- JPRiDEのトランスミッター&レシーバー「JPT1」が気になってる
- だけどネット上に「JPT1」に関する情報が少ないから、正直買うのが不安
- 実際「JPT1」を使用して書かれたレビューが読みたい
- メリット・デメリットなどを吟味して購入検討したい
上記のようなお悩みを抱えた方に向けた記事になります。
先日複数のトランスミッター&レシーバーを購入して、良し悪しを確かめた結果、JPRiDE「JPT1」が僕にとってのマイベストトランスミッター&レシーバーとなりました。
決め手はiPhone&android対応のコーデックによる高音質、携帯性抜群の18g超軽量ボディ、高い基本性能に見合わない割安価格です。
APT-X HDのようなハイレゾ級の音質は期待できませんが、普段聴く分には全く問題ありません。むしろ超軽量だから街歩きの際にBluetoothイヤホンのように有線イヤホンを無線化させて闊歩できたり、家ではテレビでド迫力サウンドを堪能&車移動の際はカーオーディオに接続してスマホで音楽鑑賞できる利便性の高さの方が、僕には大きなメリットに感じました。
何より30日間100%返品・返金保証してくれてるのが嬉しい!
という感じで僕にとっては大満足なJPRiDE「JPT1」の良いところ・悪いところを、これからレビューしていきたいと思います。
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JPRiDE JPT1|JPRiDEって?
そもそもですが、皆さんはJPRiDEってご存知でしたか?
まずは気になるメーカーについてザッと触れておきましょう。
そもそもJPRiDEって?
JPRiDEっていうメーカーは、僕的には同社の「model 708」というBluetoothイヤホンを買うまでは「JPRiDE?なにそれ?」って感じだったんですが、実はここ数年で秀逸なイヤホンを多く市場に投入していて、多くのユーザーから高い評価を得ている今注目の新興音響メーカーなんです。
僕は2018年7月の「model 708」発売以来の付き合いですが、JPRiDEのサポートセンターは非常に迅速に対応してくれて懇切丁寧です。以前こちらの手違いで同一商品を多く発注してしまった際も、快く返品・返金に応じていただきました。「どんな理由でも100%返品・返金保証」との謳い文句にウソ偽り無しです。あくまで私見ですが、総じてなかなか信頼の置けるメーカーさんだと思いますよ。
2018年には批評雑誌『家電批評18年7月号』のアンダー1万円Bluetoothイヤホン部門のベストバイを受賞。
高いコストパフォーマンスを実現させることに秀でたJPRiDEの真髄を垣間見た出来事となりました。
そんな実力派メーカーのトランスミッター&レシーバー「JPT1」について、以下からご紹介していきましょう。
JPRiDE JPT1|基本スペック
JPRiDE「JPT1」は、iPhone&android端末の両方に対応、特にandroidでは高音質なAPT-X LLに対応していて、超軽量18gでバッテリーも12時間以上持つ、至れり尽くせりなコスパの高いトランスミッター&レシーバーです。
JPT1のスペック表
まずは「JPT1」のスペック表を見てみましょう。
項目 | JPRiDE「JPT1」 |
重量 | 18g |
バッテリー 駆動時間 |
TXモード:13h RXモード:12h |
充電時間 | 2時間 |
対応コーデック (TXモード) |
APT-X LL APT-X SBC |
対応コーデック (RXモード) |
AAC SBC |
2台同時ペアリング | 〇 |
価格 | 3,480円 |
とても3,480円の割安価格とは思えない高いスペック。特にこの価格でAPT-X LLという高音質コーデックとiPhone向けのAACコーデックに対応してるのは非常に貴重です。
このTXモードで高音質「APT-X LL」に対応していることは、様々なシーンで重宝するので、要チェックですよ。
ちなみに強いてデメリットを挙げるなら光デジタルケーブルに非対応、ハイレゾ級のサウンドが聴けないこと。ハイエンド製品クラスに求められる機能ですが、この2点でしょうか。そこまで必要のない方にとっては、無用の長物ですから、さほど気になるデメリットではないと思います。
