ついに完全ワイヤレスの決定版・AirPodsがフルリニューアル!!
2016年の登場以来、常に完全ワイヤレスイヤホン市場を牽引し続けてきたApple「AirPods」。
2019年第二世代が投入されましたが、早くも第三世代のフルリニューアル版AirPods「AirPods Pro」が10月30日に発売されました。価格は27,800円(税抜)。
先日の第二世代AirPodsのマイナーチェンジとは大きく異なり、今回の新型AirPodsは第二世代とは一線を画すフルモデルチェンジがなされています。
主な特長は下記の通りです。
AirPods Proの特徴
- アクティブノイズキャンセリング機能を搭載
- 外部音取り込みモードを搭載
- 耐汗耐水性能IPX4に対応
- 新設計のドライバ&アンプで高音質が実現
- カナル型にモデルチェンジされて装着感が向上
- 感圧式センサー採用で使い勝手が向上(「Hey, Siri」と併用で最強)
デザインが開放型から密閉型(カナル型)に刷新されたことからも窺えますが、これらの特徴を見ただけで新型AirPodsがどれほど従来型とは趣を異にしているかが分かりますね。
従来の”完全ワイヤレスイヤホン無双”なスペック・使い勝手を継承しつつ、さらなる進化を見せる「AirPods Pro」。これは間違いなく今後の完全ワイヤレスのベンチマーク的製品になるでしょう。
では早速、満を持して登場した史上最強”確定”の完全ワイヤレスイヤホン、Apple「AirPods Pro」について詳しく見ていきましょう。
本記事の内容
Apple AirPods Proレビュー|製品情報
まずはApple「AirPods Pro」のスペックについてザッと見てみましょう。
サイズ | イヤホン(片耳):H30.9×W21.8×D24.0mm 充電ケース:H45.2×W60.6×D21.7mm |
重量 | イヤホン(片耳):約5.4g 充電ケース:約45.6g |
充電用ポート | Lightningコネクタ |
Bluetooth規格 | Ver.5.0 |
連続再生時間 | 約4.5時間 (+充電ケースで24時間以上) |
フル充電所要時間 | イヤホン本体:約60分 ※急速充電:5分充電で1時間駆動※ 充電ケース:約120分 |
Qiワイヤレス充電 | 〇 |
対応コーデック | SBC AAC |
防水性能 | IPX4等級 ※イヤホン本体のみ※ |
付属品 |
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保証 | 12か月メーカー保証 |
互換性 |
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防水性能「IPX4等級」:あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)
Apple AirPods Proレビュー|優れているポイント
ここでは従来機に比べて「AirPods Pro」が優れているポイントに注目してみましょう。
先進のアクティブノイズキャンセリング
アンチノイズを発生させて音を消失させる
「雑音を音で消す」というキャッチフレーズにあるように、外側に搭載されたマイクで周囲の音を検知してその音と釣り合うアンチノイズを発生させて外部の音を消失させます。
さらに内側に搭載されたマイクで耳の内側の不要な音も除去。
高精度のノイズキャンセリングを行ってくれます。
通話の際もノイキャン性能が効果を発揮
このノイズキャンセリング機能は通話の際にも効果を発揮するので、非常にクリアなハンズフリー通話が実現。
なお音声や動きを感知する加速度センサーとデュアルビームフォーミングマイクの連携も健在で、クリアなハンズフリー通話に貢献します。
装着したまま会話ができる外部音取り込みモード
周囲の音や近くにいる人の声を聴きたい場合に役立つのが「外部音取り込みモード」。
音楽を再生しながら自然な感覚で相手の声や周囲の音を聴くことができるようになります。
