キューブ型PD急速充電器のプラグが格納可能なモデルが登場
キューブ型のPD対応USB-Cポート搭載急速充電器は長らくAnker「PowerPort Atom PD1」の独断場でした。
しかしこのAnker製品には「コンセントに差し込むプラグが格納不可能」という欠点がありました。これは個人的には手痛いポイントでした。
そして今回そんな欠点を克服し、更なる省サイズ化まで実現させた急速充電器がAukeyから登場しました。それがAukey「PA-Y19」です。
Aukey PA-D5
”小さいボディ・大きな出力”が最大の売りであるUSB-Cポートを１つ搭載したPD対応急速充電器「PA-Y19」の特徴は、サクッとまとめると下記の通りです。
「PA-Y19」の特長
- PD対応USB-Cポートを１つ搭載
- 最大出力30W
（実測テストでAnkerと同等以上の充電性能があることも実証済み） - PD対応だからスマホだけでなくタブレット・ノートPCなども急速充電可能
- 折り畳み式プラグを採用
- 史上最高のコンパクトさ・軽さを実現（Anekr製より7g軽い!!）
- Anker製よりもリーズナブルな価格
わずか40mm角のサイズで30Wの高出力も驚きですが、Ankerと比較して圧倒的に優れているのは折り畳み式プラグを採用していることでしょう。これで邪魔なプラグを本体収納できるようになったのでモバイル性が格段に向上。さらに使い勝手が改善されました。さらに省サイズ化・軽量化も行われていて、サイズ感に文句はもはやありません。
では早速、最大出力30WでPD急速充電が行えるうえに折り畳み式プラグ採用でさらにモバイル性が向上した新定番シングルUSB-Cポート搭載急速充電器Aukey「PA-Y19」について詳しく見ていきましょう。
本記事の内容
Aukey PD対応急速充電器 PA-Y19レビュー｜製品スペック
まずはAukey「PA-Y19」のスペックをチェックしてみましょう。
| AC入力 | 100-240V 50/60Hz |
| USB-C出力 (PD対応) |
5V=3A 9V=3A 12V=2.5A 15V=2A 20V=1.5A |
| 最大出力 | 30W |
| 出力ポート数 | USB-C×１ |
| サイズ | 幅31×高さ35×奥行36mm |
| 重量 | 46g （公式情報：42g） |
競合製品であるAnker「PowerPort Atom PD1」よりもさらにコンパクトかつ軽量になっている点は見逃せませんが、これ以上に注目は折り畳み式プラグの採用です。
これでプラグが本体格納できるようになったので持ち運びやすさが向上しています。モバイラーには朗報。
価格がAnkerよりリーズナブルなことも魅力ですね。
Aukey PD対応急速充電器 PA-Y19レビュー｜優れているポイント
ここでは特にAukey「PA-Y19」が優れているポイントをご紹介します。
史上最高のコンパクトボディ
Aukey「PA-Y19」は40mm角に収まるコンパクトさを実現。さらに重量はわずか46gと世界最軽量クラス。
次世代素材”窒素ガリウム(GaN)を採用することで大電力をこれまで以上に効率的かつ安全に供給できるように
折り畳み式プラグ採用でさらに省サイズ化！
特に優位性を発揮するポイントこそプラグが折り畳み式で本体収納できることでしょう。充電器モバイラー待望の機構といっても過言ではありません。
Ankerの競合製品と比べても一段と省サイズ化が実現しています。
| Aukey PA-Y19 |
Anker PowerPort Atom PD1 |
|
| 幅 | 31mm | 35mm |
| 高さ | 35mm | 41mm |
| 奥行 | 36mm | 54mm |
| 重量 | 46g | 53g |
幅・高さ・奥行・重量すべての項目でAukeyが上回っていますね。
特に奥行きは２cmほど違います！
充電性能も同等で価格もAukeyの方が安価なので、もはやAukey製を選ばない理由がありません。
最高出力30WでMacBookも急速充電可能
高出力30Wの充電性能を誇るので、MacBook Pro 13インチモデルを約2.5時間でフル充電させることが可能です。
スマホ・タブレットも急速充電可能
もちろんiPhoneなどのiOSデバイスやandroidスマホ・その他USB-C対応デバイスも急速充電することができます。
Aukeyの公式情報によると、iPhone付属の５W充電アダプタに比べて2.5倍も速いスピードで充電可能とのこと。
リーズナブルな販売価格
Amazonの販売価格（2019年11月末時点）
Anker製品よりもサイズ感・使い勝手が向上しているにもかかわらず、Ankerよりも安価。
これも後発組であるAukeyだからこそ可能な価格設定でしょう。
