10000mAhクラスでAnkerを全面的に上回る製品が登場
2019年8月に登場しPD対応&コンパクトな10000mAhとして人気を博したAnker「PowerCore 10000 PD Redux」は、つい先日までバランス型の10000mAh級モバイルバッテリー最強の座を維持してきました。
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【⚡Anker PowerCore 10000 PD Reduxレビュー】前作よりパワフル&軽量!iPhone急速充電可能なPD対応USB Type-C搭載おすすめモバイルバッテリー【slim 10000 PD比較も】
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しかし、ついにこのAnkerを完全に凌駕するブラッシュアップ系モバイルバッテリーがRAVPowerからリリースされました。それが「RP-PB186」です。
Anker「PowerCore 10000 PD Redux」を充電性能・重量・価格すべてにおいて上を行くRAVPower「RP-PB186」の特徴は下記の通りです。
「RP-PB186」の特徴
- 最大29Wの出力数を誇るPD対応USB-Cポート搭載
- 世界最小最軽量クラスのボディ(わずか186g)
- 大型スマホを2回フル充電できる10000mAhバッテリー容量
- 本体充電も18Wで急速チャージ可能
- バッテリー残量を視認できるLEDインジケーター内蔵
- 指紋が付きにくい94-V0レベル耐熱材料を採用
- 30か月間の手厚いメーカー保証
充電性能はAnker「Powercore 10000 PD Redux」の1.6倍に相当し、本体も世界最小最軽量クラスを実現。本体充電も急速チャージに対応し、30か月もの長期メーカー保証も付く大盤振る舞いな内容。今となっては全体的にバランスの取れた10000mAh級モバイルバッテリーを購入するなら「RP-PB186」が最適解でしょう。

では早速、性能・サイズ感・価格などすべてが大満足のPD急速充電対応のモバイルバッテリーRAVPower「RP-PB186」について見ていきましょう。
本記事の内容
RAVPower RP-PB186レビュー|製品スペック
まずは「RP-PB186」のスペックをチェックしてみましょう。
バッテリー容量 | 10000mAh / 36.3Wh |
入力ポート | USB-C |
出力ポート | USB-A×1 USB-C×1 |
USB-C入力 | 5V=3A / 9V=2A / 12V=1.5A 最大18W |
USB-C出力 (Power Delivery) |
5V=3A / 9V=3A / 12V=2A / 14.5V=2A 最大29W |
USB-A出力 (QC3.0対応) |
5V=3A / 9V=2A / 12V=1.5V 最大18W |
サイズ | 約111×51×25mm |
重量 | 約187g |
対応機器 |
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保証 | 30か月のメーカー保証 |
飛行機への機内持ち込み可能です
現在のところ国内線・国際線ともにバッテリー容量160Wh未満のモバイルバッテリー持ち込みが可能です。RAVPower「RP-PB186」はバッテリー容量36.3Whなので問題なく機内に持ち込むことができます。
ちなみに国内線ではモバイルバッテリーの持込個数の制限は100Wh未満なら無制限、100~160Wh未満は最大2個と定められています。
国際線の持込個数は各社で規定が異なるので、ご利用になる航空会社の規定を確認してみてください。
RAVPower RP-PB186レビュー|優れているポイント
ここでは特に「RP-PB186」が優れているポイントをご紹介します。
PD対応USB-Cポート搭載で急速充電が可能
電源供給規格”Power Delivery"対応のUSB-Cポートによる急速充電が可能です。
iPhone 11 Proのような大容量バッテリーを備えたスマホも、わずか25分で最大50%も充電することができますよ。
最大出力はナント29W!!