モードの切り替え方法はいたって簡単で、「AirPods Pro」本体の軸部分に搭載された感圧センサーを長押しするだけでOK。
さらに磨きがかかったハイクオリティサウンド
専用に設計された高偏位Appleドライバ・ハイダイナミックレンジアンプによって、従来型とは一線を画した秀逸なサウンドクオリティを実現。
またアクティブイコライゼーション機能によって、各々の耳にあった音質に最適化する機能も搭載されています。
内部に搭載されたマイクで流れる音楽を検知。中周波と低周波を調整して、オーディオを最適な状態にします。
カナル型により装着安定性や遮音性が向上
従来のインイヤー型からカナル型にデザイン変更が行われ、これまでは得られなかった装着安定性を創出することに成功しています。
イヤーチップは内側に向かって細くなっていて、通気孔が圧力を均一化。とても自然な着け心地を実現させています。
なおイヤーチップはスモール・ミディアム・ラージの3種類が用意されています。
耐汗耐水性能IPX4に対応
防水性能IPX4等級に対応し、運動時の発汗やちょっとした雨を気にせずに使用することができるようになりました。
防水性能「IPX4等級」:あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)
感圧式センサー採用で操作性が向上
音楽や通話のコントロールからアクティブノイズキャンセリング・外部音取り込みモードの切り替えなどは軸部分に内蔵された感圧センサーを使う仕様になりました。
従来型のタッチセンサー式よりも誤作動などが生じる可能性が低くなって、さらに使い勝手が向上しました。
Apple AirPods Proレビュー|外観・付属品
外観
いよいよノイズキャンセリング機能が搭載された新生AirPods。
これまでのAirPodsと比べると、デザインの細部にこだわりを感じますね。
装着すると軸部分が前方に流れるような角度が付きましたが、この絶妙な角度がなかなかカッコよく感じます。
軸がかなり短くなった印象で、これがまたカッコよさに寄与。
ユーザーのイヤホン脱着を感知するセンサーは従来型と同様の配置。
カナル型イヤホンに変更されたことに伴って、専用のイヤーピースを装着するようになりました。
引っ張って外す、押し込んで付ける。
ワンタッチで着脱可能な機構を採用していて、とても交換が容易です。
「AirPods Pro」の操作は、軸部分に搭載された感圧センサーで行います。
物理ボタンではありませんが、使用感は驚くほど物理ボタンに近いです。
ハウジング外側、軸の根元にある黒のラインは「メッシュ状のマイクロフォンポート」らしく、これが強風の中でもクリアな通話を実現させることに一役買っています。
デザイン的にも従来型のAirPodsよりメリハリがあって、良いアクセントになっていますよね。
性能もそうですが、全体的にデザイン性がアップした印象を受けましたね。
これまでの”うどん型”よりもディテールにこだわりが感じられるデザインで、率直にカッコイイです。
今度は「ドライヤー」「マダツボミ」などと揶揄されていますが(確かに似ている)、僕は”うどん”同様に”マダツボミ”も好きですよ。
充電ケースは、基本的なデザインや質感ともに従来のAirPodsを踏襲しています。
背面にはBluetoothの手動接続時などに使用するボタンが配されています。
充電ポートは変わらずLightningポートを採用。
手に乗せるとサイズ感はご覧の通り、ちょうど手で包める感じです。
従来型のケースと比較するとワイドになりましたが、高さは無くなりましたね。
厚みはほぼ同じですね。
携帯性に関しては従来型とさほど変わらない印象です。
付属品
「AirPods Pro」の付属品は次の通りです。
付属品一覧
- Wireless Charging Case(充電ケース)
- シリコン製イヤーチップ(3種類:S / M / L)
- Lightning & USB-Cケーブル
- マニュアル
充電ケースに入れっぱなしでもバッテリーに害無し!
