完全に価格不相応!!コスパ高すぎポータブルBluetoothスピーカー!!
1万円以下では無敵。もはや定番ともいえる名機。
方々で高い評価を受けるポータブルBluetoothスピーカーといえばSONY SRS-XB21でしょう。
- 純粋に音質、特に音場感がすごい
- イコライジングで変幻自在の音質
- 防水防塵IP67+防錆性能で保護性能文句なし
- 音質補正に優れたデジタル技術てんこ盛り
- 携帯性に優れたサイズと重量
- 必要十分なバッテリー駆動12時間
- iPhone・Xperiaなどで高音質再生が可能
ポータブルBluetoothスピーカーに求めるニーズ全部入りの本機は、1万円で買えるクラスとしては前代未聞のハイスペック!高音質・携帯性・割安さが揃ったスピーカーなら、これを買っておけば後悔しません。
ポータブルBluetoothスピーカーは群雄割拠の様相を呈しているほど、ラインナップが豊富です。正直どれを買ったらいいのか右往左往してしまうほど。
そんな時は迷わずSONY「SRS-XB21」を選びましょう。信頼のソニーブランド、ポータブルBluetoothスピーカーに求めたいニーズ(ほぼ)全部入りのハイスペック、音質が1万円という価格帯では断トツの良質さ。これだけ揃っている軽量ワイヤレススピーカーは類を見ません。
この機種を買わないにしても、他の機種を見る際のベンチマーク的存在としての価値も十分あります。ただ僕の経験則でいうと、結局このSRS-XB21に戻ってきちゃうんですよね笑 それくらいイイですよ、コイツ。
2019年型「SRS-XB22」レビュー
「SRS-XB21」の後継機「SRS-XB22」が販売開始!早速レビューを行ったので、新型が気になる方は下記をチェック!
【SONY SRS-XB22レビュー】12時間長寿命バッテリー&IP67最強保護性能!音質がさらに進化した高コスパポータブルBluetoothスピーカー
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【SONY SRS-XB22レビュー】12時間長寿命バッテリー&IP67最強保護性能!音質がさらに進化した高コスパポータブルBluetoothスピーカー
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SONY SRS-XB21レビュー|商品情報
まずはSONY「SRS-XB21」のスペックをザッと確認しておきましょう。
使用スピーカー | 直径約42cm(フルレンジ)×2 |
実用最大出力 | 14W(7W+7W) |
通信方式 | Bluetooth標準規格 ver.4.2 |
見通し距離 | 約10m |
対応コーデック | SBC/AAC/LDAC |
NFC | 〇 |
入力 | ステレオミニジャック(オーディオ入力端子) |
電池持続時間(Bluetooth接続時) | 約12時間 |
保護性能 | IP67(防水防塵)+防錆 |
最大外形寸法(幅×高さ×奥行) | 約193mm×72mm×65mm |
質量 | 約530g |
SONY SRS-XB21レビュー|優れているポイント
優れた音質は価格を大幅に超えた出来栄え
何を差し置いてもスピーカーは音が命。何より音質が気になるところですが、良い意味で価格に見合っていません。素晴らしいコスパだと誰もが実感する納得の音質ですよ。
中低音域寄りのサウンドで、このクラスにしては音の情報量が多くて豊か。音の奥行きが感じられる音場感は脱帽です。
専用アプリによるイコライジングで音が化ける
優れた基本音質の一方、このスピーカーの真骨頂は伸びやかな低音域が出るポテンシャルを持ちながら、あえてそれを抑制している音の調整にあります。これはソニー専用アプリ「Music Center」によるイコライジングと連携を前提にしているんじゃないかと思いますが、このイコライジングによる音のチューニングが屋内・屋外それぞれに適した音質への対応を可能にしています。プリセットもありますが、音域ごとに補正がかけられるシステムになっているので、お好みのサウンドチューニングが可能。屋外なら低音域を強調してやれば、たちまちアウトドア専用ポータブルBluetoothスピーカーに早変わりです。
野外では迫力のサウンド、屋内では透明感のあるクリアサウンド。どちらの良さも得られるのがSRS-XB21最大の特徴です。
