DVDコピーデータをパソコンで再生できる定番フリーソフト
本記事の想定読者
- パソコン上で動画再生できる便利なソフトを探している
- 多様なOS・幅広いファイル形式に対応したメディアプレーヤーを探している
- DVDやブルーレイをコピーして作成した動画ファイルを再生する方法について知りたい
あらゆる動画再生は「VLCメディアプレーヤー」におまかせ！
パソコン上で動画ファイルを再生するなら、無料で使える「VLCメディアプレーヤー」というソフトが最適です。
幅広いファイル形式に対応していて、OSもWindows・Mac・Linux・Unixなど幅広く対応しているので、パソコンで動画を見たいすべての方にオススメできます。
DVDをコピーして作成した動画ファイルの再生もOK！
「VLCメディアプレーヤー」なら、DVDをコピーして作成するISO形式やMP4形式の動画ファイルも問題なく再生することができますよ。
ちなみにDVDのコピー方法については、下記の記事で詳しく解説しています。
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【24年版】DVDコピーに最適な無料＆有料ソフトは？
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関連記事【22年版DVDコピー方法】セル＆レンタルDVDの処理方法を網羅的にご紹介！
無料で使える動画再生ソフトの使い方を徹底解説!!
そんなわけで本記事では、幅広い形式の動画ファイルをパソコン上で再生することができる無料の動画再生ソフト「VLCメディアプレーヤー」の使い方について、分かりやすく解説していきます。
本記事の内容
VLCメディアプレーヤーとは？
VLCメディアプレーヤーのロゴ
ここではまず「VLCメディアプレーヤー」の概要について、簡単に解説しておきましょう。
無料で使える「VLCメディアプレーヤー」
「VLCメディアプレーヤー」は無料のマルチプラットフォーム対応のマルチメディアプレーヤーで、DVDやオーディオCDなど、様々なメディア・フォーマットを再生できる優れたソフトウェアです。
実のところ「VLCメディアプレーヤー」をパソコンに入れておけば、パソコン上の動画・音楽再生に不自由することはありません。
「VLCメディアプレーヤー」はiPhone・androidにも対応しているのでスマホ上でも動画再生可能ですが、今回はパソコンでDVDコピーして作成したデータを再生する方法を中心にご紹介します。
主な特徴
「VLCメディアプレーヤー」の主な特徴には、次のようなことが挙げられます。
すべてのプラットフォームで使える
「VLCメディアプレーヤー」はWindows、Mac OS Xをはじめ、Linux、Unix、iOS、androidといった多くのプラットフォームで使用可能です。
豊富な再生可能なメディア・フォーマット
「VLCメディアプレイヤー」は数多くのメディア・フォーマットに対応しています。
あまりにも豊富過ぎて全てのここで記載するのは割愛させてもらいますが、基本的なデータ形式はすべてフォローされていると考えていいでしょう。
これ一つをパソコンに入れておけば、動画・音楽再生に不自由することはないという所以はこれですね。
完全無料のソフトウェア
非常に多機能で使い勝手の良い「VLCメディアプレーヤー」は完全無料で使えるメディアプレーヤーです。
広告表示などの一切されないので、非常にストレスフリーでもあります。
カスタマイズ性あり
今回本記事では触れませんが、「VLCメディアプレーヤー」は”スキン”という仕組みが用意されていて、プレーヤーのビジュアルなどを自由にカスタマイズすることができます。
自分だけのVLCメディアプレーヤーが作れるのは、とても魅力的ですね。
すべてのパソコンユーザーにおすすめできるメディアプレーヤー
以上のような特徴を備えた「VLCメディアプレーヤー」は、無料ということもあって、すべてのパソコンユーザーにおすすめできる秀逸メディアプレーヤーです。
ぜひこの機会に、本記事を参考にして「VLCメディアプレーヤー」を導入してみましょう！
インストール方法
ここからは「VLCメディアプレーヤー」のインストール方法について、具体的に解説していきます。
「VLCメディアプレーヤー」をダウンロードする
まずは公式サイトから無料で「VLCメディアプレーヤー」をパソコンにダウンロードしましょう。
ただしWindowsユーザーの方には注意点があります。
Windows版はビット数に応じたバージョンをダウンロード
