えるでしょう。
豆の挽き具合が調節できる
コーヒーミルを所有することのもう一つの利点は、豆の挽き具合を自分好みに調節できる点です。
”挽き具合”と言われると「ちょっとよく分からない・・・」と戸惑ってしまうかもしれませんが、要するに自分好みにすればよいだけなので物怖じしなくても大丈夫ですよ。
コーヒーは基本的に挽き具合が細かいほど濃く抽出されて、逆に挽き目が粗いほど軽くてスッキリした抽出になります。
挽き目の違いについて
挽き目は粗い順番に「粗挽き」「中挽き」「中細挽き」「細挽き」「極細挽き」と呼ばれ、抽出方法によっても最適な挽き目は変わってきます。
それぞれの挽き目の特徴を下記にまとめました。
豆の挽き具合 | 味わい | 豆の粒度 | 適した抽出方法 |
極細挽き | かなり濃厚 | 粉砂糖 | エスプレッソマシン |
細挽き | 中細挽きより濃厚 | グラニュー糖 | 水出しコーヒー |
中細挽き | 程よいコク感 | 白砂糖 | ペーパードリップ ネルドリップ |
中挽き | 中細挽きよりスッキリ | 白砂糖とザラメの中間 | ペーパードリップ ネルドリップ |
粗挽き | かなりスッキリ | ザラメ状 | フレンチプレス |

コーヒーミルについて|コーヒーミルの種類
ここでは自宅で新鮮なドリップコーヒーを淹れるのに不可欠なコーヒーミルの種類について、解説していきます。
コーヒーミルには大きく分けて「手動ミル」「電動ミル」の2タイプがあり、コーヒーを挽く刃の種類は「臼式(うすしき)」「プロペラ式」「円板式」の3タイプがあります。
手動ミルと電動ミルの違いについて
まずは動力源が根本的に異なる「手動ミル」と「電動ミル」の特徴や差異について見ていきましょう。
手動ミル
手動ミルは、自らコーヒー豆を挽く手間を楽しめる点が最大のメリットです。
コーヒー豆を自分の手で挽く感触や音、徐々に香りだつコーヒーの香り、そのすべては手動でなければ味わえません。
このアナログ感は自宅に留まらず、基本的に電源の無いアウトドアシーンでも活用することができます。
手間を楽しみたい方にこそオススメできるミル
手間暇に喜びを見出すには最適な手動ミルですが、挽くのに時間や労力が掛かってしまうことや、一度に挽ける量も1〜2杯分に留まるといったデメリットが挙げられます。
コーヒー豆をゆっくり挽いてる時間がない方や、手間はなるべく省きたいという方、1日に何杯もコーヒーを淹れる方には不向きなミルかもしれません。
電動ミル
電動ミルは、多くの豆を手間無くスピーディーに挽ける点が最大のメリットでしょう。
また手動では難しいコーヒー豆の挽き具合を均一に揃えることに長けている点も、電動ならではのメリットになります。
3人分以上のコーヒーをまとめて淹れる機会が多い方は、電動ミルの方が適しているでしょう。
携帯性に乏しいなどの難点も
一方で電源が必須である点や、手動に比べて全体的に本体サイズが大きくなってしまう点などは、電動ミルの明確なデメリットと言えるでしょう。
またコーヒー豆を挽くところからじっくり楽しみたい方や、手挽きならではの手応えを楽しみたい方には、かなり味気ないミルと言えるのでオススメできません。
コーヒーミルには3種類の刃がある
コーヒー豆を挽くために搭載された刃の種類によっても、コーヒーミルは分類することができます。
ここでは特に代表的な「臼式(うすしき)」「プロペラ式」「円板式」の3タイプについて、それぞれ特徴について解説していきます。
臼式(うすしき)について
引用:メリタ公式サイト
臼式のコーヒーミルは、別名「コーン型」「コニカル式」などとも呼ばれます。
