ポーレックスに引けを取らない高コスパ小型コーヒーミル
個人的には長らくポーレックス一強時代が続いたように思えるアウトドアに適したハンディコーヒーミル。
そんなアウトドア向けハンディコーヒーミルの定番中の定番として名高いポーレックスの存在を脅かす、秀逸な新星ハンディコーヒーミルを発見しました。それがキャプテンスタッグ「ステンレスハンディーコーヒーミルS」です。
性能も良好でディテールについては語るところが多々ありますが、何より特筆すべきは非常に優れた価格設定です。あの超定番ハンディコーヒーミル・ポーレックスの半値ほどのまさに”超”が付くディスカウントプライス。
コンパクトなボディも昨今のキャンプブーム、特にソロキャンプシーンで大活躍するサイズ感で人気が出るのも頷けますね。
安かろう悪かろう・・・?
安価なことは火を見るよりも明らかですが、気になるのはコーヒー豆のグラインド性能ではないでしょうか。いくらリーズナブルでも肝心の性能が合格ラインに達していなければ買う価値そのものがありません。
僕もこの点については気になっていたので、実際にキャプテンスタッグを入手して使用感を確かめてみました。結論から言ってしまうとポーレックス製になんら遜色のない必要十分な性能が備わっていることが分かりました。今ではソロキャンプの主力選手として活躍しています。この感じだとポーレックスが再び日の目を見ることはないかもしれないですね・・・この価格でこの性能、驚きました。
今回はコスパに優れるキャプテンスタッグ製コーヒーミルの性能を明らかにすべく、アウトドア向けハンディコーヒーミルの定番中の定番として名高いポーレックス製のコーヒーミルと比較を行いました。やはり細部に違いが見られたので、「ポーレックス or キャプテンスタッグ」の構図で購入の決め手を欠いている状況の方には有益な情報を提供できるんじゃないかと思っています。では早速見ていくことにしましょう。
本記事の内容
キャプテンスタッグとは?
まず皆さんの中には「キャプテンスタッグ」を安物大量生産メーカーと誤解している方もいらっしゃるかもしれないので、野暮ですがキャプテンスタッグというメーカーについて少し説明しておきたいと思います。
世界レベルの技術力の高さが売りの燕三条ブランド
「キャプテンスタッグ」は1967年に新潟県三条市で創業したパール金属株式会社が2012年に設立したアウトドア・レジャー関連ブランド。
『大自然の中で頼りになる存在』というブランドコンセプトを踏襲した高品質さと驚きの低価格を両立させているのが最大の特長で、安物大量生産系とは一線を画したリーズナブルで機能的なアウトドア製品が多く目につきます。
それもそのはず、キャプテンスタッグが拠点とする三条市は日本金属加工技術の聖地といっても過言ではない世界レベルの金属加工技術を有する町。その技術をバックボーンに据えたモノづくり精神が息づいた製品だから、安価なのに品質が高いというトレードオフの原理原則を無視した良質な製品が世に送り出されているわけですね。
キャプテンスタッグの製品は日本製でしかも燕三条製というアッパークラスの土壌に根差しているから品質は最高クラス。日々安心して利用することができます。
今回紹介する「ステンレスハンディーコーヒーミルS」もその例に漏れず、良質なクオリティと性能を発揮していましたよ。
キャプテンスタッグ「ステンレスハンディーコーヒーミルS」
製品スペック
まずは安心の燕三条製キャプテンスタッグ「ステンレスハンディーコーヒーミルS」のスペックについて見ていきましょう。
製品スペック
容器容量 | 約120ml |
豆容量 | 約17g |
サイズ(本体) | 直径:46mm 高さ:135mm |
サイズ(ハンドル) | 幅:28mm 長さ:113mm 高さ:35mm |
重量 | 約219g |
材質 | <刃> セラミック磁器<本体> 18-8ステンレス ポリプロピレン(耐熱温度100度) ポリアセタール(耐熱温度100度) ステンレス・鉄(ユニクロめっき)<フタ・容器> 18-8ステンレス<ハンドル> ステンレス(耐熱温度100度) ポリプロピレン(耐熱温度100度) |
生産国 | 日本(燕三条) |
購入前に把握しておいてほしいこと