ちなみに僕は「SRS-XB21」をアウトドアシーンでよく使っていますが、広大な環境下でも音の粒立ちが良くてしっかり耳に届きます。大好きなジャズのベースラインが心地よく聴こえるので、ホント重宝してますよ。バッテリー駆動もMAX12時間なのでデイキャンプなら文句なし、1泊2日でも十分耐えうるスペックだと思います。
音のデジタル補正技術も秀逸
デジタル技術の音質への貢献も素晴らしく「DSEE」「ClearAudio+」「S-Master」といったノイズ低減や音質向上に関する技術が惜しげもなく搭載されています。
特に「DSEE」は再生機から圧縮された音源にありがちな高音域の消失を効果的に補完してくれる技術で、このおかげでクリアな高音域が再現されて、より原音に近い音を楽しめるようになります。ちょっとした違いですが、これが「有る」と「無い」とじゃ大違い、もう「DSEE」無しのスピーカーには戻れません。
やりすぎなくらい音に対する飽くなき探求心に満ち満ちたスピーカーだと、使っていて心底感じさせられます。
高い保護性能
防水防塵性能はIP67と最高峰の保護性能が備わっています。
防水性能:水深1mの水中にスピーカーを最大30分間入れても浸水しないレベル。
防塵性能:防塵試験用粉塵(直径75μm以上)が製品内部に入らないレベル。
これだけの保護性能が備わっているから、水没や砂ぼこりなどに晒されても壊れることはないと考えて差し支えないでしょう。
ちなみに自宅のお風呂場で恐る恐る防水テストをしてみましたが、ジャブジャブ濡らしても壊れませんでした。
またSRS-XB21には防錆性能も付いているので、塩に強いです。海でのアウトドアアクティビティなんかも怖くないですよ!
水に濡れても音がこもりにくい設計が素晴らしい!
「IPX7」と謳っている割と安価な防水スピーカーって山ほどあると思いますが、SONYはやっぱり他とは違いましたよ。
水濡れBEFORE
水濡れAFTER
安価な防水スピーカーは水濡れすると水の膜が本体表面を覆ってしまって、ほぼ100%音がこもってしまう不可避レベルの欠点があります。
一方SONYは水濡れしてもほとんど水の膜による音のこもりが生じないんです!「SRS-XB21」の表面をただ奇をてらってテキスタイルで巻いてるんじゃないんですよ!
水濡れBEFORE
水濡れAFTER
安価な防水Bluetoothスピーカー代表、Tao Tronics「TT-SK021」と比べてみると・・・一目瞭然ですね。
高いお金払う意味がありますね笑 冗談抜きでお風呂で使うには最高なんですよ、これ。
必要十分なバッテリー容量
ズバ抜けてるわけじゃないんですが、実用性十分の12時間連続再生が可能です。ほとんどの方にとっては十分な駆動時間ではないでしょうか。
もちろんモバイルバッテリーによる充電にも対応しているので、なおさらバッテリーに不安を覚えることはないと思います。
ちなみに僕は万が一に備えてAnker「PowerCore Fusion 5000」を組み合わせて使ったりします。充電(給電)しながら再生できるのもSRS-XB21の強みです。車内のコンセントで充電してキャンプサイトに持ち出せるし、急速充電器にもなるから普段から使えるんですよね。おすすめです。
不釣り合いなくらい、とにかく価格が安い
これだけ大満足なポータブルBluetoothスピーカーが1万円で買えるって、前代未聞だと思います。そういう時代になってきたということなんでしょうね。いい時代になりました。
スペック不相応で特に音質の良さを考えるとコスパMAXでイイと思います。
SONY SRS-XB21レビュー|外観・付属品
外観
幅193mm×高さ72mm×奥行65mmの比較的コンパクトなサイズで置き場所にも困らず、カバンにもスッポリ入るちょうど良いサイズ感です。
円柱状のボディが握りやすいので、持ち運びやすい形だと思います。
重量感は言うまでもなく「まるで羽毛のように軽い!」という代物ではありませんが、約530gほどなので持ち上げるのが苦になる重さではありません。
むしろ程よい重量があった方が設置した時に安定性が生まれるので、本当にジャストサイズだと思います。
スピーカー全体を覆うファブリック素材は耐久性に優れ、汚れや傷に強い特性を持っています。
肌触りも滑らかですし、「布かよ!」と感じる安っぽさはありません。
付属品
「SRS-XB21」の付属品はシンプルな「マイクロUSMケーブル」のみです。
特に不足はないですね。
ちなみにソニーの専用アプリ「Music Center」は無料でダウンロードできるので、スマホをお持ちの方はインストールしておきましょう。