円錐形の刃を回転させて「すりつぶす」ようにコーヒー豆を挽くのが特徴で、「手動ミル」「電動ミル」の両方で採用されているミルのオーソドックスな刃と言えるタイプです。
臼式は材質によって性能差が大きい
臼式はプロペラ式に比べると挽きムラは生じにくい反面、刃の材質によってその性能に大きな差が生じる傾向があります。
刃の材質 | 特徴 |
セラミック製 |
|
金属製 |
|
ステンレス製 |
|
手動ミルにおいては「セラミック製」の刃が多く採用されていて、グラインド性能は平均的ではあるものの、その手軽さが人気の理由になっています。
電動ミルにおいては挽きムラが少ない「金属製」が採用されるケースが多く、手入れの大変さを除けば、コストパフォーマンスは高いものが揃っている印象です。
「ステンレス製」に関しては、性能に文句の付け所がない一方、その分だけ高価格になってしまうので、より本格的な味わいを求めたい場合に検討すると良いでしょう。
プロペラ式について
引用:メリタ公式サイト
プロペラ式のコーヒーミルは、別名「ブレードカッター」「ミキサー式」とも呼ばれます。
一般的なフードミキサーのような構造になっているのが特徴で、コーヒー豆を回転するプロペラ状の刃で削って挽く仕組みです。
プロペラ式のミルは、最も挽きムラが大きい
臼式や円板式で挽いたコーヒー豆はそのまま受け皿に排出される仕組みですが、プロペラ式は刃を動かし続けている間、コーヒー豆を挽き続けてしまいます。
そのためコーヒー豆の粒度は均一性に乏しく、挽かれ続けたコーヒー豆は微粉になってしまい雑味の原因になってしまいます。
よほど予算に余裕がなかったり、味わいにこだわらない方でない限り、個人的にはあまりおすすめできるタイプの刃ではないと考えています。
円板型について
引用:メリタ公式サイト
円板型のコーヒーミルは、別名「カット式」「グラインド式」「フラットカッター」などとも呼ばれます。
円板型の刃が2つ回転し、その間に入ったコーヒー豆を両側から斬り刻む構造が特徴で、主に電動式コーヒーミルで採用されています。
均一性の高い挽き具合を実現できる
円板式のミルは、挽き具合を均一に保つことに優れる一方で微粉が生じにくいので、コーヒーの味わいに安定感が生まれます。
コーヒー専門店で導入されているケースが多いのは、こうしたことが理由ですね。
その分だけ価格も高価なので、妥協のないコーヒーミルを選びたい場合には最適です。
コーヒーミルについて|コーヒーミルの選び方
ここまではコーヒーミルの種類や特徴について触れてきましたが、結局どんなコーヒーミルを選ぶべきなのかについては、未だ疑問が残るところだと思います。
そこでここでは、それぞれの特徴を踏まえたコーヒーミルの選び方について解説していきます。
均一に挽けるコーヒーミルが理想的
コーヒーは豆を挽いた際に生じる挽きムラが大きいほど、香りや旨味を十分に引き出すことが難しくなります。
- 挽き目が粗い粉は、お湯の浸透に時間がかかり、コクや香りを十分に抽出できない
- 挽き目が細かい粉(微粉)は、お湯の浸透が早すぎて、雑味成分も抽出されてしまう
つまりどんなに高品質なコーヒー豆を購入しても、挽きムラが大きいミルを使ってしまってはその持ち味を引き出せず、イマイチなコーヒーに仕上がってしまうというわけです。
よってコーヒーミルを選ぶ際は、できる限り均等に挽けるミルを選ぶことが重要なポイントとなります。
家庭用のベストミルは「カリタ ナイスカットG」
業務用のミルを小型化することで家庭用として昇華させた超定番の高性能ミルといえば「カリタ ナイスカットG」です。
「円板式」の刃を採用しているので、非常に安定した挽き目を実現させ、挽き具合も15段階で調整可能な優れもの。