先日Appleカスタマーセンターに問い合わせてみたところ、充電ケースにAirPods Proを入れっぱなしにしておいてもバッテリーに悪影響は無いそうです。
バッテリー性能の劣化を気にせずケースに入れておけるのは安心ですね。その辺りの技術もアップルはしっかりしているようです。
個人的には、有線による充電をおすすめします
Qiワイヤレス充電はデバイスのバッテリー性能を劣化させる恐れを孕んでいるので、個人的にはおすすめしません(僕はQiを使わないようにしています)。
バッテリーが劣化する原因の筆頭に挙げられる要因に”過熱”があります。Qiはこの”過熱”をバッテリーに与えてしまう恐れがあるので、バッテリー性能を劣化させる恐れがあります。
「ワイヤレス充電したら駄目!」と声高に言うつもりはありませんが、こういう可能性があるということを知っておいてもらえたら僕としては本望です。
【注意点】充電ケーブルがUSB-Cに変更
「AirPods Pro」では充電ケーブルが従来のUSB-Aから次世代規格USB-Cに変更されています。
必ずしも必要ではありませんが今後はUSB-Cによる充電が基本に移り変わっていくことが目に見えているので、この機会にUSB-Cポート対応充電器を一つ持っておくといいかもしれません。
ニーズに合わせて下記の充電器がおすすめですよ。参考までにどうぞ。
USB-C対応おすすめ充電器
- 「AirPods Pro」の充電ケースにしか使う予定がない
- Anker「PowerPort III Nano」(ポート数1)
- ノートパソコンの急速充電もできるタイプがいい
- Anker「PowerPort Atom PD1」(ポート数1)
- 複数のデバイスを同時充電させたい
- Anker「PowerPort I PD - 1 PD & 4 PowerIQ」(ポート数5)
※USB-Cポートは1口です。 - Anker「PowerPort Atom PD2」(USB-Cポート数2)
- Anker「PowerPort I PD - 1 PD & 4 PowerIQ」(ポート数5)
- 持ち運べる充電器がいい
- Anker「PowerCore 10000 PD Redux」(モバイルバッテリー)
- RavPower「RP-PB122」(モバイルバッテリー+急速充電器)
Apple AirPods Proレビュー|ペアリング方法(接続方法)
ここではiPhoneを使った「AirPods Pro」のペアリング登録方法を解説します。
まさに”簡単手間要らず”を体現したようなイージーペアリング。
他社製品のペアリングを行ったことがある方ならきっと「なんてペアリングだっ!!」と驚くはず。
製品購入後、充電ケースを開けるだけで自動的にペアリングモードに移行してくれるので、あらかじめ接続させるiPhoneのホーム画面などを開いておくと作業がスムーズです。
ペアリング登録の手順
ペアリング登録手順
- (iPhoneのBluetooth機能をオンにしておく)
- 「AirPods Pro」の充電ケースを開ける
- iPhone画面に表示される「接続」をタップする
- 「AirPods Pro」の使用方法の解説を見る
- iPhone画面に表示される「完了」をタップする
念のため「設定」→「Bluetooth」の項目でBluetooth機能がONになっていることを確認しておきましょう。
上の画像のようにBluetooth機能がONになっていたらペアリング準備は万端です。
まず「AirPods Pro」の充電ケースを開きましょう。すると充電ケースのLEDが白く点滅してペアリングモードに自動移行してくれます。
瞬く間にiPhoneに検知されて、iPhoneの画面上に「AirPods Pro」のペアリング画面が表示されます。
AirPods Proが検知されない場合
稀にAirPods Proが検知されない場合もあるようです。そんなときは充電ケース裏のボタンを長押ししましょう。
iPhoneがそれに反応して「接続」ボタンを表示してくれます。
iPhoneの画面に「接続」と表示されるので、これをタップしましょう。
すると自動的に「AirPods Pro」の使い方の解説が始まりますよ。
このインストラクションは「AirPods Pro」を使いこなす上で欠かせない機能説明になっているので、一通り見ておくことをおすすめします。
インストラクションが終了すると接続完了です。
あとは表示される「完了」ボタンをタップしてペアリングモードを終了させましょう。
たったこれだけの手続きでペアリング登録完了。
感動的ユーザーエクスペリエンス。
これだけ簡潔にまとめられていると気持ちいいですね。
他のiOSデバイスにも自動的に紐づけて登録!