スピーカー本体の設定を変えたり、音をチューニングする際に使うので重宝しますよ。
ダウンロード先【iPhone版】Sony Music Center
ダウンロード先【android版】Sony Music Center
SONY SRS-XB21レビュー|ペアリング方法(接続方法)
「SRS-XB21」の再生機器とのペアリングはとてもシンプルで、15秒もあれば出来てしまいますよ。
接続できなくて困ることは、基本的にないと思いますよ。
接続方法
まず本体の電源/ペアリングボタンをポチッと一度だけ押しましょう。すると電源が入ります。
実は本機に初めてペアリング登録する場合は、これで自動的にペアリングモードに移行してくれます。Bluetoothマークの上にあるランプが素早く点滅しているのが目印です。
ただ万が一ということもあるので、続いてペアリングモードへの移行方法を解説しましょう。
ここではiPhoneによる操作を例に解説します。
とはいえandroid端末でも大差がなく、同様の工程でペアリング登録できますよ。
電源/ペアリングボタンを「Bluetoothペアリングモード」という音声ガイダンスが流れるまで押し続けましょう。
するとiPhoneの設定アプリ内にある「Bluetooth」という項目内、「その他のデバイス」と書かれた箇所に「SRS-XB21」と表示されるので、これをタップしましょう。
自分のデバイス一覧に「SRS-XB21」と表記があればOK、Bluetooth接続は完了です。いたってシンプル。
接続解除の方法
接続解除は、まず自分のデバイス一覧に「SRS-XB21」と表記の並びにある「i」が丸で囲まれたマークをタップします。
「接続解除」という項目をタップすればBluetooth接続が解除されます。
NFCによるワンタッチ接続も可能
接続する再生機器がNFC(FeliCa)対応であれば、本機上部にある「N」マークに再生機器をタッチさせるだけでペアリング登録や接続ができてしまいます。
まず再生機器側のNFC設定を行いましょう。機器によりますが「Reader/Writer, P2P」と書かれた項目があるので、これをアクティブにします。
あとは再生機器をスピーカー本体の「N」マークにタッチさせるだけでペアリング完了です。
SONY SRS-XB21レビュー|操作性
「SRS-XB21」の基本操作に使うボタンは4種類なので、直感的に操作することが可能です。
ボタンの種類
- 電源/ペアリングボタン
- +(音量)ボタン
- ー(音量)ボタン
- 再生/通話ボタン
サウンドモードの切り替え
SRS-XB21には「STANDARD」「EXTRA BASS」「LIVE SOUND」の3つのモードが搭載されていますが、このうち「STANDARD」と「EXTRA BASS」は本体のボタン操作で切り替えることができます。
「再生/通話ボタン」と「-(音量)ボタン」を約3秒間押し続けるとモードが切り替わって、電源/ペアリングボタンの上にある電源ランプの色が変わります。
サウンドモードと電源ランプの色の関係は次の通りです。
モード名 | 電源ランプ | 特徴 |
STANDARD | 緑 | 省電力 |
EXTRA BASS | 白 | 重低音 |
LIVE SOUND | 白 | 臨場感 |
電源ボタンがワンタッチで済むのは何気に嬉しい
機種によっては電源を気持ち長押ししないと立ち上がらないことがありますが、あれって結構煩雑。
その点、SRS-XB21は電源ボタンを1回押すだけなので、ストレスフリーです。
バッテリー残量の確認もボタン一つで可能
実は本機背部にあるキャップを外すとボタンが隠れていますが、その中の「BATT/LIGHT」ボタンをポチッと押すと音声ガイダンスでバッテリー残量を教えてくれます。
音声ガイダンスに応じたバッテリー残量は次の通り。
音声ガイダンス | バッテリー残量 |
「バッテリー約100%」 | 70%以上 |
「バッテリー約70%」 | 50%以上 |
「バッテリー約50%」 | 20%以上 |
「バッテリー約20%」 | 10%以上 |
「充電してください」 | 10%未満 |
SONY SRS-XB21レビュー|音質
冒頭でもお伝えしたようにSRS-XB21の優れた音質は完全に価格不相応で秀逸なものです。
価格不相応の豊かなサウンドクオリティ
中音域から低音域に寄った音質で、音の情報量・厚みは十分あって豊かなサウンドを感じます。1万円足らずのポータブルスピーカーで奥行き感をここまで表現するのは驚嘆に値します。