「PR-PB186」は最大出力29Wの充電性能を誇ります。
これは競合製品であるAnker「Powercore 10000 PD Redux」の1.6倍に相当する出力数。
これだけ高出力だとMacBookなどのノートPCも急速充電させられるので、万が一に重宝しますよ。
モバイル性に富んだ世界最小最軽量級ボディ
世界最小最軽量クラスのボディを実現させています。
特に重量は187gと軽量のため、持ち運びに最適です。
必要十分なバッテリー容量10000mAh
大型スマホを2回ほどフル充電できるだけの必要十分なバッテリー容量を備えています。
普段や1泊2日の小旅行・出張なら十分賄えるレベルのバッテリー容量と、一般的には言えそうです。
本体充電も18Wで急速チャージ
USB-C入力ポートも18Wに対応しているので、非常にスピーディーに充電することができます。
バッテリー本体充電の所要時間【実測値】
本体付属のUSB-C & USB-C充電ケーブルとPD対応急速充電器を使って実際に計測したバッテリー本体フル充電にかかる時間をまとめました。
バッテリー充電量 | 所要時間 |
25% | 45分 |
50% | 1時間15分 |
75% | 2時間 |
100% | 2時間45分 |
実測したところ、RAVPowerの公式情報3.5時間を上回る2時間45分でフルチャージさせることができました。
PD対応急速充電器が必要ではありますが、これだけ速く充電できるのは何かと助かります。
バッテリー残量を確認できるLEDインジケーター
バッテリー残量を一目で確認できるLEDインジケーターが搭載されています。
4段階で残量表示してくれますよ。
RAVPower RP-PB186レビュー|外観・付属品
外観
ロゴは堂々のど真ん中・日の丸構図。
モバイルバッテリーに典型的なシンプルデザイン。
何でも指紋が付きにくく、傷も目立ちにくい素材を採用してるんだとか。
モバイルバッテリーって出先で頻繁に触るものだから汚れがち。こういう配慮は嬉しいですよね。
手に乗せてみると、本当にコンパクトだと感じますね。
Anker「Powercore 10000 PD Redux」同様、非常に持ち運びやすい印象。
4点のLEDインジケーターは側面に配されています。
隣のボタンを押すとバッテリー残量をチェックできますよ。
LEDインジケーター表示とバッテリー残量の目安
- LED1個点灯:バッテリー残量25%
- LED2個点灯:バッテリー残量50%
- LED3個点灯:バッテリー残量75%
- LED4個点灯:バッテリー残量100%
出力ポートは次の2つを備えます。
出力ポート
- USB-C×1
Power Delivery急速充電対応 - USB-A×1
独自技術iSmart 2.0対応 / android端末向け急速充電規格Quick Charge 3.0対応
LEDとポートを備えた側面が浅く窪ませた特徴的なデザインになっています。
新感覚なビジュアルですね。
細部の質感、デザインのきめ細かさではAnker製に及ばないという印象は拭えませんが、角はしっかり丸みを帯びていて持ちにくいことは一切ありません。
特に細かいデザイン性は考慮しないスタンスであれば、特に外観で気になるところはないように思いますね。
サイズもさることながら「RP-PB186」最大の特徴は187gの軽量ボディでしょう。
大差があるわけではありませんが、Anker「Powercore 10000 PD Redux」よりもさらに5g軽くなっています。
ちなみにホワイトの色展開もあります。
バランス型10000mAhモバイルバッテリーの最良製品
10000mAhのバッテリー容量、充電性能、サイズ感すべてをバランスよく満たした「Powercore 10000 PD Redux」は、発売以来10000mAhクラスのバランス型モバイルバッテリー最強の座を維持してきました。
しかしRAVPower「RP-PB186」の登場によってその座を明け渡すことになったといっていいと思います。
後ほど触れていきますが外観だけでなく、性能面でも「Powercore 10000 PD Redux」を凌駕しているので、今10000mAhクラスのバランス型を購入するならコレが最適解ですよ。
付属品
「RP-PB186」の付属品は次の通りです。
付属品一覧
- USB-C & USB-Cケーブル(91.5cm)
- 収納ポーチ
- 取扱説明書(日本語対応)
本体充電に必要とはいえUSB-C & USB-C充電ケーブルが付属しているのは、android(USB-Cポート対応デバイス)ユーザーには嬉しいポイントですね。
ちなみに付属のポーチが面白い2ポケット型になっています。カンガルーみたいw
充電コードがちょうど収まります。
iOSユーザーは急速充電対応の充電ケーブルを購入しましょう
残念ながらiPhone・iPadなどLigntning端子に対応したデバイスを急速充電させるために必要な充電ケーブルは付属していません。
iOSデバイスを急速充電させたい場合はLightning端子対応の充電ケーブルを用意しましょう。
ちなみに僕はAnker「PowerLine+ II USB-C & ライトニング ケーブル」を好んで使用しています。
おすすめする理由
- 一般的なケーブルに比べて30倍以上も耐久性に優れている
- ケーブルが柔らかいので使い勝手が良い
安価な旧型「PowerLine II USB-C & ライトニング ケーブル」もありますが、耐久性が高くないことやケーブルが硬くて使いづらいので、実用性の観点からおすすめしません。
上の画像を見てもらうと分かるように、旧型の方は柔軟性が乏しいのでキレイに弧を描けません。これは実用性にもろに影響してくるので、やはり新型の「PowerLine+ II USB-C & ライトニング ケーブル」がおすすめですね。
本体を急速充電させるにはPD対応急速充電器が必須
「PR-PB186」を18Wで急速充電させるにはPD対応急速充電器が欠かせません。
従来型のUSB-Aポート搭載充電器でも充電自体は可能ですが、18Wの高出力に非対応なので充電スピードはかなり落ちます(1時間以上は遅くなると思います)。
充電時間が過剰にかかってしまっては、せっかくの利便性も半減してしまうと思うので、僕としてはPD対応急速充電器を揃えることをおすすめします。
用途別に下記のPD対応急速充電器を検討してみてはいかがでしょうか。
用途別おすすめPD対応急速充電器
- 「PR-PB186」だけを急速充電できればOK
- Anker「PowerPort III Nano」(最大出力18W・2,000円)
- ノートPCも充電できる性能が欲しい
- Anker「PowerPort Atom III Slim」(最大出力30W・2,599円)
PD対応急速充電器については別記事でまとめてあるので、よかったらそちらもチェックしてみてくださいね。
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RAVPower RP-PB186レビュー|使ってみて感じたこと
サイズ感とバッテリー容量が絶妙なマッチング
とにかく小さくて軽い!