一度iPhoneで登録すれば、同一のApple IDでサインインしているすべてのデバイスに「AirPods Pro」が紐づけ登録されます。
つまりiPhoneでペアリングしてしまえば、もはや所有しているiPadやMacbookではペアリング手続き不要で「AirPods Pro」が使えます。いちいち他の端末で登録しなくていいなんて、便利過ぎます。
ペアリング登録以後の接続方法
ペアリング登録後、AirPods ProをiPhoneに接続するには、iPhoneの近くで充電ケースのフタを開けるだけ。それだけで自動接続されます。
万が一自動接続されない場合は、AirPods Pro本体をケースから取り出し、スマホのBluetooth設定画面でBluetoothデバイス一覧にある「AirPods Pro」をタップすればOK。
それでも反応が無かった場合は、AirPods Pro本体をケースに収納した状態でケース裏のボタンを長押ししましょう。
すると画面にペアリング登録と同様に「接続」と表示されるので、それタップして接続させましょう。
androidでも使用可能
「AirPods Pro」はBluetooth5.0に対応したデバイスならペアリング可能なので、基本的にandroid端末でも使えます。
Apple AirPods Proレビュー|使ってみて感じたこと
ノイズキャンセリングが完全ワイヤレスとしては神レベル
アップル神が降臨しました、驚きのノイズキャンセリング性能です。
正直ソニーの立場が亡き者にされた気がします・・・。
ノイズ打ち消し性能がかなり強力!
実用性十二分なノイズキャンセリングを完全ワイヤレスイヤホンで成し遂げちゃってます。
ザックリ伝えと、ノイキャン性能で選ぶならSONY「WF-1000XM3」よりも「AirPods Pro」の方がオススメ。これは間違いないです。
理由は簡単でノイズを打ち消す性能がアップルの方が上だから。これに尽きます。
例えばそれなりに混雑した駅構内でノイキャンONにすると、冗談抜きで、図書館に瞬間移動したような感覚になります。いや、図書館以上かも・・・。
誰もいない擬似空間に飛ばされたような感覚にさえなる「AirPods Pro」の高性能ノイキャンは、ノイズキャンセリング性能目当てで購入するユーザーの欲求に十分応えてくれる性能といっていいでしょう。
ノイキャンの没入感を活かした使い方
僕は「AirPods Pro」のノイズキャンセリングで得られる没入感をデスクワークや読書、トレーニングシーンで活かしています。
ノイキャン性能がかなり強く働いてくれるので耳栓代わりに最適なんですよね。なのでデスクワーク中や集中して本を読みたいときなどに活躍しています。
またIPX4の防水性能に対応したことも相俟って、筋トレシーンでもノイキャンが大活躍。徹底的に集中してゾーンに入るには最適なんです。
BOSEのノイキャンと比較すると?
「AirPods Pro」の”リアル”なノイキャン性能を伝えておくと、正直BOSEのノイズキャンセリング性能には今一歩及ばないと、個人的には感じました。
僕が知るBOSEノイキャンは「Quietcontrol 30 wireless headphones」や「NOISE CANCELLING HEADPHOENS 700」などによるものですが、よりノイズ打ち消しの精度が高くて静か。より自然な印象も受けます。
とはいえ、これらは「左右一体型」や「ヘッドホンタイプ」のBluetooth再生機器なので、正確な比較にはなりません。むしろ完全ワイヤレスでこのノイキャン品質を実現させたアップル「AirPods Pro」の功績は大きいと思います。
外部音取り込み機能の性能も完全に実用レベル
音楽を聴きながら周囲の音にも気を配ることができる「外部音取り込みモード」もかなりハイレベルなクオリティで搭載されました。
ここでもソニーの立場が危うい・・・。
いきなり実用レベルと外部音取り込み機能を搭載
音楽鑑賞と周囲の音の取り込みが見事なバランスで耳に届きます。
僕は実際に音楽を聴きながら電車に乗ったりコンビニで接客を受けたりしましたが、特に問題なく過ごすことができました。むしろ店員さんと普通に会話できることに驚いたくらいです。
何も付けていない素の状態で聴く音とは違って、ある種の加工が施されたような音に聞こえる感覚こそありますが、多少の慣れの問題でしょう。
ちなみに車を運転する際にも、音楽をかけない状態で装着してみましたが、これまた良好でした。
ただいつどんな挙動が生じるか未知の部分があるので、万が一を考えると運転中の装着は控えた方がいいように感じました。条例などの法的問題も絡んでくることなので、個人的には装着しない方が無難だと思います。参考までに。
ノイキャン・外部音取り込みの切り替えがもう”神”でしかない