APT-X LL/AACコーデック対応だから高音質・低遅延
JPRiDE「JPT1」はandroid端末向けの「APT-X LL」、iPhone向けの「AAC」コーデックに対応しているので、どちらの端末でも高音質なサウンドを楽しむことができます。
特に「APT-X LL」は「APT-X」の上位規格で、ワイヤレスとは思えないクオリティの音質を実現させる技術なので「ワイヤレスだから仕方ない・・・」なんてことにはなりません。
さらに高度なコーデックに対応していることから、無線通信にありがちな音の遅延がほとんどありません。体感するようなレベルじゃないので、実質「遅延無し」と言い切っても差し支えないほど。
このレベルの音質が3,480円とか安すぎて、他社からしたらもはや営業妨害じゃないですかね。
めちゃくちゃ軽い18gライトボディ
冗談かと思うほどの軽量ボディは18g。体感的には、もうほぼゼロですね。
さらにボディのサイズも超コンパクト。厚さが12.4mmしかないんですよ。幅と奥行きもたった43.8mm。
恐らくJPRiDE「JPT1」よりもコンパクトなトランスミッター&レシーバーは無いんじゃないかと。
これだけ超軽量薄型ボディになると、カバンどころか胸ポケットに入れても全然かさばらない。というか入ってるのを忘れます笑
不足を感じない12時間超の長寿命バッテリー
JPRiDE「JPT1」に搭載されたバッテリーは250mAhの容量を誇り、「JPT1」を送信機として用いる「TXモード」で約13時間、受信機として用いる「RXモード」で約12時間の駆動時間を実現させています。
12時間もあれば、ほぼ1日は充電不要で通せます。充電時間も満充電まで約2時間と早いので、こまめにチャージしてもいいですね。
価格が良心的すぎる
高音質コーデック「APT-X LL」とiPhone向けの「AAC」に対応し、使い勝手の良い超軽量薄型ボディ、十分な容量の長寿命バッテリーと、トランスミッター&レシーバーのミドルクラスでも引けを取らない高いスペックを誇っているJPRiDE「JPT1」が3,480円(2019年1月時点)は超破格です。
ハイエンド製品から見ればハイスペックとは言い難いですが、価格を据え置きつつ、ここまで基本性能を高めた製品は皆無じゃないでしょうか。偏に脱帽。Amazon's choiceに選ばれてるのも納得です。
個人的には3,000円台前半っていうのも地味に手を出しやすいですよね。後半になるとちょっと渋っちゃいます。
30日間返金保証+正規保証1年の手厚すぎる保証
JPRiDE「JPT1」のお買い得感に拍車をかけるのが、このJPRiDEお得意の100%返品・返金保証と1年間のメーカー保証のセット。
至れり尽くせり過ぎて、もう買わない理由が見つかりません・・・。
JPRiDE JPT1|外観・付属品
ここでは外観とJPRiDE「JPT1」に同梱されている付属品についてご紹介します。
外観
上記画像のとおり、非常にスッキリした外観です。
触った感じの素材感は安っぽさ満点ですが、マッドブラックなカラーには品を感じますよ。
手に乗せてみると、いかにJPRiDE「JPT1」のボディがコンパクトか分かります。
付属品
JPRiDE「JPT1」には、本体の他に次のようなものが付属品として同梱されています。
- USB-Microチャージングケーブル
- 3.5mmステレオAUXケーブル
- RCAステレオケーブル
- 取扱説明書
JPRiDE「JPT1」をトランスミッターまたはレシーバーとして使用する際に必要になるケーブル類は一式付属しているので、何の不自由も感じません。
JPRiDE JPT1|接続方法(ペアリング)
ここではJPRiDE「JPT1」を他の機器とワイヤレス接続させる(ペアリング)方法について説明しましょう。
1分もいらない超簡単ペアリング
TXモードの場合
「JPT1」を送信機として使用するTXモードのペアリング方法は、下記の通りです。
- Bluetooth対応機器(イヤホン・スピーカーなど)をペアリングモードにする
- JPT1の電源を入れて、電源ボタンを素早く2回押します。
- JPT1とBluetooth対応機器を近づけておくと30秒ほどでペアリング完了。
