容量4.7GB超のISOファイルをDVD-ROMに焼く方法を解説!!
本記事の想定読者
- セル&レンタルDVDを丸々コピーしてDVDに焼きたい
- 作成したISOファイルが4.7GBオーバーの容量だからDVDに焼けない!
- DVD-5・DVD-9って何のこと?
- DVD-Rの容量4.7GBを超えたISOファイルをDVD-ROMに焼く方法が知りたい
- ライティング費用を安く抑えられる焼き方ってある?
- そもそもDVDに焼かずにDVDの動画を観ることってできないの?

DVDコピーソフトで作成したISOファイルが大きすぎる!?
「DVDをコピーできたのはいいけど、出来上がったファイルの容量が大きすぎてDVDに焼けない!」
こんな経験ありませんか?
原因はDVDコピーの型式
結論からお伝えすると、これはDVD-9形式でDVDコピーが行われたことが原因です。
関連リンク【DVDコピー99.9%成功させる方法】レンタルDVDを無料でダビング・リッピングしてパソコンに取り込む方法|フリーソフトshrinkなど使ってお得に動画を保存
DVDコピーの形式は大きく「DVD-5」「DVD-9」の二種類があって、前者の方がデータ容量は小さくなります。
この形式はDVDコピーソフトによっても対応の有無が分かれていて、どちらかにしか対応していないもの、逆に両方に対応しているものが存在します。
仮に片面一層式のDVD-Rに4.7GB以上のISOファイルを焼く場合、まず「DVD-5」対応のDVDコピーソフトを導入してDVDをコピーし直したうえで、再度DVD-Rにライティングする必要があります。

容量の大きなISOファイルをDVD-ROMに焼く方法について徹底解説!!
そんなわけで今回はDVD-Rに焼けない容量になってしまったISOファイルをDVD-ROMに焼く方法について、解説していきます。
ライティング方法そのものは決して難しいものではないので、本記事を参照してもらえればスムーズにライティングを行ってもらえるはず。

では早速、データ容量4.7GB以上のISOファイルをDVD-ROMに焼く方法について、詳しく見ていきましょう。
本記事の内容
4.7GBを超えるDVDデータの焼き方|DVDライティングの基礎知識
ここではレンタルDVDなどをコピーして作成したISOファイルをDVD-ROMにライティングするうえで、知っておいてほしいことについて解説していきます。
「DVD-5」と「DVD-9」
今回浮上している「ISOファイルがDVD-ROMに焼けない」問題の根底には、「DVD-5」「DVD-9」と呼ばれるDVDコピーする際の形式が絡んでいます。
以下で簡単に解説しましょう。
DVD-5とは
「DVD-5」とは、片面一層式のDVD-R(容量4.7GB)のことを指しています。
ISOファイルをDVDに焼く際に用いられるのは、この容量4.7GBのタイプが一般的です。
DVD-9 とは
「DVD-9」とは、片面二層式のDVD-R(容量8.5GB)のことを指しています。
「DVD-5」に比べてデータが圧縮されていない分だけ高画質なことが特徴です。
DVDコピーソフトによって処理する形式は異なる
そして「DVD-5」「DVD-9」という形式は、DVDコピーソフトによって対応に違いがあります。
代表的なDVDコピーソフトの対応状況を下記にまとめました。
ソフトウェア名 | DVD-5 | DVD-9 |
DVD Shrink | ○ | × |
WinX DVD Ripper Platinum | × | ○ |
VideoProc | × | ○ |
DVDFab11 | ○ | ○ |
DVD-ROMにライティングしないのであれば、これらの形式にこだわる必要はありません。
一方でISOデータをDVD-ROMに焼くことが想定されるのであれば、これらの形式の対応は考慮すべきでしょう。

DVD-9形式のISOファイルは片面一層式DVD-Rには焼けない!
以上の基礎知識を踏まえて改めてお伝えすると、4.7GBの容量を超えるDVD-9形式で作成されたISOファイルは、容量4.7GBに留まる片面一層式のDVD-Rには焼くことができません。
つまり例えば「WinX DVD Ripper Platinum」や「VideoProc」といったDVDコピーソフトで処理したISOファイルは、片面一層式のDVD-Rには焼けないということになります。
4.7GB以上のISOファイルは片面二層式DVD-R DLに焼く
もし4.7GBを超えるISOファイルをDVD-ROMにライティングしたいのであれば、片面二層式のDVD-R DLを用意して焼きましょう。
このあとご紹介しますが、ライティング方法そのものは片面一層式の場合と同様です。
後ほどご説明しますが、片面二層式DVD-R DLは、片面一層式DVD-Rに比べて割高なので、長い目で見た場合には経済的リスクを考慮しましょう。
4.7GBを超えるDVDデータの焼き方|4.7GBを超えるISOファイルのライティング方法
ここでは実際に4.7GBを超えるDVD-9形式のISOファイルをDVD-ROMにライティングする方法について、解説していきます。
必要なもの
DVD-9形式のISOファイルのライティングに必要なものは、下記の通りです。
必要なもの
- DVD-R DL(片面二層式・約8.5GB)
- ライティングソフト
DVD-R DL(片面二層式・約8.5GB)
ちなみに今回使用したDVD-R DLは、三菱ケミカルメディア製の「録画用 DVD-R DL」になります。
確かな品質のDVD-ROM製品を使わなければライティングエラーが生じてしまうので、DVD-Rはあまりケチらない方が無難です。
ライティングソフト
ライティングソフトは、無料で使える「ImgBurn」があれば十分です。
「ImgBurn」のインストール方法などライティングソフトについて詳しく知りたい方は、下記の記事を参照しましょう。
関連リンク【DVD焼き方まとめ】ISOファイルをDVD-ROMに焼くライティングソフトを使った焼き方を解説|Windows10なら標準搭載のライティング機能で書き込み可能!
ライティングの手順
「ImgBurn」を使った片面二層式DVD-R DLにISOファイルを焼く手順は、下記の通りです。
まずはImgBurnを立ち上げて「イメージファイルをディスクに書き込み」をクリックしましょう。
操作画面が表示されたら、ISOファイルを指定するために「入力元」と書かれた欄にあるフォルダマークをクリックしましょう。
ファイルを指定する画面が表示されたら、焼きたいISOファイルを選択して「開く」ボタンをクリックしましょう。
操作画面の「入力元」欄にISOファイルの情報が記載されていればOKです。
あとは空のDVD-R DLをドライブにセットすれば準備OKです。
ライティング開始ボタンをクリックして、書き込み作業を始めましょう。
この画面が表示されたら、あとはライティング作業完了まで待つだけです。
英語でポップアップ表示される場合がありますが、「OK」を選択しておけば間違いありません。
これで「ImgBurn」を使ったDVDのライティングは完了です。