既にお伝えした高性能ノイズキャンセリング性能、そして外部音取り込み機能。
これらのモード切り替えは「AirPods Pro」の軸部分に搭載されている感圧センサーを長押しすることで切り替えられるんですが、これが神レベルの使い勝手を実現させています。
2~3秒グッと感圧センサーをつまんでやるだけで「ピロ~ン」と音が鳴ってモード切り替えしてくれる操作性は秀逸。これだけ瞬時かつ手軽にノイキャンと外部音取り込みをチェンジできる完全ワイヤレスイヤホンって存在しなかったと思うんですよね。
これはリアルに”生活の一部”になりかねない、恐ろしく”できた子(デバイス)”かもしれないです。
操作感
iPhoneとの抜群の相性の良さは健在で、完全ワイヤレスイヤホンの使用感としては最高峰であることに疑いはないレベル。
第二世代から対応したSiriの音声による呼び出し機能も搭載していますが、今回「AirPods Pro」に新たに搭載された感圧センサーが素晴らしい出来栄えです。このおかげで使いやすさは飛躍的に向上しましたね。
感圧センサーによる操作は、基本的に下記のようになっています。
感圧センサーによる操作方法
- 1回押す:再生/一時停止、着信応答
- 2回押す:次の曲にスキップ(曲送り)
- 3回押す:前の曲にスキップ(曲戻し)
- 長押し:ノイキャン・外部音取り込みモード切替
- 「Hey Siri」と言う:音声認識しシステムを呼び出す
音量調節は叶いませんが、それ以外の音楽に関するコントロールやノイズキャンセリングモードと外部音取り込みモードの切り替えが感圧センサーで行えますね。
ちなみにこの感圧センサーは物理ボタンじゃないのでカチカチと押すことはできないんですが、実際に押してみると押し応えが完全に物理ボタンなんです・・・。
もはや物理ボタンの感覚で使えるので、押し損じが起きにくく操作ミスが劇的に減ります。タッチセンサーだった従来型とは比較にならない使い心地の良さですよ。最高。
すべて声で操作できてしまう手軽さ
実は紹介した感圧センサーの操作を含めて、音量調節や道案内などを「Hey Siri」の音声操作で行うことができます。
一例ですが「Hey Siri・・・」と言ったあとに下記の言葉を続けて操作可能です。
音声による操作方法
- 「再生/一時停止」:「再生して/止めて」
- 次の曲にスキップ:「曲を飛ばして」
- 前の曲にスキップ:「曲を戻して」
- ノイキャン・外部音取り込みモード切替:「ノイズキャンセルONにして」
- 音量調節:「音を大きくして」
中でも僕が気に入っている使い方は、土地勘の無い場所でコンビニを探す際などにハンズフリーでSiriに尋ねる活用法です。
「Hey Siri, 近くのコンビニ教えて」と聞くだけで「お探しの場所が複数見つかりました・・・」とアナウンスが始まって、一つ一つのお店への経路案内を提案してくれます。
「はい」と応じると、その場所までの具体的な経路を地図アプリで表示、案内を開始してくれるんです。
「今何時?」とか「〇時〇分にリマインドして」などのコマンドを使うこともありますね。手が離せないときには助かります。
他にも数え切れないくらいの有用性を秘めた「Hey Siri」がハンズフリーで使えるのは、一種の革命的機能でしょう。そんな機能を備えた「AirPods Pro」の操作性は抜群と言わざるを得ません。
装着感
インイヤー型からカナル型に変更がされたことから、装着感に劇的な改善がもたらされるんだろうなぁということは想像したんですが、その想定の斜め上行く快適な着け心地だったことには衝撃を受けました。
カナル型になって装着安定性は格段に向上
まずインイヤー型からカナル型になったことで、より耳穴の奥にググッとイヤホンが固定されてフィット。これによって装着感の良好や安定性が格段に進化しましたね。
過去のAirPodsとは根本的に別物。もはやサードパーティー製の落下防止アイテムが不要なレベルです。
絶妙なシリコン製イヤーピースの優れた密閉性
触った感じでは特別感がないんですが、耳に着けてみるとその遮音性の高さに驚かされます。
工事現場のコーンのような円錐型の形状をした独自のイヤーピース軸、それを包み込むシリコン製の外装、それが一体になったイヤーピースとイヤホン本体ハウジング部分の絶妙な一体感。
もはや一人のユーザーでしかない僕の理解の範疇を超えた良質な装着感を成し遂げていることだけは、すこぶる装着感が良いので分かりますw
言うまでもなく、この密閉性の高さはAirPods Proの音質を高める一因になっていることは間違いありません。
音質
もはやアップルの高い技術力はパンピーでは理解できないレベル。