そんな印象を与えてくれるモバイルバッテリーです。
これだけ小さくて軽いからカバンにもスッポリ入りますし、スマホと重ね持ちしてもイケちゃいます。
充電性能は申し分なし!!
最大29Wの高出力性能を活かした急速充電を行うことができる点は、かなり優秀です。iPhoneをわずか30分で約50%も充電できるラピッドチャージ性能は、ホント充電観が一変する速さ。
これはiPhone付属の5W充電アダプタの約2.3倍に相当するスピードとあって、初めて急速充電を体感すると「もうこんなに充電されてんの!?」と驚きを隠せないはず。
同じような性能で安い製品は存在しますが・・・
実際のところ、10000mAhで安いモバイルバッテリーって他にたくさんあると思うんですが、やっぱり充電性能が段違いなんですよね。
これから買うなら「PD対応」がベター
まず「PD対応 or Not」でかなり違います。「PD対応」によって価格はちょっと上がってしまいますが、ペイする価値は十分。
これからはデバイスのバッテリーも大容量化が進む公算が高く、バッテリーを消耗させられる状況(例:サブスクサービスの浸透、5Gサービス開始に伴う動画閲覧時間の増加など)が益々増えると考えると、今から購入するならPD対応を選ぶべきだと心底思います。
「RP-PB186」の最大出力29Wってスゴイ
さらに出力性能の違いも注目すべきでしょう。
デバイスの種類によって対応する電圧は変わりますが、最近主流の出力性能は30W程度。これってノートPCなどの大型デバイスも満足に充電できる出力数なんですよ。
今回紹介しているRAVPower「RP-PB186」の凄いところは、何度も言うようですが最大出力29Wを誇っていること。このクラスのモバイルバッテリーとしては最大じゃないでしょうか。
僕はUSB-C対応ノートPCを使っていないので最大出力29Wを体感できずにいますが、「RP-PB186」はMacBookなどのノートPCユーザーにとって頼れる電力源になることは想像に難くありません。
そんな高性能・高出力なモバイルバッテリーが割安な価格で手に入るようになったんですから、良い時代になりました。
「RP-PB186」の電流・電圧を計測してみました
製品の要である急速充電性能を数値的に検証すべく、実際にスマホを充電する際に流れる「RP-PB186」の電流・電圧を計測してみました。
今回は家庭用コンセントに差して使う「PD対応急速充電器」と「USB-C & Lightningケーブル」を使って行う急速充電と比較して、「RP-PB186」の電流・電圧を確認しました。
電流・電圧の実測結果
実測結果は次のようになりました。
USB-Cポート充電時の電流・電圧実測結果
- 「PD対応急速充電器」
- 電圧8.87V×電流1.89A=電力約16.8W
- 「RP-PB186」
- 電圧9.01V×電流1.96A=電力約17.7W
なんとRAVPower「RP-PB186」はコンセントからの給電を受ける急速充電器以上の出力数をマークしました。
Ankerを凌ぐ充電性能を証明!
Anker「Powercore 10000 PD Redux」の電流・電圧
今回はスマホ(iPhone X)を充電したので最大出力は18Wが理論値のMAXになりますが、「RP-PB186」はその理論値に迫る17.7Wを叩き出しました。
同様に計測したAnker「Powercore 10000 PD Redux」の最高出力17.1Wを上回る性能を発揮。
今回のテストを経て「RP-PB186」の確かな充電性能を垣間見ることができました。
RAVPower RP-PB186レビュー|まとめ
「【⚡RAVPower モバイルバッテリーRP-PB186レビュー】Anker競合製品を超える高出力・軽さ・価格!10000mAhクラス最強のモバイルバッテリー」と題して、Anker「Powercore 10000 PD Redux」を性能面・重量・価格と全面的に凌駕した10000mAh最強のモバイルバッテリーRAVPower「RP-PB186」について紹介してきました。
10000mAhクラス最強の座は「RP-PB186」へ
10000mAhクラスのモバイルバッテリーで(個人的には)長らくバランス型最強の座に君臨していたAnker「Powercore 10000 PD Redux」でしたが、ついにこのほどRAVPower「RP-PB186」がその座を奪取しました。
Ankerに比べ最大1.6倍も高出力な充電性能の高さ、さらなる軽量化によって高まったモバイル性、そしてよりリーズナブルな価格。どの切り口からも最強の座を譲らない確かな理由が備わった秀逸な製品です。
昨今20000mAhを超える超大容量バッテリーも出現していますが、モバイル性重視ならまだまだ主戦場は10000mAhクラス。そんな主戦場クラスで最良のモバイルバッテリーが今回紹介した「RP-PB186」であることを疑う余地はありません。

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