4.7GBを超えるDVDデータの焼き方|ライティングのコストについて考える
本記事では4.7GBを超えるISOファイルをDVD-ROMに焼く方法についてご紹介していますが、ご紹介したDVD-R DLに焼く方法は、長い目で見るとそれなりにコストが掛かります。
そこでここでは今回ご紹介した方法以外の、比較的安いコストで行える処理方法について提案しておきたいと思います。
DVDを焼くには、結構お金がかかる
片面二層式のDVD-R DLは、片面一層式のDVD-Rに比べて高価なため、ライティング回数を重ねれば、それ相応の経済的負担が強いられます。
もちろん今回ご紹介したライティング方法に則れば、4.7GB超のISOデータをDVD-ROMに焼くことは可能ですし、DVDを焼けることには一定のメリットはあると思いますが、DVD-R DLが1枚130円もすると考えると・・・ちょっと二の足を踏みたくなりませんか?

【節約対策1】DVD-5形式で処理できるコピーソフトを導入する
DVD-ROMに焼くコストを抑えるための代替手段としておすすめしたいのは、DVD-5形式でISOファイルを作成できる高性能DVDコピーソフトを導入することです。
DVD1枚あたりのライティングコストを抑えられる
先ほど触れたように1枚130円ほどのDVD-R DLと比べると、片面一層のDVD-Rならビクターやマクセルのような名の通ったメーカー品でも1枚30円弱で買えるので、ライティングに掛かる費用を大幅に抑えることができます。
新規導入するソフトの費用は、浮いたお金で回収可能
DVD-5形式に対応したDVDコピーソフトには、世界的に認知度が高く最強の処理性能を誇る「DVDFab」をおすすめします。
「DVDFab」のDVDコピーソフト(無期限版)は5,000円ほど掛かる有料ソフトですが、DVD-9からDVD-5の処理に切り替えることで1回のライティングあたり100円ほどコストが浮くので、わずか50回分のライティングで元が取れる計算になります。
ソフトも半永久的に使えるので、中長期的なスパンで考えれば「DVDFab」を導入した方がダンゼンお得です。

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【節約対策2】思い切ってDVDに焼かないで動画を楽しむ
そもそも論ですが、DVD-ROMに焼くことをやめるという選択肢もあります。
DVDの動画データを視聴するために、あえてDVD-ROMにデータを焼いているのであれば、今の時代においては他の視聴方法に移行することは難しくありません。
DVDに焼く費用は案外高くつくので、経済的な負担を考慮するなら尚更DVD-ROMから離れることはおすすめです。
パソコン・スマホ・タブレットで視聴する
この手の代替手段としては、パソコンやスマホ・タブレットで視聴する方法がおすすめです。
DVDの動画データは外付けハードディスクに保存しておいて、適宜パソコンやスマホ・タブレットなどに動画データを入れて直接視聴したり、テレビに接続して大画面で視聴したりすることが可能になります。
このスタイルなら屋内外問わず、好きなタイミングで動画を視聴できるようになりますし、何よりもDVD-ROM自体不要になるので圧倒的に安上がりです。
「DVDデータをiPhoneで視聴する方法」「iPhoneをテレビに接続して視聴する方法」のいずれも当サイトで解説記事を公開しているので、ご興味があれば参照してみてくださいね。
関連リンク【DVDをiPhone/iPadに取り込む方法】無料でISO化させたDVD動画データをMP4変換してスマホ・タブレットで再生する方法
関連リンク【iPhoneをテレビ接続する方法】iPhoneとテレビを繋いでYouTubeや動画配信サービスなどを見る|画面を映すにはHDMIケーブル&アダプタが必須!
4.7GBを超えるDVDデータの焼き方|まとめ
「【4.7GB超DVDデータの焼き方】大容量ISOファイルをDVD-ROMに焼く!4.7GBを超えるISOファイルの焼き方|DVD-9形式は片面二層DVD-R DLを使えばOK!」と題して、片面一層式DVD-Rの容量4.7GBを超えるISOファイルをDVD-ROMに焼く方法や、よりリーズナブルに処理できる代替案などについて、詳しく解説してきました。
理想のDVDライティング方法で動画視聴を楽しみましょう!
今回は7GBを超えるISOファイルをDVD-ROMに焼く方法に加えて、より割安にDVD-ROMに焼く方法やDVD-ROMに焼かずにDVDの動画データを視聴する方法についてご紹介してきました。
楽しみ方は十人十色、ぜひこの機会にあなたにとって最適な方法を知って、DVD動画視聴を楽しんでくださいね。