Amazonでは時々クーポンを発行していたりするので、最大500円ほど安いタイミングがあるほど。
本記事の後半には充電性能の実測結果も掲載していますが、Ankerに比べて性能面も問題ありません。今買うならAnkerよりもAukeyでしょうね。
Aukey PD対応急速充電器 PA-Y19レビュー｜外観・付属品
外観
Anker「PowerPort Atom PD1」を超えるコンパクトさを持つAukey「PA-Y19」。
窒素ガリウムによって実現したサイズは幅31mm×高さ35mm×奥行36mm。
実際に持ってみると、”スペックの差”以上にAnkerよりも小さく感じます。
それもそのはず、あのAnkerより7gも軽い46gを誇ります。
言い過ぎかもしれませんが、持った実感は”持っていないようなもの”です。
PD対応USB-Cポートが一つ正面に配されています。
表面はグロスな加工が施されています。
鏡のように景色が移り込むツヤ感。
この製品の目玉といえば折り畳み式のプラグでしょう。
見てください、しっかりと本体に収納されていますよ。
折り畳んだプラグはしっかり本体の内側に収まっているので、本体のアウトラインを割って突き出るようなことはありません。
ちなみにプラグを出すと、このような感じになります。
より一層コンパクトさが増した感があるAukey「PA-Y19」。
想像以上に小さくて驚きました。
ちなみにiPhoneを買うと付いてくる5W電源アダプタと比べると、サイズ感はこんな感じです。
これでAukey「PA-Y19」の充電性能が2倍以上高いんだから、にわかに信じがたいですよね。
技術ってすごい・・・（逆に商売って残酷w）。
付属品
「PA-Y19」の付属品は取扱説明書のみです。
付属品一覧
- 取扱説明書
なお急速充電を行う場合は、対応するUSB-C充電ケーブルが必要です。
購入予定のある方は、用途別に下記充電ケーブルの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
USB-C対応デバイス向けのおすすめ充電ケーブル
android端末やMacbook、タブレット端末、その他USB-C対応デバイス向けにおすすめの充電ケーブルは、Anker「PowerLine+ USB-C & USB-C 2.0 ケーブル」です。
高級感漂うフェルト素材のケーブル収納ポーチ
マジックテープが付いていてケーブルを結束できます
おすすめする理由
- 業界トップメーカーだから品質が良く信頼性も高い
- 高耐久ナイロン採用で耐久性も折り紙付き
- 付属の専用ポーチが収納に便利
高品質な充電ケーブルに持ち運びに重宝するポーチ付きという至れり尽くせりな商品。
一般的なケーブルの５倍の耐久性が備わっているので末永く使えます。その分だけコスパも高くなるので、とてもおすすめです。
iOSデバイス向けのおすすめ充電ケーブル
iPhone・iPadなどLigntning端子に対応したデバイス向けには、Anker「PowerLine+ II USB-C ＆ ライトニング ケーブル」をおすすめします。
おすすめする理由
- 一般的なケーブルに比べて30倍以上も耐久性に優れている
- ケーブルが柔らかいので使い勝手が良い
安価な旧型「PowerLine II USB-C ＆ ライトニング ケーブル」もありますが、耐久性が高くないことやケーブルが硬くて使いづらいので、実用性の観点からおすすめしません。
上の画像を見てもらうと分かるように、旧型の方は柔軟性が乏しいのでキレイに弧を描けていません。これは実用性にもろに影響してくるので、やはり新型の「PowerLine+ II USB-C ＆ ライトニング ケーブル」がおすすめですね。
Aukey PD対応急速充電器 PA-Y19レビュー｜使ってみて感じたこと
このサイズ感で高出力30Wは重宝しますね
Anker「PowerPort Atom PD1」を初めて触ったときも感動しましたが、やっぱりこのサイズ感で30Wってスゴイと思います。
これを持ち運ぶだけで場所を選ばずどこでもMacBook Proのような大型デバイスを急速充電できてしまうメリットって、かなり大きいですよね。
２ポート以上を同時に必要としないのであれば、正直これ一つあれば事足りちゃう気がします。
またこれが3,000円そこそこで買えるっていう気軽さがいいですよね！
「携帯用に高出力な充電器が安く欲しいなぁ・・・」っていうニーズにピタッと寄り添う、ちょうどいい感じがします。
こうしてAirPods Proやお菓子のケースと並べてみると、その小ささが分かりますね。
AirPods Proの充電ケースってそんな言うほど大きくないんですけど、こうして並べるとデカく見えます。