小難しい説明は端折りますが、Windows版には「32ビット版」「64ビット版」の２種類が用意されていて、ご自身のパソコンがどちらに属するのか確認したうえで「VLCメディアプレーヤー」をダウンロードする必要があります。
ここではWindows 10を用いて、自分のパソコンのビット数を確認する方法を解説しましょう。
まずWindowsキーを押しながら「I（アイ）」キーを押して「Windowsの設定」という画面が表示させましょう。
表示されたら左上にある「システム」をクリックしましょう。
続いて左側にある項目群をスクロールすると一番下に「バージョン情報」という項目があるので、これをクリックします。
こうして表示された右側の「デバイスの仕様」と書かれた項目にある「システムの種類」に”xxビット”と記載されているはずです。
これがあなたのパソコンのビット数なので控えておきましょう。
なおWindows10以前のOSを使用している方は、下記のマイクロソフト公式サイトにビット数を確認する方法が解説されているのでチェックしてみるといいでしょう。
>>自分のパソコンが 32 ビット版か 64 ビット版かを確認したい｜Microsoft Windowsサポート
【全プラットフォーム共通】ダウンロード方法
ここからはWindows以外のプラットフォームも共通の手順になります。
まずは下記のリンクから「VLCメディアプレーヤー」公式サイトにアクセスしましょう。
>>VLCメディアプレーヤーをダウンロードする｜VLC公式サイト
「ダウンロード VLC」と書かれた黄色のボタンの横にある矢印マークをクリックするとOSごとのダウンロード先が表示されるので、あなたのパソコンに合ったOS名をクリックしましょう。
Windowsの32ビット版は「Windows」、64ビット版は「Windows 64bit」と書かれた項目を選択します。
するとページが切り替わって自動的にソフトのダウンロードが開始されるので、完了するまでしばらく待ちましょう。
これで「VLCメディアプレーヤー」のダウンロードは完了です。
「VLCメディアプレーヤー」をインストールする
続いてダウンロードしたファイルを開いて、「VLCメディアプレーヤー」をパソコンにインストールしましょう。
Windowsの場合、上のようなアイコンがダウンロードファイルになります。
これをクリックして「VLCメディアプレーヤー」のインストールを始めましょう。
まず言語選択の画面が表示されるので、お好みの言語を選択しましょう。
ここでは「日本語」を選択します。
「VLC media player セットアップウィザードへようこそ」と表示されるので、「次へ」をクリックしましょう。
ライセンス契約書が表示されるので、ザッと目を通して「次へ」をクリックします。
「コンポーネントを選んでください」と表示されて、インストールオプションの選択が行えますが、基本的にそのままでOKです。
特に設定は変更せずに「次へ」をクリックしましょう。
「インストール先を選んでください」と表示されたら、ここも基本的に変更する必要はありません。
特定のフォルダなどにインストールしたいという要望が無ければ、初期設定のまま「インストール」をクリックしましょう。
インストールが開始されるので、しばらく待ちましょう。
パソコンのスペックにも依るかもしれませんが、１分もかからないはずです。
「VLC media player セットアップウィザードは完了しました」と表示されたら、「完了」をクリックしてインストールを完了させましょう。
無事インストール完了です。
これで動画や音楽のデータを再生する準備は整いました。
ISO動画ファイルの再生方法
ここからはISO形式の動画ファイルを「VLCメディアプレーヤー」で再生する方法について解説します。
「VLCメディアプレーヤー」を立ち上げる
まずは「VLCメディアプレーヤー」を起動させましょう。
先ほどの設定通りにインストールするとデスクトップ上にショートカットアイコンがあるはずなので、それをクリックしましょう。
上のような操作画面が表示されたらOKです。
ISOファイルを開く
続いて「VLCメディアプレーヤー」でISOファイルを読み込みましょう。
「VLCメディアプレーヤー」の操作画面左上にある「メディア」から「ファイルを開く」をクリックしましょう。
ファイルを選択する画面が立ち上がるので、再生したいISOファイルを探して選択したら「開く」ボタンをクリックしましょう。
するといきなりISOファイルに収録された動画の再生が始まります。
このまま流しておいてもDVD本編に移りますが、ちょっと冗長なので「DVDメニュー」を開きたいと思います。
DVDメニューを開く