本体が他の端末に接続されていない場合は、電源が入った後、速やかにペアリングモードに移行します。
RXモードの場合
「JPT1」を受信機として使用するRXモードのペアリング方法は、本体の電源を入れて、電源ボタンを素早く2度押します。
すると本体内蔵のLEDが素早く赤色と青色に点滅してペアリングモードに移行します。
あとは接続したいスマホなどのBluetoothをオンにすれば、自動的に接続されます。
本体が他の端末に接続されていない場合は、電源が入った後、速やかにペアリングモードに移行します。
接続されない場合はBluetoothの設定画面から手動で接続を試みてみましょう。
iPhoneの場合、上記のように「JPRiDE-JPT1」というデバイス名が表示されるので、タップして接続させましょう。
JPRiDE JPT1|操作性
JPRiDE「JPT1」には「電源ボタン(MFB)」と「モード切替スイッチ」しか操作する箇所がないので、非常にシンプルな操作方法で使いやすいです。
電源の入れ方・落とし方
電源ボタンを3~4秒ほど長押しすると電源のオン/オフができます。
TX/RXモードの切替
TXモード・RXモードの切り替えは、スイッチをスライドさせるだけ。直感的で分かりやすいですね。
TXモード独自の操作
ペアリングリストの消去方法
これまでペアリングした機器の登録を解除したい場合は、下記の手順でリストの消去を行いましょう。
- TXモードの状態で電源を切る
- 電源が切れたら3秒ほど待って、RXモードに切り替える
- RXモードのまま、再度電源を入れる
RXモード独自の操作
音楽の再生/一時停止
音楽再生中に電源ボタンを短く押すと「再生/一時停止」が行えます。
ペアリングリストの消去方法
これまでペアリングした機器の登録を解除したい場合は、下記の手順でリストの消去を行いましょう。
- RXモードの状態で電源を切る
- 電源が切れたら3秒ほど待って、TXモードに切り替える
- TXモードのまま、再度電源を入れる
JPRiDE JPT1|音質
やはりといいますか、さすが「AAC/APT-X LL」コーデック対応なので良質です。
音質は良好、特にAPT-X LLは秀逸
ワイヤレスで聴いているとは思えない良質なサウンドが実現しています。
AACは良好、APT-X LLは最高
AACコーデックの場合は有線ほどの音質ではありませんが、実用性は十分で迫力のあるサウンドを堪能できます。
一方APT-X LLコーデックはAACを上回るデキで、素人なら有線との違いは分からないんじゃないでしょうか。そんな感じの高いレベルで音を楽しめます。
あまりコーデックは気にしなくてもよいという意見も聞かれますが、少なくとも今回に関してはAPT-X LLであることが高音質の理由なんじゃないかなぁと感じました。
APT-X LLはTXモードに対応しているので、テレビやパソコンの音をBluetoothイヤホンに飛ばす際などに最適ですよ。
念のため付け加えておくと、音量を最小にすると「サァー・・・」というノイズ音が微かに聴こえますが、これはBluetooth接続特有のものです。Bluetooth接続には付きものですが、音量を少し上げるだけで耳に入ってこなくなるので問題ないと思います。
APT-X LLの高音質を堪能する際の注意点
ただ注意してほしいのはAPT-X LLの高音質を楽しむには、Bluetooth機器側もAPT-X LLに対応している必要があります。
お手持ちのBluetoothイヤホンなどが対応しているといいのですが、もし対応していなかったり、これから調達しようと検討中であれば、同じくJPRiDEから出ている「model 708」がおすすめです。
リーズナブルだけど完全防水で8.5時間再生、しかもiPhone&android対応の超高コスパな最強Bluetoothイヤホン。レビュー記事もあるので、よろしければどうぞ。
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【JPRiDE model 708レビュー】完全防水&8.5時間再生のiPhone・android対応Bluetoothイヤホンがコスパ最強説
続きを見る
JPRiDEが完全ワイヤレスイヤホンでも超高コスパ製品を投入!