搭載された高偏位Appleドライバ・ハイダイナミックレンジアンプによって、これまでのAirPodsとは一線を画したサウンドクオリティを実現させると同時に、アクティブイコライゼーション機能によって、ユーザーそれぞれの耳に適した音質に調整する機能も搭載。さらに内部に搭載されたマイクで流れる音楽を検知して中周波と低周波を調整することでオーディオを最適な状態に・・・。
何言ってるかよく分かりませんがw 聴けば分かる、従来型を突き放すような音質改善が成されています。
全体的にクリアで粒立ちが良い
音質は従来型に比べて格段に粒立ちがよいものになっていて、クリアネスが劇的に向上したのが分かります。
密閉性が音場感の醸成に貢献
高い密閉性が音の臨場感の再現性を高めているので、音の反響が心地よく美しいです。
また同時に重低音の力強さを生み出すことにもつながっていて、非常にメリハリのあるパワフルな低音域を体感することができますよ。
AirPods Proはハンズフリー通話も超快適
高性能ノイキャン技術が実現させるハンズフリー通話は、ハンズフリー通話の新たな1ページを記したといってもいいかもしれません。
それもそのはず「AirPods Pro」は毎秒200回もノイズキャンセリングを行ってイヤホン内部の雑音を取り除いているそうな。そりゃ聴きやすくもなりますわ。
そんな高性能さもあって「AirPods Pro」は、完全にヘッドセットを兼務するポテンシャルを有しています。
別記事でヘッドセットのおすすめ記事も書いていますが、超格安なGlazata「E30」で2,000円。高性能なPlantronics「Voyager Legend」で7,000円ほどなので、その価格が「AirPods Pro」の販売価格に乗っかってると考えたらちょっと「AirPods Pro」がリーズナブルに感じてくるような気が・・・ちょっと強引ですかねw
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【失敗しないBluetoothヘッドセット選び方】テレワークなどのビジネスシーンや運転中のハンズフリー通話に最適なBluetoothヘッドセットまとめ
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妥協を感じさせないサウンドは総合評価すれば十二分!
まさかここまで音が良いとは思いませんでした。
正直2万円台後半のイヤホンとしては、最高の音質とは言い難いのは事実が、「AirPods Pro」が持つ音質以外の多くの優位性を加味すれば、このサウンドクオリティは上出来すぎます。もう少し音質が粗悪でも僕は他の製品よりも「AirPods Pro」を選ぶと思います。それくらい音質は上々でした。
価格を度外視すれば、その他の完全ワイヤレスイヤホンは壊滅させるだけのインパクト(価値)がある製品。これで価格が1万円台半ばとかだったら、完全ワイヤレスイヤホン市場がほぼ「AirPods Pro」の独占市場になるでしょうねw
Apple AirPods Proレビュー|まとめ
「【🎵AirPods Proレビュー】ノイズキャンセリング機能&防水性能搭載!カナル型・外部音取り込み機能など刷新された最強の完全ワイヤレスイヤホン最新型」と題して、これからの完全ワイヤレスイヤホンの新基準となる完成された史上最強TWS、Apple「AirPods Pro」について紹介してきました。
AirPodsを超えるのは"AirPods"だけ
市場には数え切れないほどの完全ワイヤレスイヤホンが存在しますが、いずれも総合力でAirPodsに勝るイヤホンは存在しないと言っていいでしょう。それほどまでにAirPodsは登場時点で完成された製品でした。
そんな完全ワイヤレスイヤホン市場のリーディングプロダクトだったAirPodsを超えたのは、やっぱり同郷アップルの「AirPods Pro」でしたね。
2016年から2019年までの市場動向を振り返ると、今後またしばらく「AirPods Pro」の独断場が続きそうです(実際は「AirPods(第二世代)」と「AirPods Pro」のツートップだと思いますが)。

SONY「WF-1000xm3」とガチ比較してみました
Apple「AirPods Pro」の購入を考えている方の中には「AirPods ProとSONYのノイキャンワイヤレスって、どっちがいいんだろう?」という疑問を持っている方もいらっしゃると思います。
同じ時期に登場したノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレスイヤホンですから、否が応でも目に入ってきますよね。気になります。
そんなわけで両機を所有する僕が実際に「AirPods Pro」と「WF-1000xm3」をガチ比較してみました。何らかの参考になれば幸いです。