購入を前にあらかじめ知っておいてほしいと思うことは、一度に挽ける豆の量です。個人差こそありますが基本的に約17gはギリギリ2人分に相当するので、最大でも一度に2人分のコーヒーしか淹れられないを把握しておきましょう。
キャプテンスタッグとポーレックスのコーヒーミルを比較
ここではキャプテンスタッグ「ステンレスハンディーコーヒーミルS」の良さ・魅力について、アウトドア向けハンディコーヒーミルの超定番ミル・ポーレックスと比較することを介してチェックしていきたいと思います。
外観
全長13.5cmと手のひらに収まるサイズ感とわずか200gの重量はモバイル性が高いです。ソロキャンプに最適。
ちなみに今回はグラインド性能を中心に比較したかったのでポーレックスは通常サイズを用いましたが、「ポーレックス コーヒーミル ミニ」という小さいバージョンもラインアップにあるのでコンパクトさを求めるならミニ版を選ぶといいと思います。
本体下部にはキャプテンスタッグの象徴である牡鹿がプリントされています。
ステンレス表面のヘアライン加工も美しいです。
標準で着脱式の滑り止めグリップが付いている点はかなりポイント高いです。
ポーレックスの場合は別売りのグリップを購入しなければならないので。
燕三条の高い技術力が活きた本体加工
本体上部と下部をはめた時の本体フォルムに些細ですが大きな違いがありました。ポーレックス製は接合させた際に凹凸が生じ、キャプテンスタッグ製は上下がピタッと合わさってシームレスな本体表面になります。
こういう細かい部分に燕三条の高い金属加工技術が垣間見えます。技術力さまさまですね。開け閉めがとても気持ちいいです。
ちなみにこの加工はコーヒー豆を投入する上部のフタにも同様の違いが確認できました。
形状が異なるハンドル部
キャプテンスタッグ製のハンドルはストレート、ポーレックスはアールがかかった形状を採用しています。
個々人の好みもあるかもしれませんが、個人的には全長が短くて真っすぐなキャプテンスタッグ製の方がコンパクトに回せるので挽きやすく感じました。
一方でポーレックスもてこの原理なのか、抵抗感の面から回しやすい印象を受けました。本当に好き好きの部分ですね。
ただコンパクトに収納できる、収まりが良いという意味ではキャプテンスタッグの方が一枚上手かなぁと思いますね。
グラインド性能
皆さんお待ちかねの肝心なコーヒー豆を挽く性能については、純粋に豆の挽き具合を見て判断したいと思います。
今回挽いたコーヒー豆の状態を判断する基準にさせてもらうのは、家庭用グラインダーとしてはハイエンドモデルとなるカリタ「ナイスカットG」を使いました。
「ナイスカットG」の設定3.5で挽いた中挽きのコーヒー豆を元に両者を比較してみたいと思います。
問題です、どちらがキャプテンスタッグでしょうか?
両者ともに調節ネジは1.5回転させた状態で約5gのコーヒー豆を挽きました。
AとB、どちらがキャプテンスタッグで挽いたコーヒー豆だと思いますか?
正解は・・・
・・・
・・・
・・・
Aでした。
結論から言って僕(素人)から見て違いは分かりませんでした。ナイスカットGと比較すると流石に両者にはムラ感が確認できますが、肝心のキャプテンスタッグ・ポーレックスの間には大きな差は感じられません。これほど違いを目視できないのであれば、味にいたっても大きな差は生まれないと思います。
少なくともキャプテンスタッグ・ポーレックスともに、甲乙つけがたいグラインド性能を持っているということでしょう。
挽きやすさには違いがありました
先ほどキャプテンスタッグには標準で滑り止めグリップが付いているとお伝えしましたが、これが挽く際にかなり活きてきます。
やっぱり滑り止めグリップがあると格段に挽きやすいですね。グラインド技術が肉薄している分、このグリップ付きというのは製品の総合評価に大きく影響しそうです。
【目視で計る】豆の量の目安
アウトドアシーンでいちいち豆の量を計測するのは少々面倒ですね。そこで目で見ておよその量が分かる目安をお伝えしておきますね。
コーヒー豆を入れる本体内部に黒い間仕切りがありますが、その間仕切りが埋まるか埋まらないかのレベルが1人前のコーヒー豆約10gになります。上記画像の左側くらいですね。
ちなみに試しに二人分に相当する約20gを入れてみたところ、上記画像の右側のように本体を大きくはみ出す形になってしまいました。やはり二人分を一気に挽くのは難しく、約17gほどがMAXのようです。