自宅で使うこだわりコーヒーミルは「カリタ ナイスカットG」がベストと言っても過言ではありません。
ただし本体重量が約2.3kgと家庭用ミルとしてはかなり重たい部類に入ることには注意が必要です。
用途によっても選び方は大きく変わる
刃の種類による挽き目の安定感も大事ですが、用途という視点からミルを選ぶことも大切です。
様々な使用目的を想定して、どのようなコーヒーミルを選ぶべきかも考えてみるといいでしょう。
アウトドアで使いたいならコンパクトな手動ミル
アウトドアアクティビティが好きな方なら、キャンプシーンでも自前のコーヒーを淹れたいと思うのではないでしょうか。
そんな方には携帯に便利なコンパクトサイズのハンディコーヒーミルがおすすめです。
最近では充電式のコンパクトミルも販売されているので、手動ミルで手間を楽しむ、または電動ミルで手軽に楽しむといった選び方もできますね。
おすすめの手動ミルは「キャプテンスタッグ製コーヒーミル」
キャプテンスタッグはアウトドア用品の総合ブランドとしても知られ、その品質と価格のリーズナブルさには定評があります。
そのキャプテンスタッグから小型のコーヒーミルが販売されていて、その性能はハンディコーヒーミルの超定番として知られるポーレックス製のミルにも引けを取らない性能を誇っています。
キャプテンスタッグが本社を置く新潟県三条市の燕三条は金属加工の町として世界的に有名で、その技術力を結集して製造されていることが高品質さの秘訣。
リーズナブルで上質なアウトドア用コーヒーミルを探しているのであれば、キャプテンスタッグ製のコーヒーミルが迷いなくおすすめできる逸品ですよ。
関連リンク【おすすめ手動コーヒーミル:キャプテンスタッグ】ポーレックスと比較してキャプテンスタッグの魅力を検証!|アウトドア・キャンプに最適なハンディミル
”いかにも”な雰囲気を存分に堪能するなら「カリタ クラシックミル」
カリタのクラシックミルは、豆を挽く楽しさを感じながら、インテリアとしても楽しめる木製素材の臼式コーヒーミルです。
性能は平均的なものですが、「これぞミル!」といった味わい深い雰囲気も一緒に楽しみたいという方にはおすすめのミルです。
また下部にある大きな受け皿にそれなりの重量感があるため、手動の弱点である安定性をしっかり補ってくれる点は見逃せないメリットですね。
性能もさることながら、見栄え・雰囲気にもこだわりたい方にはおすすめです。
コーヒーミルについて|まとめ
「【コーヒーミルについて】ミルがあれば挽きたてコーヒーが気軽に飲める!美味しいドリップコーヒーに不可欠なグラインダーについて|種類や選び方も解説」と題して、自分に合ったコーヒーミルを見定めるべく、様々な種類のコーヒーミルの特徴やその選び方について、解説してきました。
自分と好相性なコーヒーミルを手に入れて、至福のひと時を!
「コーヒーを自分で挽く」と言うと、敷居が高く感じるかもしれませんが、実はまったくそんなことはありません。
むしろ自宅で美味しいドリップコーヒーを淹れる際には欠かせない重要アイテム、それでいて気軽に用いることができるのが「コーヒーミル」です。
そんなコーヒーミルには多種多様な製品がリリースされていますが、本記事を読むことで自分にとって最良のミルを探す手がかりが得られたはず。
ぜひこの機会に自分のお眼鏡に適ったコーヒーミルを手に入れて、自宅で素敵なコーヒーブレイクを実現させてみてほしいと思います。

「美味しいハンドドリップコーヒーの入れ方」まとめ
クリーンで味わい深い本格ハンドドリップコーヒーを、自分自身で入れて飲みたいと思いませんか?