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【🎵AirPods Pro対SONY WF-1000XM3比較検証レビュー】ノイズキャンセリング性能・音質・使い勝手など話題のノイキャン完全ワイヤレスを比較してみた
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第二世代AirPodsは「AirPods Pro」と競合関係にあらず
「AirPods(第二世代)」は決して「AirPods Pro」と競合関係には当たりません。
価格が段違いですし、「ノイズキャンセリング」や「外部音取り込み」に対するニーズは、必ずしも万人のものではありませんからね。
いずれは「AirPods Pro」のようなノイキャンワイヤレスが基礎的デバイスとして定着していくと思いますが、それはもう少し先の話。
今完全ワイヤレスイヤホンを購入検討するなら、「AirPods(第二世代)」にも十分な価値があると思いますよ。
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【🎵Apple AirPodsレビュー】24時間使えるおすすめ完全ワイヤレスイヤホンは重量たった8g!エアポッドは感動体験型Bluetoothイヤホン
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【2020年最新版】最強Bluetoothイヤホンまとめました
2020年最新の買って後悔しない最強Bluetoothイヤホンをまとめた記事が公開中です。
それぞれ独自の強みを持った秀逸な完全ワイヤレス・左右一体型Bluetoothイヤホンをまとめました。
これさえ見れば、25年4月時点で最も優れた機種を把握できますよ。要チェック!
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【Bluetoothイヤホン2020年まとめ】最強のワイヤレスイヤホン厳選!!買って後悔しないおすすめBluetoothイヤホン|完全ワイヤレス・左右一体型ともにご紹介
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この記事が完全ワイヤレスイヤホン購入を検討している多くの方の一助になれば、嬉しく思います。
CDを購入・レンタルして、お金と時間を無駄にしてませんか?
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たった1枚のCDに2,000円も払うとか、経済的に痛すぎると思いませんか?
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音楽配信サービスなら月額980円で数千万曲が聴き放題!
もちろん最新作もリリース当日に聴けちゃいます。
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コミュニケーションアプリ「LINE」でお馴染みのLINE株式会社が提供する「ラインミュージック」は、LINEと強力な連携が行えるただ一つの音楽配信サービスになります。
【25年4月現在】「ラインミュージック」で聴けるアーティスト
25年4月現在、「ラインミュージック」で聴ける代表的な音楽アーティストをほんの一部ですが掲載してみました。
洋楽アーティストに関しては、ほとんど網羅されていると言ってよいので、下記は邦楽アーティストに限定して掲載しています。
楽曲聴き放題のアーティストの例示
- 米津玄師
- BTS
- BLACKPINK
- LiSA
- 安室奈美恵
- 嵐
- [ALEXANDROS]
- いきものがかり
- 宇多田ヒカル
- AKB48
- Aimer
- 欅坂46
- コブクロ
- サザンオールスターズ
- スピッツ
- TWICE
- DREAMS COME TRUE
- 乃木坂46
- Perfume
- 浜崎あゆみ
- BUMP OF CHICKEN
- 星野源
- Mr.Children
- ももいろクローバーZ
- ゆず
- L'Arc~en~Ciel
音楽配信サービス全体で権利が解禁されていないジャニーズ系アーティストなどは流石に聴けませんが、これだけ押さえておきたいアーティストが数多く名を連ねているので、ラインナップに不満を感じることはありません。
最近はアーティスト側で音楽配信サービスへの意識が変化していて、続々と音楽配信サービスへの楽曲提供が発表されています。なので現状聴くことのできないアーティストが聴けるようになる日もそう遠くないでしょう!
「ラインミュージック」の特長
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