イコライジングが音質のワクワク感を盛り立てる
ソニー専用アプリ「Music Center」を使ったイコライジングが、またSRS-XB21の音質をより良いものに昇華してくれます。
特に屋外ではパワフルなサウンド、屋内では透き通ったサウンドと屋内外双方に対応するスペックの高さにはホント脱帽です。
音のデジタル補正技術もてんこ盛り
定評のあるソニーのデジタル音質補正技術が、このリーズナブルなSRS-XB21にも惜しみなく搭載されているのは嬉しいポイントでしょう。
音源圧縮時に失われがちな高音域を蘇らせる「DSEE」をはじめ、「ClearAudio+」「S-Master]といったデジタル技術による音質補正は素晴らしいの一言。
Bluetoothで音楽を聴くすべての人にとって恩恵となること請け合いです。
対応コーデックはSBC・AAC・LDAC
基本となるSBCに加えてAAC・LDACに対応しているので、iPhoneやXperiaなどで良質な音楽が楽しめます。
ちなみに本機はハイレゾ非対応ですが、LDACで相応の音質を堪能できますよ。
なお残念ながらAPT-Xには対応しておらず、android端末をはじめAPT-X対応再生機器をお持ちの方には残念なところです。
SONY SRS-XB21レビュー|まとめ
1万円以下では無敵。もはや定番ともいえる名機。
方々で高い評価を受けるポータブルBluetoothスピーカーといえばSONY SRS-XB21でしょう。
- 純粋に音質、特に音場感がすごい
- イコライジングで変幻自在の音質
- 防水防塵IP67+防錆性能で保護性能文句なし
- 音質補正に優れたデジタル技術てんこ盛り
- 携帯性に優れたサイズと重量
- 必要十分なバッテリー駆動12時間
- iPhone・Xperiaなどで高音質再生が可能
ポータブルBluetoothスピーカーに求めるニーズ全部入りの本機は、1万円で買えるクラスとしては前代未聞のハイスペック!高音質・携帯性・割安さが揃ったスピーカーなら、これを買っておけば後悔しません。
ほぼ死角無しのポータブルBluetoothスピーカー
あえて死角を挙げるなら「APT-X非対応」「指向性スピーカーであること」の二つ。
「指向性スピーカーであること」とは全方向に満遍なく音が伝わらないことを意味します。例えばスピーカーの真裏には音が直接発せられないですよね。
これを解消したい場合は「無指向性スピーカー」を選びましょう。JBL「FLIP4」はその代表格。SRS-XB21と性格を異にしているので、別の観点からかなりおすすめです。
以上2つの死角が気にならない方にとって「SRS-XB21」は、まず検討の最右翼に挙げてもらいたいポータブルBluetoothスピーカーといえます。
価格帯最高の音質、イコライザーの秀逸さ、アウトドア・インドア双方で使える守備範囲の広さ、大満足の防水防塵防錆性能、必要十分なバッテリー容量、そして割安な価格。
この難攻不落のポータブルBluetoothスピーカーを超えるスピーカーがあるなら教えてほしいと思えるほど、迷いなくおすすめできる逸品。おすすめです。
後継機「SRS-XB22」との比較
2019年5月18日に今回ご紹介した「SRS-XB21」の後継機「SRS-XB22」が発売になりました。
スペック表を見る限り大きな変更点は見られませんでしたが、実際に触ってみて聴いてみると明らかに音質がパワーアップ!さらにクリアでパワフルなサウンドに進化していましたよ。
価格は多少上がってしまいましたが、やっぱり現状で有力な対抗馬がいないほど優秀な性能は相変わらずです。
今購入するなら「SRS-XB21」よりも新型「SRS-XB22」を選んだ方がコストパフォーマンスが高いと思います。
早速レビューを行ったので、気になる方は下記をチェックしてみてくださいね。
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上位機種「SRS-XB31」との比較
ただ一点、より音にパワーや広がりを求めるなら上位機種「SRS-XB31」の購入をおすすめします。
ただパワーを取った分だけ歪は生じていて、低音に若干こもった印象があります。
また価格も7,000円弱は高くなるのでコスパも「SRS-XB21」と比べると微妙です。
やはり僕個人としては「SRS-XB21」をおすすめしたいですね。
以上、皆さんの参考になれば嬉しいです。