ポイントは、雑味を最大限抑えつつ、うま味だけを抽出すること。
一見難しそうですが、ご紹介する方法を用いれば、誰でも簡単にプロ級の美味しいコーヒーが入れることができるんです!
プロ直伝の美味しいハンドドリップコーヒーの入れ方については、下記の記事を要チェック!

関連リンク【美味しいコーヒーの入れ方】プロ直伝のコーヒーの入れ方を伝授!クリーンな味わいがクセになるハンドドリップ法|バリスタ級のコーヒーをご自宅で!
プロの味を手軽に楽しむならフレシャス「Slat+Cafe」
フレシャス「Slat+Cafe(スラット+カフェ)」とは、プロが入れるハンドドリップコーヒーを再現することができるコーヒーメーカー機能が搭載されたウォーターサーバーです。
グッドデザイン賞・キッズデザインアワードなどを受賞したウォーターサーバー「Slat」に、UCCと共同開発されたハンドドリップ機能が追加された「Slat+Café」は、冷水・温水・常温水に加えて、富士山の天然水で入れる本格コーヒーが味わえる特徴があります。
フレシャス「Slat+Cafe」の3大メリット
カフェ機能が搭載されたウォーターサーバー「Slat+Cafe」には、コーヒー好きが羨む次の3つのメリットがあります。
「Slat+Cafe」の3大メリット
- プロが入れたような本格コーヒーがボタン一つで味わえる
- 富士山の天然水で入れるコーヒーは格別!
- コーヒー器具の用意が不要だから、カンタン手間無し!
1.プロが入れたような本格コーヒーがボタン一つで味わえる
コーヒー豆をセットしてボタンを押すだけで、まるでプロが入れたような本格コーヒーを飲むことができます。
もちろんハンドドリップで重要な「温度調整」や「蒸らし」なども自動で行ってくれるので、まさにバリスタが淹れたような深みのある1杯を味わうことができます。
2.富士山の天然水で入れるコーヒーは格別!
富士山の恵みであるバナジウム天然水で入れるコーヒーは、水道水やペットボトル入りのミネラルウォーターでは味わえない円やかさ、軟水ならではの柔らかい飲み口が得られます。
コーヒーの旨味を最大限に引き出してくれる富士山の恩恵は、病みつきになること必至ですよ。
3.コーヒー器具の用意が不要だから、カンタン手間無し!
コーヒーをドリップする際に必要な器具のうち、コーヒーメーカー、ポット(ケトル)、フィルター、ドリッパー、サーバーなどが「Slat+Café」のカフェ機能で補われるので、器具の用意・後片付けをせずに本格ドリップコーヒーを楽しめます。
まるでカフェに居るような至福のひと時を過ごせますよ。
またコーヒー器具が不要になるので、キッチン周りがスッキリして見栄えも良くなるのも隠れたメリットでしょう。
フレシャス「Slat+Cafe」には、他にもメリット盛りだくさん!
ご紹介した3大メリットの他にも、フレシャス「Slat+Cafe」には数多くのメリットがあります。
「Slat+Cafe」のメリット
- サーバーレンタル代・配送料が無料
- 富士山の天然水が割安な81円/500mlで飲める
- 天然水は消費税率8%でお得(軽減税率対象品目のため)
- スマホで各種手続きが行える
- UCCドリップポット24杯分が無料でもらえる!
- 【期間限定】天然水1箱が無料プレゼント!
さすがにスーパーのペットボトル入りミネラルウォーターよりは若干高くなりますが、それでもフレシャスの天然水は500mlあたり約81円と実は割安なんです。
これで富士山の天然水で入れる本格コーヒーがボタン一つで飲めたり、玄関先までお水の運んでくれることを考えたら、なかなか魅力的な話だと思いませんか?
「Slat+Cafe」の魅力についてもっと知りたい方は、下記のフレシャス公式サイトをチェックしてみましょう!