お手入れ
使用後は都度コーヒーミル本体を分解して洗浄するのが基本です。上記画像のように分解することができ、すべて丸洗いが可能です。
これはキャプテンスタッグの欠点と言うわけではないんですが、ポーレックスのようにセラミック上刃を取り外しできないことは留意しておくといいと思います。
結局のところ中性洗剤で浸け置き洗浄するので洗いづらいこともないので大した問題でもないんですが、ポーレックスを使い慣れている人にとってはちょっと違和感があるかもしれません。
ササッとお手入れするならブラシがあるといいですよ
アウトドアシーンなどでは使ったミルをすぐに洗浄しよう!ということにはならないのではないでしょうか?僕はせっかくの環境でコーヒーが味わえると考えると、ゆっくり寛ぎながらコーヒータイムを満喫したいと思うのが常です。
そんな時にササッとミルを掃除できるコーヒーミルブラシがあると助かりますよ。刃などの細かい溝にもしっかり届いて掃けるので、あると結構重宝します。
マイベスト挽き具合を把握しておくと便利です
豆の挽き具合を調整する「粗さ調節ネジ」を回して自分に最適な粒度に合わせて使いますが、手入れの際にネジを含めてすべて分解する必要があり、次回挽くときまでに再度好みの挽き具合に調整する必要があるのが厄介に思うかもしれません。
そのため僕としては少々面倒でもあらかじめ自分にとって最適な挽き具合がどれくらいなのか”ネジの緩ませ度”で把握しておくことをおすすめします。
例えば「ネジを完全に締めた状態から3回転させたあたり」などと覚えておけば概ね同じようにコーヒー豆を挽くことができます。
一度把握してしまえば、あとはその都度回して合わせるだけなのでストレスフリーですよ。
おすすめ手動コーヒーミル:キャプテンスタッグ|まとめ
「【おすすめ手動コーヒーミル:キャプテンスタッグ】ポーレックスと比較してキャプテンスタッグの良さを再認識|アウトドア・キャンプに最適なハンディミル」と題して、アウトドア向けの高コスパ小型コーヒーミル・キャプテンスタッグ「ステンレスハンディーコーヒーミルS」の魅力について、超定番コーヒーミル・ポーレックスとの比較などを通じて紹介してきました。
ネックは一度に挽けるコーヒー豆の量
グラインド性能を中心にキャプテンスタッグ・ポーレックス両者について見てきましたが、特にコーヒー豆を挽く性能については甲乙つけがたいものでした。つまり少なくとも素人の方にとっては違いは無いに等しい結果に。
ただそれ以外の部分ではキャプテンスタッグのディテールが勝る部分が多かったように思います。特に滑り止めグリップが標準装備であることや本体フォルムが美しく加工されていること(燕三条の高い金属加工技術の賜物)。そして極めつけはポーレックスよりも圧倒的に安いこと(結局そこかい笑)。
やっぱりネックは一度に挽けるコーヒー豆の量が一人分に留まることでしょう。まぁ、これは二人分淹れたいなら2回に分けて挽けば済むことなので、僕はそこまで気になりませんが。
結論としてはコーヒー豆を一度に挽ける量が一人分でも気にならないなら、ポーレックスよりも断然コスパの高いキャプテンスタッグ「ステンレスハンディーコーヒーミルS」がおすすめです!
手動コーヒーミルの使い方を細かく解説
「手動のコーヒーミルには興味があるけど、実際にどうやって使うのかよく分からない・・・」
そんなお悩みに応えるべく、ポーレックスのコーヒーミルを用いて手動コーヒーミルの使い方を解説した記事を公開しています。
手動コーヒーミルのある生活はコーヒーライフをより豊かなものにしてくれます。ぜひこの機会にご自身でコーヒー豆を挽いてみませんか?
関連リンク【ポーレックス・手動コーヒーミルの挽き方まとめ】アウトドアユースにおすすめ!人気のポーレックス製ミルでコーヒー豆を挽く方法|お手入れは水洗いでOK
「美味しいハンドドリップコーヒーの入れ方」まとめ
クリーンで味わい深い本格ハンドドリップコーヒーを、自分自身で入れて飲みたいと思いませんか?
ポイントは、雑味を最大限抑えつつ、うま味だけを抽出すること。
一見難しそうですが、ご紹介する方法を用いれば、誰でも簡単にプロ級の美味しいコーヒーが入れることができるんです!
プロ直伝の美味しいハンドドリップコーヒーの入れ方については、下記の記事を要チェック!