2019年7月JPRiDEが満を持して完全ワイヤレスイヤホン「TWS-520」をリリースしました。これがまた低価格帯完全ワイヤレス製品の価格破壊の引き金になりそうな超高コスパっぷりを発揮しています。
1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンを買うなら「TWS-520」が最強ということだけお伝えしておきましょう。詳しくは下記の記事をチェック!
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【JPRiDE TWS-520レビュー】防水性能IPX5&急速充電搭載で五千円!6.5H連続再生可能な高コスパ完全ワイヤレスBluetoothイヤホン
続きを見る
音飛びや遅延は感じられないレベル
遅延がまったく無いといったらウソなんだと思いますが、体感的には皆無!と断言できる実用性十二分なレベル。とにかく聴いていて音飛び・遅延は一切感じられません。
音楽再生はもちろん、動画再生でも試聴してみましたが、演者の口の動きと音にズレが一切ありませんでした。
やっぱり上位規格のコーデック対応は違いますね。
JPRiDE JPT1|おすすめの活用シーン
自宅のリビングでテレビの音をBluetoothヘッドホンに飛ばして・・・といった通常利用は皆さんの想定を出ないと思います。
そこでここでは2年近くJPRiDE「JPT1」を愛用し続けている僕的におすすめの活用方法をご紹介します。
有線イヤホンをBluetoothイヤホン化させて街歩き
外出時はワイヤレスイヤホンが便利で重宝するのは分かるけど、お気に入りの有線イヤホンを持って外出したいという方もいるのでは?
そんな時はJPRiDE「JPT1」に有線イヤホンを差して、RXモードでスマホの音楽を楽しむ方法がおすすめ。「JPT1」は18gしかないからコードと一緒に内ポケットや胸ポケットに入れておけば、全然かさばりません。
3,480円で有線イヤホンを無線化できるなんてお得じゃないですか?僕はこの使い方のおかげで愛用していた有線イヤホンをリバイバルさせることができましたよ。
カーオーディオにつないでスマホの音楽を楽しむ
JPRiDE「JPT1」はBluetooth非対応のカーオーディオを載せている車と連携させるのもグッドです。
3,240円でカーオーディオをBluetoothに対応させる
旧型のカーオーディオにも有線イヤホンを差し込む3.5mmステレオミニプラグが付いているはず。
そこにJPT1をAUXケーブルでカーオーディオにつないでRXモードにすれば、スマホの音楽を車内で楽しめるようになります。
カーオーディオを買い替えると相当なお金が必要になりますが、JPRiDE「JPT1」なら3,240円で済みます。Bluetooth様様ですね。
車載用充電器でバッテリーの不安を解消
ただJPRiDE「JPT1」をカーオーディオ専用にする場合はバッテリー充電の必要が出てきます。
常に車内に「JPT1」を備えておくなら、車載用充電器を持っておくといいでしょう。
必要最低限の機能があれば十分なので、下記のような1,000円くらいの車載用充電器で十分です。
JPRiDE JPT1|まとめ
「【JPRiDE JPT1レビュー】iPhone&android対応!高音質で100%返金保証のトランスミッター&レシーバー」と題して、高い基本スペックをリーズナブルな価格で購入できる秀逸なトランスミッター&レシーバーJPRiDE「JPT1」をご紹介してきました。
エントリーモデルにも良し、末永く愛用するも良し
JPRiDE「JPT1」について改めてまとめると、次のような感じでしょうか。
- iPhone&android対応の高音質コーデック
- 特にandroid向け「APT-X LL」の高音質はヤバイ
- 超軽量18gボディ
- 12時間連続駆動の長寿命バッテリー
- 30日間の100%返品・返金保証&正規保証1年間付き
- これだけ揃って3,480円!
これほど「リーズナブル」と「ハイスペック」を両立させたトランスミッター&レシーバーは見たことがありません。
それだけにトランスミッター&レシーバー初心者のエントリーモデルとしては最高、またハイエンド製品ほどの高機能は不必要で割安価格でワイヤレスサウンドを楽しめればそれでいい方にも最適です。
これだけ材料が揃っちゃうと買わない理由が無いです。ちなみに僕は手厚い保証にやられて購入を決めたくちです。