逆に「PA-Y19」は小さすぎて全然充電器に見えません・・・。
やっぱりプラグは折り畳み式が最高！
モバイル性を重視するなら、やっぱりプラグは折り畳み式であった方がベターでしょう。
プラグが本体収納できないとカバンの中で他の物を傷つけてしまう恐れがありますし、何よりも仕舞いづらいです。
その点「PA-Y19」は折り畳み式プラグを採用してくれているので、気兼ねなく持ち運ぶことができます。
金具が飛び出ていること自体、あまり気持ちのいいものじゃないですが、それ以上にプラグの長さ●mm分が無いって想像以上に快適に感じます。
省サイズだから周りに干渉しない
このサイズ感だけに想像に難くないとは思いますが、コンセントに挿したときに他のコンセントに干渉しないのもいいですね。
コンセントを２ポート同時に使いたいときに充電器を挿し込むことで隣接するコンセント口が塞がってしまったら、残念すぎますもんね・・・。
コンセント口に干渉せずに使用できる点は、このサイズ感の急速充電器ならではの利点でしょう。
【実測】充電性能を確認してみました
充電性能に嘘偽りがないか確かめるべく、実際に充電性能を計測してみました。
検証方法
iPhone Xをバッテリー残量20％まで低下させた状態で30分間に渡って充電を行った結果を、iPhone付属の5WUSB電源アダプタの結果と比較してみました。それぞれ５回ずつ検証してみましたよ。
テストにあたって使用したものは次の通りです。
テストで使用したもの
- Apple「iPhoneX」
- Apple「5W USB電源アダプタ」
- Apple「Lightning - USB-Aケーブル」
- Aukey「PA-Y19」
- Anker「PowerLine+ II USB-C ＆ ライトニングケーブル」
- COOWOO「USB電流電圧テスター」
- ルートアール「USB Type-C電圧・電流チェッカー」
検証結果
そして検証結果は下記のようになりました。
急速充電性能の検証結果
- Apple「5W USB電源アダプタ」及び「Lightning-USB-Aケーブル」を使った充電【通常充電】
20%→平均40% (+20%) - Aukey「PA-Y19」及び「PowerLine+ II USB-C ＆ ライトニングケーブル」を使った充電【急速充電】
20%→平均70% (+50%)
※クリックで拡大表示※
「PA-Y19」を使った充電はApple「5W USB電源アダプタ」を使った場合に比べて約2.5倍速く充電できることが確認できました。
Aukey自身も5Wアダプタに比べて約2.5倍の急速充電が可能と謳っていますが、その謳い文句に嘘偽りは無いことが確認できましたね。
Ankerとの充電性能比較
ちなみにAnker「PowerPort Atom PD1」の充電性能と比較しても、「PA-Y19」に見劣りは感じられません。
Anker「PowerPort Atom PD1」の実測結果
両社とも実用性十分なレベルの技術を持ったメーカーなので、このクラスになると比較しても概ね同様の数値をマークします。
若干Aukeyの方が電力値は高いですが「Aukeyの方が優れている」というわけではなく、両社とも高い次元で安定した電力供給が行えると考えた方が正確でしょう。
いずれにしてもAukey「PA-Y19」はAnkerに劣らぬ急速充電性能を持っていると言って差し支えないと思いますよ。つまり「PA-Y19」の安さに飛びついてもOKということですw
Aukey PD対応急速充電器 PA-Y19レビュー｜まとめ
「【⚡Aukey PA-Y19レビュー】Ankerを上回るサイズと使い勝手！PD対応USB-Cポート搭載でスマホ・ノートPCを急速充電できる世界一コンパクトな急速充電器」と題して、業界のリーディングカンパニーAnker製品を上回るサイズ感と使い勝手を実現させたモバイラー必見の30W高出力・PD対応急速充電器Aukey「PA-Y19」について紹介してきました。
PD対応USB-Cポートが一つの急速充電器なら最有力
PD対応USB-Cポートを一つ搭載した角型急速充電器ならAukey「PA-Y19」が最有力製品でしょう。
（薄さで選ぶならAnker「PowerPort Atom III Slim」がベストですが）
ノートPCなどの大型デバイスも急速充電できる30W高出力を誇り、40mm角型＆46gの超コンパクトボディ。
しかも電源プラグが収納できる機構を採用しているあたり、日ごろ急速充電器を持ち歩いているモバイラーに最適な製品です。
この記事があなたのニーズに合致したモバイルバッテリー獲得の一助になれば、嬉しく思います。
iPhoneを急速充電する方法とは？
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