関連リンク【美味しいコーヒーの入れ方】プロ直伝のコーヒーの入れ方を伝授!クリーンな味わいがクセになるハンドドリップ法|バリスタ級のコーヒーをご自宅で!
プロの味を手軽に楽しむならフレシャス「Slat+Cafe」
フレシャス「Slat+Cafe(スラット+カフェ)」とは、プロが入れるハンドドリップコーヒーを再現することができるコーヒーメーカー機能が搭載されたウォーターサーバーです。
グッドデザイン賞・キッズデザインアワードなどを受賞したウォーターサーバー「Slat」に、UCCと共同開発されたハンドドリップ機能が追加された「Slat+Café」は、冷水・温水・常温水に加えて、富士山の天然水で入れる本格コーヒーが味わえる特徴があります。
フレシャス「Slat+Cafe」の3大メリット
カフェ機能が搭載されたウォーターサーバー「Slat+Cafe」には、コーヒー好きが羨む次の3つのメリットがあります。
「Slat+Cafe」の3大メリット
- プロが入れたような本格コーヒーがボタン一つで味わえる
- 富士山の天然水で入れるコーヒーは格別!
- コーヒー器具の用意が不要だから、カンタン手間無し!
1.プロが入れたような本格コーヒーがボタン一つで味わえる
コーヒー豆をセットしてボタンを押すだけで、まるでプロが入れたような本格コーヒーを飲むことができます。
もちろんハンドドリップで重要な「温度調整」や「蒸らし」なども自動で行ってくれるので、まさにバリスタが淹れたような深みのある1杯を味わうことができます。
2.富士山の天然水で入れるコーヒーは格別!
富士山の恵みであるバナジウム天然水で入れるコーヒーは、水道水やペットボトル入りのミネラルウォーターでは味わえない円やかさ、軟水ならではの柔らかい飲み口が得られます。
コーヒーの旨味を最大限に引き出してくれる富士山の恩恵は、病みつきになること必至ですよ。
3.コーヒー器具の用意が不要だから、カンタン手間無し!
コーヒーをドリップする際に必要な器具のうち、コーヒーメーカー、ポット(ケトル)、フィルター、ドリッパー、サーバーなどが「Slat+Café」のカフェ機能で補われるので、器具の用意・後片付けをせずに本格ドリップコーヒーを楽しめます。
まるでカフェに居るような至福のひと時を過ごせますよ。
またコーヒー器具が不要になるので、キッチン周りがスッキリして見栄えも良くなるのも隠れたメリットでしょう。
フレシャス「Slat+Cafe」には、他にもメリット盛りだくさん!
ご紹介した3大メリットの他にも、フレシャス「Slat+Cafe」には数多くのメリットがあります。
「Slat+Cafe」のメリット
- サーバーレンタル代・配送料が無料
- 富士山の天然水が割安な81円/500mlで飲める
- 天然水は消費税率8%でお得(軽減税率対象品目のため)
- スマホで各種手続きが行える
- UCCドリップポット24杯分が無料でもらえる!
- 【期間限定】天然水1箱が無料プレゼント!
さすがにスーパーのペットボトル入りミネラルウォーターよりは若干高くなりますが、それでもフレシャスの天然水は500mlあたり約81円と実は割安なんです。
これで富士山の天然水で入れる本格コーヒーがボタン一つで飲めたり、玄関先までお水の運んでくれることを考えたら、なかなか魅力的な話だと思いませんか?
「Slat+Cafe」の魅力についてもっと知りたい方は、下記のフレシャス公式サイトをチェックしてみましょう!
この記事で紹介したアイテム
Amazonで欲しいものを安く買うなら「Amazonチャージ」
Amazonギフト券「チャージタイプ」というギフト券を現金チャージすると、いつでも最大2.5%のポイント還元が受けられます。
コンビニなどであらかじめチャージしておくだけでお得に買い物できるサービスなので、Amazonを日ごろ使っている方は「Amazonチャージ」を利用しない手はありません。
僕は先日Amazonのセールで20万円超のMacBook Proを買ったので、5,000円もお金が浮きました。浮いたお金でポートを増設する周辺機器を購入したんですが、これってお得だと思いませんか?
どう転がってもお得でしかない「Amazonチャージ」が気になる方は、ぜひ下の記事をチェックしてみてくださいね。
関連リンク【Amazonギフト券で高額商品を安く買う】Amazonギフト券(チャージタイプ)+現金払いで最大2.5%ポイント還元|コンビニ払いのチャージ方法を解説