DVD-ROMに収録されている「DVDメニュー」という機能を使えば、直感的に音声や字幕などの設定が行えます。DVDをレコーダーに入れて再生する際にリモコンの「メニュー」ボタンを押すことで表示される画面と同一のものですね。
ISOファイルの場合、この「DVDメニュー」を使うことができますよ。
操作画面上部の項目にある「再生」から「タイトル」、そして「DVD Menu」を選択しましょう。
するとDVD-ROMの場合と同じようにDVDメニューを操作することができます。
好きな項目をマウスポインターでクリックするだけで、直感的に操作することができますよ。
ショートカットキーを使えば、もっと自由に簡単に操作できます
また別の操作方法としてショートカットキーを使う方法が挙げられますが、これは後ほど「便利なショートカット操作」でまとめてご紹介しましょう。
MP4動画ファイルの再生方法
ここではMP4形式の動画ファイルを「VLCメディアプレーヤー」で再生する方法について解説します。
MP4の再生方法はISOと同じ
実のところMP4動画ファイルの再生方法は、既にご紹介したISO動画ファイルとまったく同じです。
前項でご紹介したISO動画ファイルの例を参考にしてもらえれば幸いです。
MP4では行えないこと
MP4とISOで違うポイントは、MP4ファイルはISOファイルほど多機能ではないため「DVDメニュー」が使えないことや、DVDをコピーした際の設定に沿った機能しか付帯していないことが挙げられます。
例えばDVDをコピーした際に字幕データを盛り込んでデータ変換していなかった場合、VLCメディアプレーヤー上で字幕データを表示させることはできません。
便利なショートカット操作
ここではVLCメディアプレーヤーをより便利に使うために知っておくと便利な「ショートカットキー」についてご紹介します。
便利なショートカットキー
再生・一時停止する
動画の再生・一時停止を行うには、スペースキーを押しましょう。キーボード一番下の行にある長めのキーですね。
押すたびに再生・一時停止が交互に行われます。
全画面表示する
再生されている画面をディスプレイいっぱいに広げたい場合、いわゆる全画面表示にしたい場合は「F」キーを押しましょう。
押すたびに全画面表示のON・OFFが交互に繰り返されます。
「VLCメディアプレーヤー」の画面上をダブルクリックすることでも全画面表示の切り替えが可能です。
音量調節する
音量ボリュームを調節したい場合は、矢印キー「↑（上矢印）」「↓（下矢印）」を押しましょう。
「↑（上矢印）」は押すたびに音量を５％ずつ上げることができ、「↓（下矢印）」は音量を５％ずつ下げることができます。
マウスのスクロールホイールを上下に回転させても音量調節が可能です。
音声の言語を切り替える
動画内で発せられる音声の言語を切り替えるには「B」キーを押しましょう。
押すたびにデータ内に登録されている言語に次々と切り替えることができます。
字幕の言語を切り替える
動画内で表示される字幕の言語を切り替えるには「V」キーを押しましょう。
押すたびにデータ内に登録されている言語に次々と切り替えることができます。
字幕表示を消したい場合にも使えます。
基本的に字幕データの最後は「字幕トラック：無効」という項目になっているはずです。
DVD再生ソフト「VLCメディアプレーヤー」｜まとめ
「VLCメディアプレーヤーの使い方｜DVDデータの再生方法」と題して、あらゆる動画ファイルを再生することができる優れた動画再生ソフト「VLCメディアプレーヤー」の使い方について、詳しく解説してきました。
無料で使えるメディアプレーヤーの決定版
「VLCメディアプレーヤー」は高機能で完全無料、操作方法も分かりやすくてシステムの不具合もないので、快適に使うことができるメディアプレーヤー。まさに決定版と言っていい秀逸ソフトです。
何といっても無料なので、まずはこの機会にソフトウェアをインストールして使ってみてはいかがでしょうか？
広告なども一切表示されない良心的なフリーソフトは、他ではそうそうお目にかかれませんよ！
>>VLCメディアプレーヤーをダウンロードする｜VLC公式サイト
DVDをコピーしてISOまたはMP4形式のファイルにする方法
冒頭でもご紹介しましたが、DVDはコピーしてISO形式またはMP4形式の動画ファイルに変換することができます。
詳しい方法については下記の記事にまとめて掲載しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
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